「議員の『囲い込み』に裏金使われていた」自民党最大派閥“安倍派”の実態
✍️記事要約
自民党・最大派閥の安倍派。「議員の『囲い込み』に裏金が使われていた」と安倍派議員の元秘書が実態を証言しました。
記者
「午前10時です。東京地検特捜部の係官が家宅捜索に入ります。自民党最大派閥に今、捜査のメスが入ります」
政治の中枢、千代田区平河町にある安倍派の事務所に入った東京地検特捜部による家宅捜索。疑いがもたれているのは、政治資金パーティー収入のキックバックによる「裏金作り」です。
その仕組みはこうです。
各議員には1枚2万円のパーティー券の販売ノルマが割り当てられていて、これは派閥の収益になります。そして、ノルマを超えた差額分が派閥側から還流=キックバックされ、議員側に入るのです。
こうしたカネの流れは政治資金収支報告書に記載する必要がありますが、安倍派では派閥側・議員側ともに一部記載されず、過去5年で総額5億円にのぼるキックバックがあった可能性があります。
安倍派の国会議員の秘書を務めていた男性が取材に応じ、キックバックの実態を証言しました。
安倍派議員の元秘書
「まあまあ酷いですよ、どこも。派閥としての慣例、慣習というのがあって、普通に知らずにキックバックを貰って、『よかった』と言って平気な顔をしてポケットに入れている人もいる。悪気が無くてやっているかもしれない」
元秘書は「キックバックは派閥の慣習」と明かしました。実際、安倍派の議員たちは…
安倍派 堀井学 前内閣府副大臣
「事務所の運営を楽にしようと思ったために、こういう制度、こういう習わしに従ってしまった」
安倍派 宮沢博行 前防衛副大臣
「派閥の方から、かつて収支報告書に記載しなくてよいという指示があった」
辞任した安倍派の鈴木前総務大臣は、キックバックについてこう表現しました。
安倍派 鈴木淳司 前総務大臣
「この世界で『文化』と言うと変ではあるが、認識はあったのかなと自分は思っている」
「キックバックは文化」。その目的について、安倍派の元秘書は…
安倍派議員の元秘書
「例えば選挙の時に派閥から別で(選挙資金を)もらえるとか。派閥の規模を維持するためにキックバックを渡して、派閥から出ないように囲い込みをする」
自民党の最大派閥、99人の議員を擁する安倍派の「囲い込み」にキックバックによる裏金が使われていたと証言しました。
キックバックはいつから行われ、収支報告書への不記載を国会議員は了承していたのか。
特捜部は実態解明を進めるものとみられます。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
特に安倍氏は民主主義は数だの人。今回の事態も安倍派らしいと言えば安倍派らしい。
中選挙だ小選挙区と言われるが、そんなことは本質的な問題でなく、選挙活動そのものをお金がかからないようなんらか規制するのが早いように思う。
選挙をお金がかからない仕組みにすれば、政治家になれる人の間口が広がり、政治家の新陳代謝が行われ2世とか3世などの問題も解決するように思う。
✅ キックバックを政治活動資金と称すれば無税になり、個人的使途を活動資金だと主張されれば追求の仕様がない。
これは法律が整っていないが故の顛末だ。
野党は政治資金規正法の見直しと改正法案、また文書通信費などは議員支給の給与内で賄う等の強い改正案を出す必要がある。
自民の閣議決定など全く当てにならない。
✅ 確かに現行制度の政治家はお金がかかるらしいが、全国にこれだけ優秀な大学だの研究所があって「どうして政治家はお金が必要なのか」「お金がガラス張りになる新制度の提案」みたいな研究をどこもしないのか?そんな本が出ないのか?
このまま永久に仕方ない仕方ないで貴重な時間を潰すことの繰り返しをしててもしょうがないだろうに。