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医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由[2023.3.16]

医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 「本当は、ワクチンを打つのが怖い……」医療現場の看護師たちがそう思っても絶対に口に出せない理由

患者と最前線で向き合う看護師たち。だが、新型コロナワクチン接種を巡っては、現場で賛否が巻き起こっている。

「そこまでのリスクを負って打つ必要があるのか……」

病院と患者の板挟みになる看護師たちのワクチン事情について聞いた。

■ 早くワクチンが欲しいと願っていたが……

「コロナ禍が始まり、緊急事態宣言が出たころは未知のウイルスに対して毎日が不安でした」

そう話すのは都内のクリニックで働く看護師の優子さん(仮名・30代)。優子さんは2020年、コロナ禍が始まったときは千葉県の総合病院の脳神経外科で働いていた。

職場では重篤な患者ばかりを抱え、職場がクラスターと化したらどうなるか。自宅にはまだ2歳になったばかりの娘がいる。優子さんは、当時の緊張感をこう振り返る。

そのうち病棟の看護師らは交代でコロナ病棟を受け持つことに。

当然、その順番は優子さんにも回ってきた。

「いつ感染してもおかしくないと常に緊張していました。でも、立場上そんな泣き言は口に出せないし……」(優子さん、以下同)

幸い感染することはなかったが、苦しむ重症の患者を前に心を痛める日々だった。助けられなかった人も何人もおり、先が見えない不安で押しつぶされそうになっていたという。

「早くワクチンや治療薬が欲しいと切実でした」

それから3年――。優子さんは今、新型コロナワクチンのあり方に疑問を抱いている。

週刊現代ではこれまでコロナワクチンの副反応を疑われる症状で肉親を亡くした遺族や、診察してきた医療者たちの声を続けて報じてきた。

優子さんも患者と接するうちにワクチンに対する見方が変わってきた一人。

「ワクチンができたという知らせを聞いて、心から喜びました。ワクチンを打てば重症化を免れる、コロナ禍以前の生活に戻れると、何も疑問も抱いていませんでした。ワクチンは打つもの、そういった認識でしたので」

■ 「あなたがそんなこと言ってどうするの!」

しかし、接種が始まると期待は不安に変わった、と優子さん。医療従事者たちの接種が始まった21年2月頃から「ワクチン接種後に亡くなった看護師がいる」「同僚の看護師が副反応で体調を崩して復帰できない」などといった話が、伝え聞こえてきたからだ。

「全国有志看護師の会」代表の竹口さんの同僚も、ワクチン接種後、当日に嘔吐を繰り返し衰弱しきった状態で救急搬送されてきたという。

「そこまでのリスクを負って打たないといけないのか、と疑問に思いました。重篤な健康被害が出るのは確率論的には少ないかもしれません。とはいえ、あくまでも『治験中の代物』。身体への影響は中長期的に見ても、わからないことだらけだったので、接種には不安がありました。今、医療現場ではワクチン接種後とみられる健康被害が顕著に表れていることを訴える看護師たちがいるのです」(竹口さん)

ただ、その因果関係を特定するのは難しい。とは言え、自分たちが率先して患者を危険にさらすことはできない。前出の優子さんは涙ながらに「接種の中止を」と、師長に訴えた。

「逆に怒られました。『看護師のあなたがそんなことでどうするの』と一蹴されました。『おかしい』と思っても、それさえ口にすることのできない空気がこの病院だけでなく、医療界に蔓延しているんです」

優子さんによると、医療現場は完全にヒエラルキーのある世界。トップは国、厚生労働省。その下に医師会や看護師会、病院やクリニックの院長、そして医師、薬剤師と続く。その最下層にいるのが看護師、介護士ら、現場で最も長い時間患者と接するスタッフたちなのだ。

「ピラミッド構造の下に行けば行くほど上に意見することは難しくなる」と、今回取材した多くの医療者たちが口を揃える。

「ドクターや院長、上にいる管理者がそのリスクを認めないと接種を中止することはできませんし、現場がいくら訴えても変わりません。確かにワクチンによって、一定の副反応が出るという認識は共有されています。しかし、このコロナワクチンによって命を落とすほどの重篤な副反応が出るとはほとんど考えてもいないし、調べてもいなかった。そのため、多くの医療機関では接種後に体調不良を訴えて来院しても、それを副反応の後遺症だとはせず、最終的に心因性で片づけられるケースが多いと聞いています」(前出の竹口さん)

現場で働く医師や看護師たちは、原因不明の体調不良を抱える患者が来院することが増えたと明かす。

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