人が簡単に変われない理由 起業家語る
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✍️記事要約
中卒で地元建設会社に就職。その後、漁師、大手運送会社勤務を経て、「株式会社好きなことで生きていく」を設立した異色の経歴を持つ水島翔。現在は、FXやネットビジネスで月収数千万円を稼ぐ。「好きなことで生きていく」を信条に、自分のライフスタイルや生き様を発信するこの若者は、いかにして成功を手にしたのか。
行動に移し続ければライフスタイルは変えられる
30代前半までは中卒のただのサラリーマンだった私も、もっと自由な時間とお金を手に入れたいと行動し続けたところ、3年で今のライフスタイルを手に入れることができました。
自分も頑張って実際に行動に移し続ければ、私くらいのライフスタイルは誰でも手に入れることができる。そう思ってもらえる存在で居続けたいと思っています。
「何か行動を起こさないと」と思っても「仕事が忙しいから」と言い訳をしたり、翌日には「まあいいか」と熱が冷めてしまいますよね。でもそれは自分が悪いのではなく、実は人の脳内にある「現状維持メカニズム」(現状維持バイアス)が悪さをしているためなのです。
脳には変化や未知のものを避けて現状維持を望む傾向があり、今までの生活を変えさせないように、人の行動を引き留めようとする仕組みがあります。だから人は、簡単には変わることができません。
■リアリティのあるワクワクした気持ちを持ち続けよう
ではどうすればいいのか。例えばダイエットや筋トレを毎日欠かさず続けるのってすごく大変ですよね。やっぱり人って、感情が動いたときしかやれないんです。そこで大事なのが、最終的な目的・目標を明確に持ったうえで、常にワクワクした状態で行動に移し、継続していくということです。
皆さんにも、居ても立ってもいられず即行動に移した経験ってありませんか? 例えば新しいゲームの発売日には学校が終わってすぐに買いに行き、一晩中ゲームをやったこと。友人と旅行に行くことが決まって旅館やホテルをスマホのアプリですぐに検索したこと。会社でやりたかった大きなプロジェクトを任され、メンバー全員にキックオフミーティングの連絡を即座にしたこと――。
ワクワクした気持ちって行動力につながることを皆さんも肌感覚で実感しているはずです。「現状維持メカニズム」を打破して行動に移すには、「リアリティのあるワクワクした気持ちを持ち続けること」だと思っています。
■ビジョンボードを作ってみよう
そこで皆さんにやってみてほしいのが「ビジョンボード」です。ビジョンボードとは自分の欲しいものや自分の行きたい場所、叶えたい目標などの写真をコルクボードに貼って可視化するもの。雑誌の切り抜きや、欲しいと思ったネットの画像、大切にしたい言葉など、何を貼ってもかまいません。
いい大人が何を作ってるんだって思うかもしれませんが、目標を手帳や紙に書き出して可視化し、モチベーションを高めてきた経営者や成功者の方はたくさんいらっしゃいます。成功哲学の提唱者の第一人者であるナポレオン・ヒルも世界的大ベストセラー『思考は現実化する』で「ありありと実現した自分をイメージすること」「燃えるような熱意のある願望を持つこと」の重要性を説いています。
私自身も「こうなりたい」「こんなことをしたい」「やってて楽しいな」「ワクワクするな」というものから取り入れ、常に前向きなリアリティのあるセルフイメージを持つようにしました。
リアリティを持って強く想像するほど目標は叶う
「リアリティ」を明確に感じるために、例えば欲しい車があったらすぐにディーラーに行って実際に見て試乗します。運転席に座ったときの乗り心地、ハンドルを握ったときの感触、アクセルを踏み込んだときの排気音、体に伝わってくる振動、これらはどんな感じなのか。もっというとその車でガソリンスタンドに行って、自分で給油している姿まで想像する。そんな感じで、できるだけ具体的に想像してワクワクしていました。
ビジョンボードを作った当時、私は33歳で運送会社の会社員として働いていました。月収50万~60万円ほどで同年代と比べたら悪くないし仕事も楽しくやっていたのですが、家庭もあって欲しいものはあまり買えず、行きたいところにも行けず、結構いろいろと我慢して生きていました。
特に時間的な制約はかなりあって、もっと自由な時間やお金が欲しく行動に移したところ、欲しいと思っていた車も腕時計もクルーザーも買えたし、所ジョージさんの「世田谷ベース」に憧れて造ったガレージも完成した。3年くらいたってみると、ビジョンボードに写っている大半が手に入って、サラリーマン時代に思い描いていた生活が今できてるなって。
ただビジョンボードを作るだけではダメ。毎日眺めて、欲しい車や時計を手に入れている自分、行きたい場所に行っている自分、なりたい自分になっている姿をリアルに想像する。これを毎日繰り返してほしいんです。
常にリアリティを持って前向きなセルフイメージをし、ワクワクする気持ちを持ち続ければ、行動に移すことができるはずです。現状に満足していないのなら、今ここにない未来は自分で作り出すしかないですから。
■好きなことで生きていくKeyword
「現状維持メカニズム」(現状維持バイアス)と「プロスペクト理論」
現状維持メカニズム、あるいは現状維持バイアスと呼ばれますが、これは潜在的に変化することを避けようとする人間の脳の仕組みや心理状態のことをいいます。
例えば食事にいくとき、新しいレストランを開拓するより安心できる馴染みの飲食店に行きがちではありませんか。これは不確実なことに恐れを抱き、「損失を回避したい」という人間の心理が影響しているためです。
人は利益を得るときの幸せより損失の痛みのほうを大きく感じ、時に非合理的な感情的な判断を行いやすいそうです。つまり利益に対する満足感より、損失や不利益に対する不満を強く感じやすい。これを「プロスペクト理論」といって、行動経済学の代表的な理論の一つとして知られています。
私たちがこれまでの習慣や行動を変えようとするには、それだけ大きなエネルギーが必要なのです。
―[好きなことで生きていく]―
【水島翔】
「株式会社好きなことで生きていく」代表取締役。1984年、富山県生まれ。高校を中退し、地元建設会社、漁師、大手運送会社に勤務。会社員生活を送るが、FXに出合い、’17年にネットビジネスを開始。10か月後に月収850万円を突破。現在は好きなことで生きていくために自分のライフスタイルを発信。地域創生のために飲食事業や不動産事業なども展開する。インスタグラム@shooooo.__/
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ まー否定するのは勝手だけど目標をありありと想像するってことは大事だよ。俺の兄も部屋に高い車やバイクの写真とか絵?とか飾っていたが後にそれらを全て手に入れている。非科学的かも知れないがこうやって潜在意識に働きかけることは意味があることだと思う。昔から念ずれば通ずとか嘘も百回言えば真実となるとか言葉があるのは本当にそうだからだろう。
✅ 忘れてはいけないのは、ビジネスはゼロサムゲームだという事と「2:6:2の法則」。実際にめちゃくちゃ稼いでいるのは、同じ情報を持っている人間同士の上位2割という事。ノウハウを知ったから勝手に上位2割になる訳じゃないからね。もちろんビジネスとの相性もあるけど、そのビジネスで上位2割に上がれるのは、今までの人生で少なくとも何かの分野で上位2割に入った経験がある人(努力や行動量の基準値が高い人)だと思う。競争に勝ってこなかった人間が、知識や情報だけ入れても稼げる訳がない。何をやるかじゃなく、誰がやるかが大事。ほとんどの人間が「事業は何かあっても全て自己責任になるし、ここまでの努力量が求められるなら楽なサラリーマンでいいや」となる。