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残業時間が最も少ないのは?多いのは?[2022.2.10]

残業時間が最も少ないのは?多いのは?

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✍️記事要約

✅ 残業時間が最も少ないのは「秘書・受付」、多いのは?

転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアは、職種別「残業時間」の調査を実施した。その結果、2021年の平均残業時間は20.8時間/月で、昨年の調査より微増したことが分かった。

 転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリアは、職種別「残業時間」の調査を実施。その結果、2021年の平均残業時間は20.8時間/月で、昨年の調査より微増したことが分かった。

 平均残業時間が最も少ない職種は「秘書/受付」であること、最も多い職種は「設計監理/施工管理/コンストラクションマネジメント」であることが明らかに。

 21年4~6月の3カ月間における全職種の平均残業時間を調査したところ、結果は20.8時間/月だった。前回(20年4~6月)の調査時の20.6時間と比較すると、大差はないものの+0.2時間と微増していた。

 「残業時間が少ない職種TOP20」の平均残業時間は13.5時間で、国内初の緊急事態宣言が出される前(20年1~3月)の20.7時間、コロナ禍で初の緊急事態宣言の期間を含む前回調査(20年4~6月)の14.7時間より減少した。

■平均残業時間が少ない職種

 平均残業時間が少ない職種を調査したところ、1位は「秘書/受付」と「医療事務アシスタント」(残業時間10.5時間)で、3位は営業事務アシスタント(同11.1時間)という結果に。

 ランキングを見てみると、上位20職種のうち10職種が「事務/アシスタント」系職種で占められていた。この傾向はコロナ以前の20年1~3月、前回調査の20年4~6月でも同様に見られた。

■前回から残業時間が減った職種

 前回の調査から最も平均残業時間が減った職種の1位は、「残業時間が多い職種ランキング」で90職種中55位にランクインした「教育/スクール」(残業時間ー19.2時間)。教育現場ではITCの導入が進んでおり、これまで手作業で行っていた宿題やテストの作成、配布、回収、採点など一部業務がオンライン化され、業務の効率化が図られたことが要因と考えられる。

■前回から残業時間が減った職種TOP20

 「教育/スクール」に次いで残業時間が減ったのは、2位の「調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ」(同ー9.4時間)。続く3位は「研究(医療系)」と「美容関連職(理美容/エステ/マッサージ)」(同ー7.8時間)だった。

■平均残業時間が多い職種

 平均残業時間が多い職種の1位は「設計監理/施工管理/コンストラクションマネジメント」(残業時間38.3時間/前回比較+10.3時間)、2位は「プロデューサー/ディレクター/プランナー(出版/広告/Web/映像関連)」(同32.5時間/+7.3時間)、3位は「施工管理」(同31.8時間/ー5.1時間)という結果になった。

 TOP20には、インフラ整備や災害対策の需要が高まる「建築/土木系エンジニア」、ロボットやAI、自動化などの需要が伸びている「モノづくり系エンジニア」がそれぞれ4職種ランクインしていた。

■前回から残業時間が増えた職種

 前回から平均残業時間が増加した職種の1位は、昨年「残業時間が少ない職種ランキング」の20位にランクインしていた「電機メーカーの営業」(残業時間+12.1時間)だった。残業時間が大幅に増加した背景には、新型コロナの影響による世界的な「半導体不足」があると考えられる。

■前回から残業時間が増えた職種TOP20

 「電機メーカーの営業」に次いで残業時間が増加したのは、2位の「設計監理/施工管理/コンストラクションマネジメント」(同+10.3時間)、3位の「広報/PR/IR」(同+9.4時間)と続いた。

 インターネットを使った調査で、20~59歳のビジネスパーソン1万5000件を元に各資料を作成した。調査期間は21年8月19~23日。
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