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ヤクルト村上 史上最年少100号の原点[2021.9.20]

ヤクルト村上 史上最年少100号の原点


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✍️記事要約

✅ 【ヤクルト】村上宗隆、高校時代徹底指導「フライを打て」史上最年少100号の原点

◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―1広島(19日・神宮)

 夕暮れの神宮に、白球が舞った。村上の視線が、打球の行く先を示していた。ツバメ党で埋まる右翼席に、待望のアーチが飛び込んだ。「神宮で、ヤクルトファンの前で打てたことはうれしい。節目、節目では何か縁があるのかな」。2点リードの初回1死。4試合ぶりの35号ソロは、史上最年少21歳7か月での通算100号本塁打。観戦に訪れた両親の前で、西武・清原和博の21歳9か月を更新する快挙を達成し、誇らしげに記念ボードを掲げた。

 長距離砲の才能は少年時代から見せていた。中学3年間在籍した熊本東リトルシニアの吉本幸夫監督は、「練習場は右翼側が85メートルで10メートル近い(防球)ネットも越えていた。100メートル近く飛んでいた」と証言。熊本・九州学院高で3年間指導した坂井宏安前監督は、入学直後の打撃を見て「癖のないフォームで、打撃のバランスがすごく取れている」。1年から主軸を任せ、指導法も徹底した。「『打球を飛ばせ。ゴロを打つな、フライを打て』としか言っていません。ゴロを打てと育てたら、彼の持っている良さが生きない」

 成長を支えたのは、失敗する恐怖に打ち勝つための練習量。坂井前監督は「試合前はよく緊張していた。緊張するということは怖がること。だから練習をする。そういうものを彼は持っています。どれだけやっても、不安が消えることはないんです」。技術を突き詰め、高校通算52本塁打。18年のヤクルト入団直後には、当時、巡回コーチだった杉村現1軍打撃コーチを「松井秀喜とか筒香(嘉智)に匹敵するスイング」と驚かせるレベルに成長した。

 18年9月16日の広島戦(神宮)で、初打席初アーチを放ってから3年。不動の4番に成長し、379試合目での快挙も通過点にすぎない。「目標はまだまだもっと上にあります」。今季は東京五輪金メダル獲得にも貢献。21歳はどんな成長曲線を描くのか、想像もつかない。(小島 和之)

◆村上のこれまで

 ▽18年 プロ1年目は強化指定選手として2軍戦で出場を重ね、9月16日の広島戦(神宮)で初打席初アーチの鮮烈デビュー。

 ▽19年 1軍で143試合に出場。4番も25試合務め打率2割3分1厘、36本塁打、96打点。高卒2年目以内の36本塁打は、53年に入団2年目の西鉄・中西太に並ぶ最多。新人王も獲得。

 ▽20年 全120試合に4番で先発し、打率3割7厘、28本塁打、86打点。4割2分7厘で最高出塁率のタイトルを初受賞。

 ▽S村上が通算100本塁打 ヤクルトの村上宗隆内野手(21)は19日、対広島18回戦(神宮)の1回に高橋昂から右越えに35号ソロを放ち、通算100本塁打を達成した。プロ野球303人目。21歳7か月での到達は、89年清原和博(西)の21歳9か月を抜く最年少記録。

  ◇   ◇   ◇  

☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 才能があって、努力もしているから美しい!やっぱり、ホームランは、野球の醍醐味。努力は嘘をつかないから、精進を続けて欲しいなぁ。気が早いけど、王さんの記録を超えて️
✅ この記事を読むと、村上は大谷と同じように節目節目でいい監督・コーチに出会えている。お互いプロに入った球団も結果的にはよかった。この運のよさもスター選手ならではなのだろうね。
✅ 全ての選手にそれが正解とは言えないが、少なくとも村上の器を見抜き、高校野球で終わらせちゃいけない、って覚悟を感じさせる素晴らしい指導。えてして高校野球では、特に私学とか名門と言われる学校では目先の勝利に拘り過ぎ、大器を型にはめて小さくまとめて長所を潰してしまいがちなのに。

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