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接種で入店NG「科学的知見なし」[2024.10.4]

接種で入店NG「科学的知見なし」

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 「レプリコンワクチン接種者お断り」の貼り紙も…新型コロナ「ワクチン成分が感染」不安の声も専門家・厚労省は「科学的知見ない」

10月1日から新型コロナワクチンの定期接種がスタートしましたが、新しいタイプのワクチンを巡り、安全性が確認できないなどとして入店を制限する動きが広がっています。
こうした中、厚労相が4日、改めて安全性を訴えました。

10月に入り、検索サイト上で拡散したのは「自己増殖型ワクチン接種者の入店禁止」や「レプリコンワクチンは入店お断り」といったワード。
この「レプリコンワクチン」とは、9月に承認されたばかりの新しいワクチンです。

メッセンジャーRNAが体内で複製され増える自己増殖型メッセンジャーRNAワクチンで、“次世代型ワクチン”とも呼ばれています。

従来のワクチンよりも、少量でより強い免疫反応を得ることができるとされています。

10月1日から始まった新型コロナワクチンの定期接種を行っているクリニックを訪ねると、看護師が予約電話の対応をしていました。

ここ数日で、レプリコンワクチンを希望する人が増えましたが、実際に接種するのは早くても10月末になるといいます。

いとう王子神谷・内科外科クリニック 伊藤博道院長:
1瓶に16人分入っていて、一度開けたら6時間以内にそれを打たないといけない。6時間以内に16人打ち切るという予約を取ること自体が非常に難しい。一方で電話の問い合わせ、予約の申し込みが日増しに増えているのは事実。

一方、このワクチンを巡り、日本看護倫理学会は緊急声明を発表。
そこには「レプリコンワクチン自体が接種者から非接種者に感染するのではないかとの懸念があります」とありました。

こうした発表を受けて、女性人気のフィットネスLAVAは、「レプリコンワクチンの接種をされたお客さまにおかれましては入店をお控えいただけますようお願い申し上げます」とウェブサイトに記載。

美容院の検索サイトでも、レプリコンワクチン接種者の入店禁止措置を表示する店が多数ありました。

実際に店舗でレプリコンワクチンに関する注意喚起を行っている美容院の店主は、その理由について「一番こわいのは人にうつる。小さい子どもも、80歳を超える90歳近い客もいるので持病がある人がすごく多い。『あそこでうつされた』という評判が広がるのも嫌なので」と話しました。

また、不安の理由として、このレプリコンワクチンが世界初承認で、日本以外ではまだ承認されていないことなどを挙げました。

札幌大谷学園も、レプリコンワクチンが今までのワクチンとは全く異なるものであるとして懸念を表明するなど学校にまで波紋が広がっているのです。

今回、定期接種に使われるワクチンは5種類で、ファイザーやモデルナなど従来のメッセンジャーRNAワクチンは、体内にウイルスのたんぱく質を作ることで抗体や免疫を獲得し、その後、たんぱく質は消滅し抗体も減少していきます。

一方、レプリコンワクチンは、自己増幅型でウイルスのたんぱく質を体内で作り続けるため、ワクチンの効果を比較的長く持続させることができるのが特徴です。

ワクチンを接種した人から接種していない人へ感染するのではないかという不安について、霊長類医科学研究センター・保富康宏センター長は「“感染”という言葉が正しいかどうかは別ですけども、基本的には科学的エビデンスは全くないです。例えば、狂犬病のレプリコンのRNAワクチンを(野生の)オオカミに1頭打っておけば、それが山に帰ったら山の群れが全部、狂犬病ワクチンを打ったオオカミになりますっていうようなそんな夢のような話はないですから」と話し、“ワクチンが感染する”という科学的根拠はないと否定。

また、福岡資麿厚労相も4日、会見で「ワクチン成分が他者に伝播し健康被害が生じるという科学的知見はなく、こうした内容について厚労省のホームページで周知を行っているところ」と述べました。

■英訳 

On October 1, routine COVID-19 vaccinations began, but there is a growing trend of restricting entry due to concerns about the safety of a new type of vaccine. On October 4, the Minister of Health again emphasized the vaccine’s safety.

Since October, words such as “No Entry for Self-Amplifying Vaccine Recipients” and “Replicon Vaccine Not Allowed” have been spreading on search engines. The “replicon vaccine” refers to a new vaccine approved only in September.

This self-amplifying messenger RNA (mRNA) vaccine replicates itself in the body, and is known as a “next-generation vaccine,” expected to generate a stronger immune response with smaller doses compared to conventional vaccines.

When visiting a clinic offering the new COVID-19 vaccine, which started routine administration on October 1, a nurse was taking reservation calls. Interest in the replicon vaccine has increased in recent days, but actual administration will likely not start until late October.

Hirohito Ito, Director of Ito Oji Kamiya Clinic:
“There are 16 doses per vial, and once opened, they must be used within six hours. It’s very difficult to make reservations that allow us to administer all 16 doses in six hours. Meanwhile, calls and reservation requests are increasing every day.”

On the other hand, the Japanese Society of Nursing Ethics issued an urgent statement on this vaccine, expressing concerns that “the replicon vaccine might spread from vaccinated individuals to unvaccinated individuals.”

Following this statement, the popular fitness chain LAVA posted on its website, “We kindly ask customers who have received the replicon vaccine to refrain from entering.”

A number of salons listed on search sites have also displayed restrictions for customers vaccinated with the replicon vaccine.

The owner of a beauty salon that has posted notices regarding the replicon vaccine explained, “The biggest fear is it spreading to others. We have many vulnerable clients, including young children and clients in their 80s and 90s with pre-existing conditions. We also don’t want to develop a reputation of being ‘the place where it spread.’”

Concerns also stem from the fact that this is the first time the replicon vaccine has been approved globally, with no approval outside Japan as yet. Even educational institutions are reacting, such as Sapporo Otani Gakuen, which expressed concerns over the completely new nature of the replicon vaccine.

There are currently five types of vaccines available for routine COVID-19 vaccination, including traditional mRNA vaccines by Pfizer and Moderna. These work by producing viral proteins in the body to stimulate antibody and immune response, with both the proteins and antibodies eventually diminishing.

In contrast, the self-amplifying replicon vaccine continuously produces viral proteins in the body, allowing for a longer-lasting effect.

Regarding concerns that the vaccine might spread from vaccinated to unvaccinated individuals, Yasuhiko Hotomi, Director of the Primate Research Institute, commented, “Whether ‘infection’ is the right term or not is debatable, but fundamentally, there is no scientific evidence for this. It’s not as if a rabies replicon RNA vaccine administered to one wolf in the wild would spread immunity to an entire pack after returning to the forest. Such a ‘magical effect’ simply doesn’t exist.”

Additionally, on October 4, Health Minister Shigeyuki Goto stated in a press conference, “There is no scientific evidence that vaccine components spread to others and cause health issues. We are also publicizing this information on the Ministry of Health’s website.”

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 人間は、状況を正しく理解したい欲求を持っている。情報不足や理解不足は、この基本的欲求を阻害するので、人々は強い不安をもつ。

緊急事態、新しい現象には、特に不安は高くなる。新型の感染症、新型のワクチン、経験したことのない原子力事故など、新しく目に見えないものには、なおさら不安は増す。

さらに、不安によって人はコントロール感を失う。好ましくないことが起きていて、コントロールできていないと感じると、危険性はさらに大きく感じられる。そうなると、もはや情報だけでは不安は下がらなくなる。

こうしてリスク認知における感情バイアスが起こる。必要以上の感情的高ぶりだ。その結果、この感情を下げてくれるものを人々は求める。それが、過剰な回避行動や、特殊な言説への信奉につながる。

科学者、専門家は、正しく分かりやすく国民に情報を知らせる責務がある。それは、とても難しいことだが、あきらめてはいけない。
✅ 種々の情報を集めた結果、事実をぼかした、大変責任感のない記事です
新しいものへの不安が存在することは事実でしょうが、ありもしないことに対する懸念のみを流布するのはいかがなものか

マスコミには、レプリコンワクチンの仕組みを解説するとともに、どうしてシェディングや遺伝子の書き換えなどという話が荒唐無稽なのかという点を説明していただきたいです

その上で、臨床試験の際に確認された、プラセボより高まるであろう副反応の頻度について、そして接種の際に得られるであろうメリットについて、事実に基づいて報道いただければ幸甚です

日本でいち早く承認されたのは、今後の新薬開発を見越して、国内で治験を行ったからです
接種部位の疼痛や、倦怠感、発熱など、これまでのmRNAワクチンでみられたような副反応は同程度起き得ます
アナフィラキシーにも注意が必要ですが、こちらも頻度が高まることはないです
✅ そもそも世界で未承認のものなのにいち早く日本が承認できたことにも疑問があるのでは?新薬の承認なんかは先進国の中でも医療技術が高いはずなのに遅いって言われてるのになぜこのワクチンはやたら早く承認できたの?

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