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大谷 ドジャース決断の5つの理由[2023.12.11]

大谷 ドジャース決断の5つの理由

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 大谷翔平事実上の生涯契約、ドジャースに決めた5つの理由

エンゼルスからFAになっていた大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、ドジャース入りすることを自身のインスタグラムで明かした。代理人のネズ・バレロ氏も合意を表明。契約総額ではプロスポーツ史上最高となる10年総額7億ドル(約1014億円)のメガ契約で、身体検査を経て正式発表される。メジャー6年間では一度もポストシーズン(PS)に出場できなかったが、11年連続PS進出の常勝軍団に加わる決断を下した背景を探った。

ついに大谷が決断を下した。米西部時間午後0時8分。情報が飛び交った争奪戦に自らピリオドを打った。インスタグラムを更新し、ドジャースの写真とともに英語で思いをつづった。メディアや球団を介さない珍しい第一報となった。

 「ファンの皆さん、野球関係者の皆さん。決断に時間がかかってしまい、申し訳ありません。私は、次のチームをドジャースに決めました」

 MLB史上最高額を大きく更新する10年総額7億ドル(約1014億円)での契約。2004年に不動産会社代表で前オーナーのマッコート氏がド軍を買収した際の金額が4億3000万ドル(約460億円=当時のレート)だった。エンゼルス、ブルージェイズ、ジャイアンツなども争奪戦に加わっていたとみられるが、球団買収額を超えるほどの破格の条件で本命視されていたド軍入り。二刀流でワールドチャンピオンを目指す大谷にとって、新天地は環境面でも“最適解”だった。

 〈1〉常勝軍団 エ軍6年間でMVPに2度輝くなど実績を残したが、PS進出はなし。21年には「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」と訴え、WBC優勝直後にも「ポストシーズン、ワールドシリーズ、そこで勝っていくのが次のステップ」と話した。最近の20年をはじめ7度の世界一に輝いているド軍は13年から11年連続でPSに進出。直近7年で5度100勝以上を挙げている。

 〈2〉環境面 ドジャースタジアムとエンゼルスタジアムは車で40分程の距離。キャンプ地もエ軍時代と同じアリゾナ州内だ。西海岸の南部はシーズン中の気候が比較的温暖で雨天中止もほとんどない。慣れ親しんだ環境でプレーを続けられることは大きなメリットだ。

 〈3〉右肘手術からの復帰 9月に受けた右肘手術を執刀したのが、18年10月のトミー・ジョン手術に続いてニール・エラトロッシュ医師で、ド軍のチームドクターを務めている。当時のリハビリをエ軍でサポートした理学療法士も所属。サポート体制は整っている。

 〈4〉DH枠 近年はDH枠を日替わりでさまざまな選手を起用するチームも多いが、今季はマルティネスを110試合で起用。33本塁打を放ったが再契約はしておらず、枠は空いている。マルティネスは今季の1年契約で、来季は打撃に専念する大谷のために空けていたといっても過言ではない。ベッツ、フリーマンと並ぶ打線は破壊力抜群だ。

 〈5〉大谷愛 ド軍は花巻東時代から熱心に調査。12年9月にプロ志望届を出した際には日米一番乗りで訪問した。17年オフの争奪戦は当時DH制がなかったが最終7球団に残り、交渉にはカーショーら選手も参加した。大谷も当時の目標の一つに「2020年ドジャース ワールドシリーズ制覇」と記したことがある。

 長期契約に盛り込まれることが多いオプトアウト(契約破棄条項)は含まれていないもようで、10年を終えると39歳。事実上の生涯契約だ。当初は4~7日のウィンターミーティング中に結論が出るとみられていたが少し延び、悩みに悩んで出した答えだろう。チームでも歓喜の瞬間を迎えるために大谷は、新天地に歩を進める。(安藤 宏太)

 ◆大谷 翔平(おおたに・しょうへい)1994年7月5日、岩手・水沢市(現奥州市)生まれ。29歳。姉体小2年の時に水沢リトルで野球を始め、水沢南中では一関シニアに所属。花巻東では1年春から4番で同秋からエース。3年夏に160キロを計測。2012年ドラフト1位で日本ハム入り。16年は投打で日本一に貢献してMVP。18年にエンゼルス入り。同年新人王、21、23年MVP、23年本塁打王。193センチ、95キロ。右投左打。今季年俸3000万ドル(約43億5000万円=契約時のレート)。

 ◆ロサンゼルス・ドジャース 1884年、ニューヨークのブルックリンに誕生し、90年にナ・リーグ加盟。当時の本拠周辺は路面電車が多く走り、それをよける(DODGE)ことが頻繁だったことから、ニックネームとなった。1947年に黒人選手J・ロビンソンを登用し強豪に変貌(へんぼう)した。55年にワールドシリーズ(WS)初制覇。58年に本拠を西海岸のロサンゼルスに移した。リーグ優勝24回。WSは21回の出場で世界一は歴代6位の7回。1995年に野茂英雄が入団後、石井一久、黒田博樹、前田健太、ダルビッシュ有ら日本人選手が在籍。今季で11年連続ポストシーズン進出。本拠地は62年完成のドジャースタジアム。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 北米スポーツ界で記録を作った大谷選手を誇りに思う。 慣れ親しんだカルフォルニアで、そして大谷愛のあるというドジャーズで、今後の活躍を期待したい。

とても大きな契約金を勝ち取っただけに、メディアやファンからのプレッシャーもとても大きくなったとは思うが、このプレッシャーを糧に更にステージを超えた結果を打ち出していけますように!
✅ ドジャースは大谷さんが花巻東高の時から追いかけていた。ずっと成長を見ていて、いつかドジャースへ来てほしいと。大リーグ挑戦時もアタックしたから、今、成長し全盛期を迎える大谷さんと契約できて念願叶って安堵しているのではないか。
大谷さんもアメリカに来て口にはださなかったが行きたかった球団だったのではいかと思います。
来シーズンも楽しそうにプレーしている大谷さんを見たい。開幕を楽しみにして待ちたいと思う
✅ 大谷にとっては契約金の額じゃなく、挑戦できるチームを選んだと思う。高みを目指すなら高みを目指せる土台がどうしても必要。エンジェルスは良い意味でも悪い意味でも慣れ親しみ過ぎた。自分のプレイに貪欲である大谷にとっては居心地が良すぎることで甘えみたいなものが生まれることを懸念したのかもしれない。新転地とはいえ車で40分と近場なので、大きく環境を変えずに心機一転の気持ちで挑戦できるのは本人にとっても良いことだね。ファンは黙って彼の活躍を応援すればいい。来年以降の結果が楽しみだ。

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