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政府クラウド 国の移行は2割弱か[2024.6.5]

政府クラウド 国の移行は2割弱か

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ デジ庁主導「ガバメントクラウド」移行進まず 経費削減は限定的?

政府が情報管理の効率化のために整備する「ガバメントクラウド」の活用が滞っている。省庁や自治体が個別に運用してきた税や年金などの管理システムを、ネットワークのクラウド上の共通サービスに移し、経費削減をめざすものだ。国は2025年度までに運用経費を20年度比で3割減らす目標だが、それまでに移行できる国のシステムは全体の2割弱にとどまる。同じクラウドを使う自治体でも遅れが目立っている。国民の利便性が高まらず、コストばかりがかさむ恐れもある。

ガバメントクラウドはデジタル庁が整備を進めている。行政機関どうしの情報連携をスムーズにし、地方の市町村で職員が減るなかで、それぞれの機関が独自のシステムを維持する負担を軽くするねらいもある。

 デジタル庁によると、国には現在約1100のシステムがある。うち68が、23年度末までにガバメントクラウドに移行した。これらは運用経費の3割程度の削減が達成できたという。ただ、24年度と25年度に移行するのは、それぞれ50弱、80弱にとどまる見通し。

 25年度までにクラウドに移行するのは、農林水産省の研究者のデータベースなど小規模なシステムが中心だ。費用がかさむ税や年金などの大型のシステムは間に合わず、政府全体の経費削減効果は限定的になるもようだ。

■英訳 

The implementation of the "Government Cloud," aimed at streamlining information management, is lagging. The initiative seeks to migrate individual management systems for taxes, pensions, and other services operated by ministries and local governments to a common cloud-based network service to reduce costs. The government aims to reduce operating expenses by 30% compared to FY2020 by FY2025, but only about 20% of the national systems will transition by then. Local governments using the same cloud are also experiencing delays, raising concerns that costs will increase without improving public convenience.

The Government Cloud is being developed by the Digital Agency. It aims to facilitate smoother information sharing between administrative agencies and reduce the burden on local municipalities in maintaining their own systems amid decreasing staff numbers.

According to the Digital Agency, there are currently about 1,100 systems in use by the government. Of these, 68 transitioned to the Government Cloud by the end of FY2023, achieving about 30% cost savings in operational expenses. However, only around 50 and 80 systems are expected to transition in FY2024 and FY2025, respectively.

The systems scheduled to migrate to the cloud by FY2025 are mainly small-scale systems, such as the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries' researcher database. Larger systems, such as those for taxes and pensions, which incur higher costs, will not make the transition in time, limiting the overall cost-saving effects for the government.

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 「クラウド化」が目的になっているように見える。
利便性の向上とか経費削減とかが本来の目標
その為にクラウド化が必要ならした方が良いし、他の方法が良ければそちらが良い。

目的が「クラウド化」になってると利便性や経費削減がおざなりになって不便で経費増大になる。 ✅ 本来はクラウド化ではなく、業務の共通化をしてシステム数を減らしていくべきだが、個々の自治体の条例やルールに縛られて早々にやれないのが実情かと。だからインフラ周りの共通化がガバクラ最初のステージ。
方向性は間違っていないと思うので短期視点だけではなく長期視点で最適化を推進してほしい。
✅ この系の移行って既存業務の手順、データの精査、業務標準化の為に断捨離して業務を再構築こそ難しいところであり、ポイントなのです。

システムの知識、業務の知識、素人に説明する能力を求められており、適切な人材を見つけられないのに、逆に移行となると人手がかかっても仕方が無いという部分があります。

但しガバメントクラウドへ移行って経費削減は限定的であっても、それを推進しておかなければ、様々な課題を先送りにしているだけに過ぎません。個人情報を紙で記録し運用するなら安全ですか、古いシステムはこの先も今まで通りに頼れるか、課題を見えないようにすれば良いかという話です。

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