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ワクチン接種しまくった日本人…それでもコロナが急増している理由とは[2023.10.6]

ワクチン接種しまくった日本人…それでもコロナが急増している理由とは

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✍️記事要約

✅ 世界と比べても「ワクチン接種」しまくった日本人…それでも2022年からコロナが急増しているのはなぜなのか

新型コロナウィルスに対し、厚生労働省は今年度末まで自己負担なしでワクチン接種できる特例接種を続けている。今年の5月に感染症法上の位置づけが5類に変更されたが、コロナの感染予防対策としたワクチン接種は、どのような効果をもたらしていたのか。膨大なデータをもとに見てみよう。

世界と比べて日本はどれくらいワクチンを接種したのか

まず、日本がどれくらいワクチンを打っているのか、これは他国と比較しないと多いのか少ないのかわかりませんので、世界における日本の位置づけを確認します。2022年末の時点において、ワクチンを少なくとも1回接種した人の割合を、多い順に並べたグラフを見てみましょう。データのある国は230か国ありますが、そのうち上位49か国を抽出します(図1)。

日本はデータのある230か国中42位の84.35%で、かなり上の方です。なお、最上位の方は100%を超えていますが、これは住民以外の人にもワクチンを打っているためです。

このグラフはイギリスのオックスフォード大学が公表している「Our World in Data」のデータを使ったものですが、首相官邸のサイトを見ると、1回以上接種者の割合は81.0%となっており、数字にズレがあります。ズレの理由は分かりません。

次に、同じく「Our World in Data」から、「people_fully_vaccinated_per_hundred」のデータを確認します。この数字は、2回接種を完了した人の割合を指すものと思われます(図2)。

83.22%と、少しだけ数字が下がりましたが、順位は上がり、データのある230か国中30位です。首相官邸のサイトでは80.1%となっています。
高齢者の方ほど積極的にワクチンを打っている

「ブースター接種」と呼ばれている3回目接種以降の接種者割合については、「Our World in Data」にありません。

首相官邸のサイトを見ると、日本の3回接種完了者の割合は68.7%となっています。4回接種以降の完了者の割合は首相官邸のサイトにも掲載されていません。なお、オミクロン株対応ワクチンの接種率は掲載されていて、45.0%となっており、回を重ねるに連れて接種率が落ちていることが分かります。

首相官邸のサイトにおいて、65歳以上の高齢者に絞ると、1回以上接種者92.7%、2回接種完了者92.5%、3回接種完了者91.3%、オミクロン株対応ワクチン74.5%となっています。高齢者の方ほど積極的にワクチンを打っていることが分かります。

先述のとおり、「Our World in Data」には、3回目以降の接種者割合は無いのですが、「100人あたりの追加接種回数」のデータはあります。このデータは、3回目以降のワクチン接種回数を総人口で割り、100を乗じた数字です。例えば、国民全員に3回目及び4回目の追加接種をした場合、200となります。

それでは2022年末の時点の100人あたり追加接種回数のデータを見てみましょう。トップ50を抽出します。

感染の推移はどうなっているのか

では、感染の推移はどうなっているのでしょうか。2020年と21年の感染者数の推移を縦に並べたグラフで確認してみます(図5)。これはワクチンの無かった20 年と比較するためです。

これをみると、21年の感染者数は、10月頃までは常に前年同日の感染者数を大きく上回っていましたが、ワクチン2回目接種率が70 %を超えた11月あたりになると極端に減少し、20年の数字を下回っています。この点について、「感染の波が収束したタイミングと一致しただけだろう」という見方もあるでしょう。たしかにそれもあります。しかし、「底」が非常に低い点が重要です。

第3波ピーク(21年1月8日)と第4波ピーク(同年5月8日)の間で最も感染者数が少なかったのは、3月8日の599人。

そして第4波ピークと第5波ピーク(同年8月20日)の間で最も感染者数が少なかったのは、6月21日の864人です。
ワクチンの予防効果はあったのか

つまり、波の間の「底」ですら、数が増大していたのですが、第5波ピーク以降で最も感染者数が少なかったのは、11月22日の22人であり、圧倒的に少なくなりました。11~12月にかけて、感染者数が100を切った日は、合計で11日もあります。なお、21年の感染者数が100を切ったのは、11月よりも前の月では1日もありません。

このように、「底」の数字が極端に減ったのは、単に「5波の収束のタイミングと一致して減っただけ」とは言えないでしょう。4波と5波の「底」は864人もいたのに、5波と6波の間の「底」は22人、約40分の1にまで減少したのですから。これをワクチンによる感染予防効果と言われれば、納得する人の方が多数派ではないかと思います。

では、22年についてはどうなのか。これは3年間の感染者数を横に並べた方が分かりやすいので、そのグラフを見てみましょう(図6)。
ほとんど制圧したといえるぐらい感染者数が少なくなっていたのに…

このように、21年11~12月頃は、ほとんど制圧したといえるぐらい感染者数が少なくなっていたのに、22年になると、まるで崖が生えてきたかのように感染者が急増しました。これはオミクロン株が出現したからです。

この株が最初に国内で発見されたのは、21年11月30日でしたが、そこから徐々に広がり、年が明けて大爆発しました。あまりにも凄すぎるので、この株の登場以前の感染状況を見ると、まったく大したものではないように見えてしまいます。

さきほど確認した3回目接種の接種率は、22年6月には60%を超えましたが、その後現在までで最大の波となる第7波(ピークは22年8月19日の26万1004人)が来ていますので、太刀打ちできていません。むしろ増えています。

こうやって見てみますと、21年のデルタ株まではワクチンの感染予防効果が発揮できていたと言われても納得ができますが、オミクロン株については無理でしょう。感染者数がそれまでとは比較にならないくらい爆発してしまったのですから、感染予防効果は期待できません。

ワクチンを打っても感染してしまうのであれば、ワクチンを打つ人は減るでしょう。現に減っています。これは感染が大爆発している現実を見て、「打っても意味が無いのでは」と思った人が増えたのが一因ではないかと思います。

発症予防効果

発症予防効果についてはどうでしょうか。前述のとおり、デルタ株までは感染予防効果が発揮されていたと言ってよいかと思いますので、発症予防効果もあったと言ってよいでしょう。

ではオミクロン株以降についてはどうでしょうか。感染者数が急増しましたが、これは、発症した人がPCR検査を受けて感染が確認された、というケースが大半を占めるでしょう。要するに発症者が大量発生したということですから、発症予防効果もあまり期待できないのではないかと思います。

本当はもっと感染者がいて、ワクチンのおかげで発症が抑えられていた可能性もあるかもしれませんが、それを確認できるデータがありません。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 67歳ですが、ワクチン未接種です。コロナ感染履歴無し。
今夏の納涼祭で、隣席の同期の友人、対面の近所のおばんさんなど
その後、納涼祭での感染疑いでコロナ感染が数人出ました。
感染者は全員、複数回ワクチン接種履歴有り。
何もしてない私が感染しないのに、
ワクチン接種で副反応で苦しんだ人がコロナ感染して、
自分の信念でワクチン接種しなかったことに満足してます。
✅ インフルエンザが流行するようになって久しい。ワクチンを打つのは希望者だけだが、どれほど有効なのか分からないので、打ったことはないがどこかで感染しているのではないかと思っている。新型コロナはニュータイプで初期の症状のすさまじさは世界中に広まって、やはりワクチン打たねばと思った。自分が感染体験のない事がはっきりしていて、感染したらどれほどの事になるか不明だからである。しかし4シーズンも繰り返せばその実態はだんだん分かってきて、インフルエンザの対応と同じレベルと自分で納得しワクチンはもうやめた。あとは感染しても自分の免疫力で治す事を繰り返していくという段階と得心している。疫病は初回感染して死んでしまう人も多いが、治って免疫を獲得してこそ人類は生き延びていくものだ。
✅ 私は未接種。コロナ感染歴ゼロ。私の周りでコロナ感染した人は皆接種した人ばかりです。なかには副反応(副作用じゃないの?って思ってる)で体調崩して長期間仕事休んでる人います。治験ですよね。何年か後にもどんな副反応が出るかもわからないので娘にも打たせてません。判断は正解だったと思ってます。

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