最新科学でわかった「認知症になりやすい人」の意外な共通点とは
✍️記事要約
「運動」の驚くべき“癒し効果”にスポットを当てた研究が、今、世界的に注目を集めている。運動すると……「ストレスから守られる」「抗うつ薬に匹敵する“うつ改善効果”が得られる」「レジリエンス因子が増え、不安に強くなる」「遺伝と同レベルの認知症リスクを解消できる」「自然界で2番目に強い“睡眠導入剤”が体内で作られる」など、その驚きの研究結果をまとめたのが“運動×神経科学”の第一人者であるジェニファー・ハイズ博士だ。彼女の研究は、ニューヨーク・タイムズ、BBC、CNN、ハフポストなど、多数の国際的メディアに取り上げられて話題を呼んでいる。その内容を一般向けにわかりやすくまとめた初の著書の邦訳版『うつは運動で消える 神経科学が解き明かした「心の不調」のリセット法』が9月7日に発売となった。今回は、本書の第5章「認知症を予防し、脳の若さを保つ」の内容の一部を特別に公開する。
● 認知症のなりやすさは 「遺伝」と「ライフスタイル」で決まる
衰えは加齢のプロセスの一部ですが、すべての人が同じ速度で衰えるわけではありません。どこまで衰えるのか? その速さは? それは、あなたの遺伝子とライフスタイルの両方によって決まります。
あなたが不健康な遺伝子を受け継いでいて、それが衰えのリスクを増やしているとしても、それがあなたの運命を決定づけるわけではありません。4人に1人が不健康なバージョンを受け継いでいますが、だからといって必ず認知症になるわけではないのです。
なぜでしょう? ライフスタイルも大切な要素であり、それはあなたが思う以上に重要だからです。
● 認知症になりやすい人は「運動不足」
私の研究室の研究から、運動不足が健康に有利な遺伝子を完全に打ち消す可能性があることが明らかになっています。1600人の年配者について調査を行ったところ、運動不足の人の認知症の発症リスクは、遺伝的な素因がある人と同程度であることがわかったのです。
つまり、普段の活動レベルが、遺伝子と同じくらい認知症リスクに寄与していることを示しています。遺伝子は変えられませんが、ライフスタイルは変えることができます。もしあなたが、生まれつき有利な遺伝子を持っていなくても、せっせと宿題に励むことで「脳の健康の合格点」がもらえます。
あなたの宿題は? そう、運動することです!
(本原稿は、ジェニファー・ハイズ著、鹿田昌美訳『うつは運動で消える ~神経科学が解き明かした「心の不調」のリセット法』の内容を抜粋・編集したものです)
ジェニファー・ハイズ
世界トップのキネシオロジー(運動科学)学科を擁するカナダ・マクマスター大学のニューロフィットラボのディレクターであり、運動と神経科学研究の第一人者。主に、身体運動がメンタルヘルスや認知能力にもたらす影響について研究し、受賞多数。その研究は、ニューヨーク・タイムズでの特集をはじめ、CNN、NBC、BBC、ハフポスト、CBSなど、国際的メディアの注目を集めている。初の著書の邦訳版『うつは運動で消える』が2022年9月7日に発売。
◇ ◇ ◇
☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
温水プールでゆっくりと歩く運動を中心に普段しないような動きなど
運動中には仕事上のアイディア得て壁を打破したり
運動後には何とも言えない幸せな感じが体中に広がり
帰り道の風景も新鮮に見えるように感じ
記憶力・集中力も50代の頃より明らかに向上している
味をしめたので最近では腹筋や腕立て伏せも追加し
さらに懸垂にもチャレンジしている
認知症予防に効果あるのかは分かりませんが…
✅ 学校の体育やスポーツは苦手。走るのも遅いし体も重いし。自分は運動が苦手なんだとずっと思ってました。年を取ってジム通いを始めたら、自分のペースで黙々と体を動かし汗を流すのが快適なことに気付きました。なんだ、運動楽しいじゃん。学校教育は運動に親しむことを教えてくれなかった。競うことばっかり。このまま続けたら、認知症予防になるのかな。
✅ 年令が重なって行くと血流が遅くなり 筋肉が温まるのも遅くなり、硬く感じます、動き出す時、ヨイショと掛け声をかけてしまいます、
アキレス腱ふくらはぎが硬く感じて 転び易くなり 歩く時アキレス腱を柔らかくするように歩いています、
腹筋も硬くなり 首周り凝って猫背気味になり、鎖骨の窪みを揉みほぐし猫背を防いでいます、
母方の遺伝で母の兄弟は、みんな首の周りが猫背になったので ならないようにストレッチしています、
義母が面倒くさくて 体を動かすのが嫌になり、認知に進んで行きました、多分 体が硬くなっていたと思います。