井上尚弥の本音 ドネア戦で「もう殴りたくない」と思ったワケ
✍️記事要約
「ダウンタウン」の松本人志(58)が12日、コメンテーターを務めるフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。日本人初のボクシング世界3団体統一王者、WBAスーパー&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)がゲスト出演し、対面を果たした。
井上は7日に、ノニト・ドネア(39=フィリピン)との対戦で1回終了間際にカウンターの右ストレートで最初のダウンを奪うと、2回には猛攻からの左フックで2回1分24秒でTKO勝利。19年11月の名勝負から2年7カ月ぶりとなった再戦に、わずか264秒で決着を付け、WBA王座7度目、IBF王座5度目の防衛に成功し、WBC王座を獲得した。
大のボクシングファンの松本は、井上とドネアの一戦を振り返り「僕は、長谷川穂積vsウィラポン戦を思い出してね。あんだけ強かったウィラポンがあんな感じで負けんねやと。もちろんうれしいんだけど、どっかでこんなウィラポン見たくないと思って。今回のドネアにも僕は(同じような気持ちを)けっこう感じていた。我々でも感じるのに、ご本人はどんな感覚なんでしょう?憧れというかレジェンドと対戦するということは」と質問。
井上は「正直、2ラウンド目の左フックで1回、ドネアがよたれて。様子見てたんですけど、レフェリーに止めてくれと思った。もう殴りたくないと思いました。第1戦で戦って交流もあるし、自分が憧れてたレジェンドでもあるので。もうあそこで自分の中で勝負はついたと思った。レフェリーに“止めないのか”という感じで、それで一瞬の間を置いちゃったんです。それくらい殴るのはつらかったです」と本音を明かした。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
WBSSで井上はドネア戦を最初から希望していたし、
それ以前にはドネアから指導(スパーじゃなくて)も
受けていてアドバイスももらい、
また井上の憧れの選手の一人でもあったんだから。
井上の想いと共に点を点が線で繋がる関係でもあったとは思う。
しかも同世代じゃないから年齢差のある二人が戦うことにも
運命的なものを感じた‥(世代交代という意味で)
WBSS決勝直前には、まさか二度目があることまでは予想はしてなかったけどね‥
しかしあの決勝が新たな戦いを生んだ、と思うし
これはやっぱりドネアの頑張りと執念と
それに応えた井上が共に作り上げたドラマです。
✅ ずっと観てきただけの自分ですらつらかったんだから、憧れて目標にしてきて、前回関係も構築した井上はもっとずっとつらいだろう。
しかし、ウォータースに階級の壁を感じさせられたであろうドネアが、自身通用したとはいえないフェザー級で、Sバンタムだけでなく、フェザーでも通用すると思う、と声をかけたのはすごいな…。前回は無理だ的なこと言ってたけど、今回は衝撃的な強さだったんだろう。
個人的には無類の強さをキープって意味だとSバンタムまでと思ったけど、実際に拳を交えたレジェンドが言うならフェザーも行けるのか。
井上を倒せる可能性がある、とか言われていたナバレッテ戦で、それを黙らせることもできるかもしれんね。
✅ 当初、井上はドネアとの再戦は望んでなかったみたいですしね。そこには色々な想いがあったのでしょう。
ドネアもそれを分かってるからこそ、挑戦者としてふさわしい立場に立つべく再びベルトを巻き、井上も再戦に納得できる統一戦という形で最高のコンディションで試合に臨んだ。
井上の圧倒的な強さに魅了されるとともに、ドネアの紳士たる姿勢には最大限の敬意を払いたい。