「平和サミット」共同声明を採択
✍️記事要約
ロシアに侵攻されるウクライナが提唱する和平案「平和の公式」を協議するスイス中部ビュルゲンシュトックでの「世界平和サミット」は16日閉幕し、ロシアが占拠する原発の安全確保や食料安全保障、強制連行された市民の帰還の3項目を盛り込んだ共同声明を採択した。
主催国スイスによると、80カ国と四つの国際機関が支持したが、新興国のインド、サウジアラビア、南アフリカなどは加わらなかった。今後、3項目に関する行動計画の詳細を詰める。
共同声明で国際的な結束を示してロシアに外交圧力をかけ、最終的に平和の公式をのませたい考え。ゼレンスキー大統領は、国際的に承認された行動計画を策定後、ロシアとの折衝が始まると主張した。ただロシアが譲歩する兆しはなく、影響力を持つ中国はサミットを欠席。戦争終結への道は険しい。
平和の公式はロシア軍の即時全面撤収などを含む10項目。ウクライナは今回、侵攻に中立的な国々の同意を得ようと、ウクライナ南部ザポロジエ原発の安全確保や、穀物の安定供給に基づく食料安全保障、ロシアに拉致された子どもたちの帰還の3項目に議論を絞り込んだ。
■英訳
The "World Peace Summit" in Bürgenstock, central Switzerland, which discussed Ukraine's peace plan "Peace Formula" amid the Russian invasion, concluded on the 16th with the adoption of a joint statement. The statement included three points: ensuring the safety of nuclear power plants occupied by Russia, food security, and the return of citizens forcibly taken away.
According to the host country, Switzerland, the summit was supported by 80 countries and four international organizations, but emerging countries such as India, Saudi Arabia, and South Africa did not participate. The details of action plans related to the three points will be further developed in the future.
The joint statement aims to demonstrate international unity and apply diplomatic pressure on Russia, ultimately pushing them to accept the Peace Formula. President Zelensky claimed that negotiations with Russia would begin once an internationally approved action plan is formulated. However, there are no signs of concessions from Russia, and China, a country with significant influence, was absent from the summit. The path to ending the war remains challenging.
The Peace Formula comprises ten points, including the immediate and complete withdrawal of Russian troops. In this summit, Ukraine focused the discussion on three points to gain the agreement of countries neutral to the invasion: ensuring the safety of the Zaporizhzhia nuclear power plant in southern Ukraine, food security based on stable grain supply, and the return of children abducted by Russia.
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
採択署名に加わらなかったのは、BRICS諸国を中心とする。
インド、ブラジル、南アフリカ、UAEの正加盟国に加え、加盟「検討中」のサウジアラビア。さらに、不支持にまわったタイ、インドネシア、コロンビア、バーレーンもBIRCS加盟に興味を示している。
この他にもメキシコ、アルメニア、リビア、バチカンも支持しなかった。
最終共同声明には、露と友好関係を維持する国々に配慮して、露を非難していない。署名を得られなかったのは、国連憲章に基づきウの領土保全の原則が盛り込まれたからだろう。
それでも、多くのグローバルサウス諸国から「原発の安全確保」「穀物の安定供給」「拉致された子供たちの帰還」の3項目でウの意向が反映された意義は大きい。
ただ、これまでの国連での対露非難決議と今回を比較しても、支持・不支持の状況がほぼ変わっていないのが現状だ。
✅ 平和のためのサミットなんだろう?
戦争で苦しむ人達がいなくなる為が
目的のはずだならばその苦しみを
生み出すものを許さず
戦争に苦しむ人達を救うのが
本筋のはずそれは実行力が必須なんだ
今の世界は混沌として国連さえ
何ら機能していない
このサミットもただの看板だけに
終わらせる事なく必ず実効性ある
結果が伴う会合であるべきだと思う
ここに参加した全ての国々は
本当に世界の平和のための
一国の利益やプライド等捨て
協調してほしいものだ
✅ この戦争が始まった最初の頃、ブチャというところでロシア兵による酷い虐殺が行われたこと、マリウポリというところが陥落寸前でウクライナが頑張っていたこと、たくさんの子供達がロシア兵に拉致され連行されて強制的な施設にに送られたこと、、あれから報道が途切れたが、どうなったんだろう。あの人たちはどこにいるんだろう。私には祈ることしかできません。
普通に暮らせている分、感謝しながら日々を過ごしています。
ウクライナに平和が戻りますように。