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満員電車で放屁する「オナラ―」という現代の闇[2024.7.4]

満員電車で放屁する「オナラ―」という現代の闇

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✍️記事要約

✅ 隣に座る「トナラ―」より迷惑? 満員電車で放屁する「オナラ―」という現代の闇

周囲に誰もいないのにあえて隣に来る「トナラー」がネット上で話題になっている。皆さんはこれより強烈な、人前でおならをする「オナラー」についてどう思うだろうか。朝夕のラッシュ時に電車に乗る人なら、ある程度の頻度で遭遇しているかもしれない。場合によっては強烈な悪臭が驚くほど長く残り、気分が悪くなることさえある。

オナラーの歴史を遡ると、いまの満員電車より混んでいたという明治時代の電車では、

「放屁したら5円」

と、小学校の先生や警察官といった公務員の初任給が月に8~9円の時代に高額の罰金が科せられていたという(2020年9月24日付『ライブドアニュース』)。

「非人道的」

ではあるが、今の時代にも欲しいようなルールである。

 昭和の頃は、電車やバスのなかで喫煙が認められていたので、臭いがかき消されていた部分もあって、今の方が認識されやすくなっている可能性がある。

 おならは生理現象であり、誰でも出るものではある。平均的な人間は、24時間につき10回ほどおならをし、そのガスの体積は1Lほどになる。

 体調不良であれば出やすいし、年齢を重ねると肛門の筋肉が緩んで出やすくなると言われる。おならを我慢するのは体によくないと聞くし、虚弱な高齢者の場合は心臓機能に負担がかかる可能性があるそうだ。

 仕方ない部分もあるかと思うが、我慢していたかどうか、軽い気持ちでやったかどうか、どういった背景があるかは考慮されず、結果的に迷惑行為になってしまうのが難しいところである。

オナラー問題は世界どこでも起きていることであり、それに対して当然不快感を感じている。

「誰かがおならをしたので、息をするために次の駅で降ります。おならをした人は、今日中に他の人におならをされて、痛みがわかるといいなと思う」

「電車のなかで、特に混んでいるときにおならをする人へ。あなたの特等席が地獄に用意されています」

SNSには、こういった内容の英語の書き込みが見られた。

 今の時代は、ひょっとしたらオナラーが増えているかもしれないと感じさせるブルームバーグの記事も見つけた。

 ニューヨークの地下鉄で、ヘッドフォンとスマートフォンで自分の世界に入っていた女性が、自分がどこにいるのかを忘れておならをしてしまったというものである。ゲームや動画などで仮想空間に入り込む人には特に知っておいて欲しいエピソードである。ところで、電車内で異臭を感じた際、

「方向などをヒントに」

犯人捜しをしていないだろうか。なんとなく、中年以上の男性ではないかと考える人は多いかもしれない。

 しかし英国のBBCの記事によれば、男性の方が公の場でおならをしている可能性はあるものの、1990年代後半の研究でわかったことに、男性の方がガスの発生が多いわけではないとある。

 さらに女性のおならは硫黄化合物の濃度が高く、より強い臭いがあると審査員が判断したとあったことは知っておくとよいかもしれない(2014年12月22日付『BBC』)。

  
■英訳 

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