厚労省が新型コロナワクチンを新たに計2500万回分購入へ
✍️記事要約
厚生労働省は、9月以降に始まる新型コロナウイルスワクチンの接種のために、オミクロン株の亜系統「XBB」に対応したワクチンを、アメリカのファイザーから2000万回分、モデルナから500万回分購入することで合意しました。このニュースについて中路医師に伺いました。
■ 厚生労働省がワクチン購入について発表した内容とは?
編集部:
厚生労働省が公表した新型コロナウイルスのワクチン購入について教えてください。
中路先生:
7月28日、厚生労働省は9月以降の新型コロナウイルスワクチンの接種用として、「XBB」系統に対応したワクチンをファイザーから2000万回分、モデルナから500万回分購入することで合意しました。また、必要に応じてさらに追加購入できることも両社と合意しています。ファイザーとモデルナは「XBB」系統に対応したワクチンについて、すでに厚生労働省に薬事承認を申請しています。この申請が承認され次第、厚生労働省が購入を始める予定です。
現在は、65歳以上の高齢者や医療従事者らが接種対象で、オミクロン株の「BA.1」「BA.4とBA.5」対応のワクチンが使われています。9月以降の接種は全ての世代を対象としますが、予防接種法上の「努力義務」は65歳以上や基礎疾患のある人に限る方針です。
■ 23年度のワクチン接種の方針は?
編集部:
先ほども23年度の接種体制について触れましたが、改めて今回のワクチン接種の方針について教えてください。
中路先生:
これまで新型コロナウイルスは感染症法上の2類相当として取り扱われていましたが、5月から感染症法上の分類が5類に切り替わりました。このことで、感染対策は個人の判断に委ねられることになりましたが、ワクチン接種については無料で打てる予防接種法上の臨時接種に位置付けられています。健康な12歳以上の人に対するワクチン接種は年末年始の感染拡大に備えて、9~12月に1回の接種を予定しています。これまで新型コロナウイルスのワクチンを一度も打ったことがない11歳以下の子どもや、オミクロン株対応ワクチン未接種の12歳以上の人も打つことができます。
詳しいスケジュールなどについては、今後の動向を踏まえて決定される方針です。今年度のワクチン無償化についての議論は、2023年2月22日に開かれた厚生労働省の専門家による分科会で議論され、その際に2023年4月以降の新型コロナウイルスワクチンの無料接種を継続し、高齢者などは5月からと9月からの2回の接種をおこなう方針が了承されています。
■ ワクチン接種の必要性は?
編集部:
新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にありますが、9月からのワクチン接種の必要性について教えてください。
中路先生:
オミクロン株の「XBB」系統は、国内の感染者の大半を占めるようになってきており、現行のBA.4/5対応2価ワクチンでは中和抗体価の上昇が得にくくなってきています。そのため、9月からの「XBB」系統に特化したワクチン接種は「その都度、最も抗原性が一致したワクチンを選択する」という大原則に基づき必要な処置であると考えられます。
■ 編集部まとめ
厚生労働省が、9月以降に始まる新型コロナウイルスワクチンの接種のために、オミクロン株の亜系統「XBB」に対応したワクチンをアメリカのファイザーから2000万回分、モデルナから500万回分購入することで合意したことが今回のニュースでわかりました。感染者数が増加傾向にある中で、ワクチン確保のニュースは注目を集めそうです。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ 肺炎のリスクが高く感染予防効果も期待できたデルタ株以前ならメリットもあったと思っているが、
もはや感染予防もできず、低くなった重症化率を短期間わずかに下げるだけで副反応も強いワクチンを大量に買い入れる契約は、さすがに必要ないのでは?
2500万回ってありえない。
最新の変異株対応をベストのタイミングで打てるわけでもなく、重症化リスクが高い人でさえ、デメリットよりメリットが上回る方が難しいと思う。
✅ 9月以降の接種は全ての世代を対象とします...
あれ?
高齢者以外には、積極的に勧めてないですよね。
また、釜萢常任理事が過去のワクチン接種で副反応が強く出た人について今後の接種を慎重に検討してもらいたいと呼びかけてますよね。
更に、ワクチン接種による死亡も認めているし、過去45年間の全てのワクチンの被害認定件数の累計を超えている問題があるワクチンを購入する理由が分からない。