ハマス戦闘 日ヨルダン外相が協議
✍️記事要約
中東のイスラエルとパレスチナ自治区のガザを実効支配するイスラム組織「ハマス」の間の戦闘を巡り、上川外相は9日、隣国・ヨルダンのサファディ副首相兼外相と電話で会談し、事態の悪化を防ぐため、緊密に連携していくことで一致した。
上川外相は訪問先のブルネイで、サファディ氏との電話会談に臨み、会談は約20分間にわたり行われた。
サファディ氏は、「現地の情勢についての深刻な懸念を共有する」と述べ、今回の戦闘を受けて、ヨルダン政府が行っている外交努力について説明した。
これに対し、上川外相は、ヨルダンの外交努力を評価し、「日本としても事態の更なるエスカレーションを防ぐべく関係者と意思疎通をしている」と伝え、「ヨルダンとともに引き続き連携して取り組んでいきたい」と述べた。
また、上川外相は、パレスチナ武装勢力による攻撃について「罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐はどのような理由であれ正当化できず、日本として強く非難する」と表明するとともに、イスラエル側の攻撃についても「多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮する」と述べた。
その上で、上川外相とサファディ氏は、「暴力は何も生み出さず、更なるエスカレーションを防ぐことが重要である」として、関係者に対する働きかけを含め、今後も両国が緊密に連携していくことで一致した。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ 我が国が直接影響力を持つことはないが、いざとなったら日本に声を掛けることも可能だぞというプレゼンスを双方に与えておくのは大切だ。利害において中立な我が国だからいざというときに、何か出来ることもあるだろう。とにもかくにもしっかりと外交的発信をあらゆる面で継続してほしい。
✅ 日本のプレゼンス拡大としての外交努力は必要だろうけど、こんな時にまた北朝鮮あたりからミサイルが飛んできたり、中露の艦艇が日本を周回して威圧して見せたり、油断をせずに祖国の安全保障に注力してもらいたい。
アゼルバイジャンとアルメニアの火種も回廊の問題にイランが絡み完全に鎮火していない。やっぱり負の連鎖が一番怖い。万全を期して北方と南西に目を光らせるべきた。現状で米国を当てにはできない状況だと思う。