北発射は「重大な挑戦」日米首脳
✍️記事要約
岸田首相は4日夜、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、米国のバイデン大統領と約25分間電話で会談した。両首脳は、ミサイル発射は「国際社会の平和と安定に対する明白かつ重大な挑戦」との認識で一致し、日米同盟の抑止力と対処力を強化する方針を確認した。
両首脳は、北朝鮮の完全な非核化に向け、日米及び日米韓で緊密に連携していくことも申し合わせた。
首相は会談後、記者団に対し、バイデン氏に「防衛力の抜本的な強化に取り組む決意」を伝えたことを明らかにした。北朝鮮への制裁強化を巡っては、首相は「今後も絶えず検討していかなければならない」と述べた。拉致問題について、首相はバイデン氏から「完全に協力するという力強い言葉を頂いた」と語った。
これに先立ち、林外相はブリンケン米国務長官、韓国の朴振(パクチン)外相とそれぞれ電話で会談。浜田防衛相もオースティン米国防長官と電話で会談した。首相も来日中のアキリーノ米インド太平洋軍司令官と首相官邸で会談し、共同訓練などを通じて緊密に連携することを確認した。