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新1万円札は祝儀に不適?業界見解[2024.10.3]

新1万円札は祝儀に不適?業界見解

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 新1万円札は祝儀に不適切? 渋沢栄一は「不貞を連想させる」 「新マナー」にまで

「新1万円札は結婚式のご祝儀に適さない」という驚きの新マナーが物議を醸しています。渋沢フィーバーに沸いた深谷市の市長も困惑しています。

■渋沢栄一の新紙幣をご祝儀に使う 3割が「マナー違反」

街の人(30代)
「(Q.結婚式のご祝儀のマナーといえば?)偶数の金額で入れちゃいけない」

街の人(70代)
「(Q.結婚式のご祝儀のマナーといえば?)新札のほうがいいんだろう。新しい家庭を作るからね、旧札よりは」

 様々なマナーが存在する、結婚式のご祝儀。新1万円札の普及に伴い、もう1つ新たな“マナー”がささやかれ始めています。それが…。

SNSの投稿
「渋沢栄一は不貞を連想させるため、結婚式のご祝儀には福沢諭吉の旧札を使うのがマナー」

 「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一は、その偉業だけでなく、愛人を妻と同居させるなど、女性関係に関するエピソードも多く伝わっています。

 それがパートナーの浮気を連想させるため、「新1万円札はご祝儀には適さない」という声が上がり始めているのです。

街の人(60代)
「そういった(適さないという)話があったら気になりますね。どっちにしようってなったら福沢諭吉さん」

 式場探しサービスを行う会社による調査では、渋沢栄一の新紙幣をご祝儀に使うことに対して、およそ3割もの人がマナー違反だと感じているという驚きの結果になりました。
■ブライダル業界「慣習にとらわれる必要はない」

 こうした声に、新札フィーバーに沸く、渋沢栄一「生誕の地」深谷市の小島進市長は、次のように話します。

小島市長
「非常に残念だなという思いがある。私も、栄一さんが女性を好きだというのは否定しません。これ、つらいんですよ。それが独り歩きするのがね」

 男尊女卑がまかり通っていた時代を生きた渋沢栄一。しかし、海外で女性が活躍している様子を見て女子教育の必要性を感じ、日本女子大学の創立に携わった人物としても知られています。

小島市長
「渋沢さんは『人たらし』ですよ。女性に限らず、全身全霊で受け止めて、色んな相談事を形にしていた。この機会に、栄一さんがやってきたこととか、色々と調べて勉強してもらえればありがたい」

 ブライダル業界からは「渋沢栄一の紙幣は結婚式のご祝儀に不適切」という行き過ぎたマナーに限らず、世の中の慣習にとらわれる必要はないという声が上がっています。

トキハナ 広報
菅井さくらさん
「今の結婚式はルールが曖昧(あいまい)なことが課題だなと思う。違和感を覚えるものは取捨選択をして、自分たちらしい結婚式にするために、主催者側も業界側も意識を変えることが必要だと思う」

■英訳 

The surprising new etiquette of “The new 10,000 yen bill is not suitable for wedding gifts” is causing a stir. The mayor of Fukaya City, which has been caught up in the Shibusawa fever, is also perplexed.

■ Using the New Shibusawa Banknote for Wedding Gifts: 30% See It as “Bad Etiquette”

A person on the street (in their 30s):
“(Q. Wedding gift etiquette?) You shouldn’t give an even-numbered amount.”

A person on the street (in their 70s):
“(Q. Wedding gift etiquette?) I think a new bill is better. It represents the start of a new home, after all, rather than using an old one.”

There are various etiquettes surrounding wedding gifts. With the spread of the new 10,000 yen bill, another “rule” has begun to emerge. That is…

A social media post:
“Because Eiichi Shibusawa is associated with infidelity, it’s etiquette to use the old Yukichi Fukuzawa bills for wedding gifts.”

Known as the “father of modern Japanese economy,” Eiichi Shibusawa is famous not only for his achievements but also for stories about his personal life, including having a mistress live with his wife.

Due to this association with infidelity, some people have started to say, “The new 10,000 yen bill is not suitable for wedding gifts.”

A person on the street (in their 60s):
“If there’s talk about it not being appropriate, I’d be concerned. If I had to choose, I’d go with Yukichi Fukuzawa.”

In a survey by a company offering wedding venue services, nearly 30% of respondents considered using the new Shibusawa banknote for wedding gifts as a breach of etiquette—an astonishing result.

■ Bridal Industry: “No Need to Adhere to Traditions”

In response to these opinions, Mayor Susumu Kojima of Fukaya City, the “birthplace of Eiichi Shibusawa,” now caught up in the new banknote craze, commented as follows:

Mayor Kojima:
“I feel very disappointed. I won’t deny that Mr. Shibusawa loved women. It’s painful for me. It’s tough to see such an image take on a life of its own.”

Eiichi Shibusawa lived in an era where male dominance was prevalent, yet he was also known for feeling the necessity of women’s education after witnessing active women abroad, eventually playing a role in the founding of Japan Women’s University.

Mayor Kojima:
“Shibusawa was a ‘charismatic figure.’ He listened to everyone, not just women, giving his all to turn their concerns into solutions. I hope that this opportunity inspires people to learn more about what Eiichi Shibusawa accomplished.”

From the bridal industry, there are voices suggesting that we should not be bound by excessive etiquette, including the view that “the Eiichi Shibusawa banknote is inappropriate for wedding gifts,” nor by societal conventions in general.

Tokihana PR
Ms. Sakura Sugai:
“I think the current issue with weddings is the lack of clear rules. I believe both organizers and industry professionals need to reconsider to create weddings that truly reflect each couple’s unique style by selectively adopting or discarding elements that may feel out of place.”

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 今風コンプラという後出し基準で歴史上の人物を見れば、ほぼ全ての過去の「偉人」はNGにしかならないでしょう。
記事にある関係者の声から見ても、「結婚式のマナー」と称する書き込み自体が、おそらく根拠のない思い込みによるものだといえます。

社会全体のコミュニケーション力が劣化しています。情報リテラシーを持たず、根拠ないフェイクニュースに踊らされることがないよう、特に子供たちへの教育をしっかりすべきと、この記事から感じました。
✅ 今件に関しては本日掲載のニュース「元は“SNSのネタ”だから…《新一万円札はマナー違反》そんなマナー講師はそもそもいない!多くの人が惑わされた“真相”とは」で記載されていますが、7月にポストされた「新札の渋沢栄一は女遊びが激しく不貞を連想させるため、結婚後も愛人を持たなかった福沢諭吉の旧札を使うのがマナーと主張するマナー講師が出てきそうだ」が大本です。

8月には「トキハナ」による調査「「渋沢栄一の一万円札、ご祝儀には不適切説」どう思う!?緊急アンケートを実施!」で、渋沢栄一の新紙幣をご祝儀に使うことに対して、20代~40代の約70%がマナー違反だと感じていないとする結果と共に「新紙幣の渋沢栄一は結婚式のご祝儀には適さないという論調もあり、旧紙幣である福沢諭吉を使うのがマナーという声もインターネットでは散見されます」と説明され、その当時からネタ話がマナー的扱いをされていたことが伺えます。
✅ 渋沢だの福沢だの、もうこれからは電子決済の時代じゃないですか。去年久々に結婚式に呼ばれたら、招待状もハガキでなく、LINEで来ました。もちろんちゃんとしたやつです笑
最初は驚きましたが、便利になったなと思い感心しました。
なのでこれからは、ご祝儀も電子決済になるんじゃないかな。もう自分が知らないだけでやってるかも笑
とにかく大事なのは、お祝いする気持ちがあればなんでもいいと思います。

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