敗北したフルトン 井上尚弥を称賛
✍️記事要約
前バンタム級世界4団体統一王者の挑戦者、井上尚弥(30)=大橋=が、2団体統一王者スティーブン・フルトン(29)=米国=に挑み、8回1分14秒TKO勝ち。井岡一翔に続く日本人史上2人目の4階級制覇を達成し、これで世界戦は20連勝の大台に乗せた。フルトンは22戦目で初黒星となった。
米プロレス団体のWWEで活躍する中邑真輔の入場曲で登場したフルトン。序盤は井上のスピードとパワーに圧倒され、防戦一方だったが、徐々に適応。敗戦直前の7回に井上に有効打を浴びせる場面もあるなど、盛り返していたが、最後は井上の猛打の前に沈んだ。8ラウンド、井上の左ボディーを浴びて、さらに右ストレートから左で畳みかけられて、ダウンを奪われた。
試合後の記者会見では「残念ながら負けはしたが、悪い気分ではない。(井上は)素晴らしい選手、とても強い選手、彼が勝つべきだったのかもしれない」と井上をたたえ、「悪い気分でないというのは、自分が敵陣にきて試合をした。勝っても負けても自分自身は王者。私も成人した大人なので、ガッカリした姿はみせない。もちろんガッカリはしてるが、そこまで悪い気分ではない」と、語った。
ダウンの場面については「ボディーへのジャブは見えなかった。パワーよりもタイミングだった」と、振り返った。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
100%相手都合の延期も飲んだし、その方が桁違いの稼ぎになるとはいえ周囲の反対を押し切ってまで日本に乗り込んで来た。
強い相手から逃げ回る連中とは違う。
試合内容でも、モンスターの強打に脅威を感じつつも勇気を持って前に出たり、脚を止めて打ち合うボクシングを見せた。
だから、敵国の解説からもその度胸を賞賛するコメントを受けた。
敗者としての立ち振る舞いも、敗戦コメントも潔い。
バンテージがどうとか言い出したのは対戦に反対していた周囲であってね。
フルトンはむしろそうした自陣のやり方を好んでいないようだった。
少なくとも現状出ている情報を見る限り、彼がリスペクトすべき王者であったことに疑いの余地はない。
✅ フルトンも本当に素晴らしい選手だった。あれだけ細かくスピーディーに動いて井上のパンチを捌いた選手は今までいなかったから。
ただ流石なのは井上。
1ラウンドから定期的に見せていたボディへの左ジャブ。しっかり体重を乗せたこのパンチをずっと単発で打つことで餌を撒いていた。
だから最初のダウンの「速い左ボディジャブ→右ストレート」の繋ぎにフルトンは全く反応できなかった。
続けてタパレスとの試合が決まりそうだが、フルトンに勝った今もはや彼は敵ではないだろうし、2度目の4団体統一が期待される。
その後はどうするのか。フェザーにあげるのかどうか。
今後の飛躍がますます楽しみだ。
✅ ジャブの差し合いで負けてポイントを取られてしまった事で、勝つ為には本来フルトンがやりたかったゲームプランを変えて打ち合わざるを得なかった。
結果負けはしたが、倒されない事を優先して判定まで逃げ回るという選択ではなく、あくまで勝利を目指して勇敢にもパンチの有る井上相手に前に出る場面もあるなど強靭なメンタルと王子のプライドを見せて貰った。
本当に勇敢で素晴らしいチャンピオンのお陰で、この試合が見応えの有るものになった、ファンとしてはフルトンに感謝です。フェザーに上げるようなので幸運を!