マスク着用「個人判断」から１カ月 医療現場から懸念の声［2023.4.16］

政府がマスクの着用を「個人の判断」としてから１カ月。５月８日には新型コロナの感染症法上の分類が２類から５類に引き下げられます。感染者数が減少する一方で医療現場からは懸念の声があがっています。

石倉先生：
ここがその重症のコロナ病床なんですけれども今は誰もいない。ただ４床は確保しています。

その一方で気になるデータも。４月３日から９日の県内の１週間の感染者は１３週間ぶりに上昇に転じました。

石倉先生：
これからゴールデンウィークを控えますし５月８日からからは（コロナが）５類に移行するという状況と流行が重なって大きな流行になることを心配しています

医療現場から懸念の声があがるなか政府は感染症法上の位置づけが５類に移行したあと感染者の療養の目安をこれまでの原則７日から原則５日に変更することを正式に表明しました。このことについて石倉センター長は・・・

石倉先生：
唐突だと思いますね。

政府は新型コロナの感染症法上の位置付けが５類に移行したあと感染者の療養の目安を発症翌日から原則５日間とすることを正式に表明しました。

石倉先生：
唐突だなと思う。５類になったからすぐ変更する理由というのは見当たらない

これまでは原則７日間でしたが季節性インフルエンザと同じ療養期間に改められます。

記者：
インフルエンザと新型コロナは病気が違うと思うのですが（自粛期間の）足並みをそろえるというのはおかしいと思うんですが

石倉先生：
一つ一つ疾患の特徴を捉えてある程度の療養期間を決めるべき。５日経っても体調が優れなければもう少し療養するということは必要であるしそこまで５日にこだわる必要はない。

また政府は発症後１０日間はマスク着用を呼び掛けるほか児童生徒の学校の出席停止期間は発症から５日間が経過しかつ症状が軽くなって１日を経過するまでなどの方針を示しています。

◇　　　◇　　　◇