英与党党首にスナク氏 首相就任へ
✍️記事要約
イギリスのトラス首相の後任となる与党・保守党の新しい党首に、スナク元財務相が選ばれた。スナク氏は24日中にも首相に就任する。
スナク氏は、2020年に39歳の若さで財務相に抜てきされたが、2022年7月に辞任してジョンソン前首相退陣のきっかけとなった。
インド系のスナク氏は、イギリス史上初めてのアジア系首相となる。 ◇ ◇ ◇
☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ スナク氏はインド系であり、イギリス史上初のアジア系首相が誕生することになった。アメリカでオバマ大統領が誕生した時のように時代が大きく動いた印象だ。
筆者は先週、イギリスの情報機関出身の友人と食事をしたが、その友人はスナク氏とトラス氏が争った9月の保守党党首選挙では、地方の保守層(特に高齢者)がインド系首相の誕生に抵抗があり、多くがトラス氏に投票したと述べていた。しかし、スナク氏は今回、その見えない壁を打ち破った格好だ。
とはいえ、スナク氏もトラス氏同様、名門オックスフォード大学出身のイギリスの超エリート。特にスナク氏は超富裕層の出身。ガソリンや電気代の高騰など物価高に苦しむ庶民の生活を実感し、政策を実行できるか。
✅ 経済的な危機に対応するため、そして一致して難局に当たるために、他の候補者は今回立候補せずに経済にあかるいスナク氏だけが立候補するという結果となったといえる。
イギリスの経済危機は、現在のところ日本の比ではない。物価高、特にエネルギー高は深刻なものとなっており、そうした問題に対処する経済的な専門知識が次の指導者には求められている。
立候補が取りざたされたジョンソン前首相が述べていた通りの結果となったということができる。まずはスナク氏のお手並み拝見といったところか。