藤原紀香直伝!「温活」健康法とは
✍️記事要約
寒風が吹きすさび、底冷えの度が増すばかりの新年の幕開き。冬本番を迎え、寒さに震えている人々にとって“ホット”な話題を。身体を「外側」からだけでなく、「内側」からも温める「温活」。女優の藤原紀香が、資格を取り、自ら実践している健康法を伝授する。
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「それは、大病を患ってしまう一歩手前のレベル。本当に低すぎるよ」
以前、知人にそんな心配をされるほど、私の身体にはある「問題」が生じていました。
35度2分。
これが、多忙により体内リズムが乱れがちだった時の私の平熱でした。
〈藤原紀香、50歳。「ミス日本」第24回グランプリ受賞者の彼女はデビュー30周年を迎え、歌舞伎俳優の妻を務めると同時に女優業も全うするという多忙な身でありながら、「健康と美」にこだわりを持ち続けている。そんな彼女が抱えていた問題が「低体温」で、世間の多くの女性が悩む「冷え性」だった。
意外なことに、西洋医学では「冷え」に該当する概念がないというが、古来、東洋医学では「冷えは万病のもと」とされてきた。
事実、「頭寒足熱」といった言葉があるように、身体を温める健康法は、古(いにしえ)より日本人にとってなじみの深いものとして定着している。
そこで、極度の低体温が気になっていた彼女は、美と健康の一環として身体を温める「温活」を始めたのだという。〉
■コロナ禍をきっかけに勉強
体温が低いと免疫を司る白血球の働きが低下するといわれていることは知っていたので、かねて自分の低体温は気になっていました。何とか体質を改善したいとさまざまなトレーニングも続けていましたが、なかなか平熱が36度台に乗らなくて。
試行錯誤を繰り返しているうち、コロナ禍に突入。舞台やイベントすべてが中止になり時間の余裕ができた分、今が学ぶチャンスだ! と思い立ち、以前友人から聞いていた温活のことを調べ始めたんです。
温活とは、身体を「外側」から温める、ということだけではなく、睡眠、入浴、食事、メンテナンス方法など心身ともにライフスタイルを見直し、かつ身体を理解した上で「内側」から温めていく活動だということを知りました。
■温活指導士の資格を取得
温活は、実に奥が深いものでした。まず、「温活士」という資格がありそれを取得しようとチャレンジを開始しました。朝から晩まで先生の講義を受け130ページ近くある教科書で勉強。舞台の台本くらい厚い教材でした。そこでは、食べ物、睡眠、入浴と温熱、呼吸、ツボ、生活習慣や身体の成り立ち、腸と脳の関係も学びました。
そしてその上には「温活指導士」という資格もあり、これは文字通り、温活を指導する立場になるために必要な資格です。温活指導士の資格を取るには、160ページもある教材で体内の仕組みを知るため、いわゆる生物・化学の学びも必要でした。たとえば、細胞やミトコンドリア、核のこと、消化酵素やクエン酸回路、栄養素、免疫、代謝と熱、腸内環境と発酵の関係、筋肉とリンパ、舌診の項目などです。
おかげさまで、無事、試験に合格し両方の資格を取ることができました。自身で温活を実践した結果、今は平熱を36度7分にまで上げることに成功。人間の免疫力は37度で最も活性化されるといわれていますが、体温が上がったせいか、季節の変わり目でも風邪などひかず、元気でいられるようになりました。その過程ではさまざまな温活の学びがありました。
■宇宙大戦争みたいな夢
たとえば入浴法。湯船に首まで浸かった場合、身体全体にかかる力は約1トンといわれています。この“静水圧作用”によりリンパが活発に全身を流れ始め、血流も良くなり、末端の冷えが改善される温活効果が得られます。また、浮力作用で筋肉や関節の緊張もほぐれます。
以前、私はかなり熱めのお風呂に浸かっていました。でも今は、38~42度のお湯に浸かるようにしていて、血行を良くしてくれる重炭酸を使用する場合もあります。
熱いお湯に浸かるとすぐにのぼせてしまうので、身体の表面は温まっても内部は冷えたまま。また、身体が急激に熱くなると、体温を一定に保とうとする機能が働き、今度は逆に、一気に身体が冷めてしまいます。
さらに、熱いお風呂に入ると交感神経が優位になり(興奮状態)、副交感神経が優位で入眠に適しているリラックスした状態になるまで時間が掛かってしまいます。そうすると、すぐには寝られないのでスマホ作業をしたりテレビを観てしまい、せっかく副交感神経が優位になろうとしていたところで再び交感神経優位の状態に引き戻され、一層、寝つきが悪くなる。
実際、私は以前、毎晩のように「スター・ウォーズ」みたいな大スペクタクルな宇宙大戦争に参加している夢をよく見ていましたが、これではなかなか深く眠れません。入浴法を変えてからは、そんな夢を見ることもなくなりました(笑)。
そして、仕事で短時間しか寝られない時でも90分ごとのノンレム睡眠のリズムを学ぶことにより、寝覚めもすっきり。身体を修復・再生してくれる成長ホルモンは睡眠時に分泌されるので、短時間でも上質な睡眠を取ることは大事ですよね。
■果物の発酵ジュース
また、温活の代表的なものとしては食事法があります。「脳腸相関」という言葉があるように、最近の研究では脳と腸に密接な関係があることが分かっています。温活では、発酵食品を摂って腸内環境を改善し、体温の調節機能を司る自律神経を整えることが推奨されています。
たとえば私は、梅、桃、柿、苺など季節ごとの果物を発酵させてジュースにし、冷蔵庫に瓶を並べて料理にも使っていたり、最近は自家製のジンジャーエールを飲むようにしています。
ショウガに含まれるショウガオールという成分には身体を温める効果があることが知られています。ショウガに、八角、山椒、シナモン、ライム、レモンを黒砂糖でゆっくり発酵させたものを日々飲んでいると、腸内環境もよくなり身体がポカポカしてくるのでお勧めです(写真3参照)。
身体を温めてくれる食材であるニラ、ニンジン、ニンニク、カボチャ、スパイスなどもよく料理に使います(写真1、2参照)。
「夫の肌の調子もよくなった」
「食べ方」も重要。炭水化物やタンパク質などは分解のためにたくさんの消化酵素を使います。なので食事の最初には、酵素を多く含む野菜のサラダや、納豆、漬物、キムチなどを食べて、次にスープなど温かいものを飲むようにしています。
夫も肌が弱いほうなので、食べ方には気を付けています。最初にお刺身などを食べ、その後にお味噌汁、そしてタンパク質が多く含まれるメインを食べるという習慣もついたようで、その甲斐があってか肌の調子も以前より良くなったと思います。腸内環境も良好で身体も軽く、よく動くようになったと話していました。
ライフスタイルからの温活、発酵食による腸活などで身体を内側から温めていくことで私たちもより健康的になっていると感じています。
“五十にして天命を知る”といわれますが、私は、まだまだ知らないこともたくさん。心身ともに元気に仕事をして生きていくために、これからもいろんなことを学んでいきたいと思っています。
藤原紀香(ふじわらのりか)
1971年生まれ。91年、大学在学中に「ミス日本」第24回グランプリを受賞。その後、キャンペーンガールやイメージガールとして活躍し、映画やドラマ、舞台に多く出演。2016年に歌舞伎俳優の片岡愛之助と結婚。梨園の妻であると同時に女優としても活動を続けている。
☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
私も平熱が5度代でした
朝ご飯を食べる様になって
腸も活発になった
今は6度ちょっとに上がった
そしてやはり ヨーグルト 納豆 味噌汁は重要
✅ ずっと平熱といえば36度だと思っていたのですが、医者に「最低36度」と言われてびっくりしたのを思い出しました。
37度というと微熱のような気もしますけど、健康のためにはそのくらいの方がちょうどいいんですよね。
体温が上がると免疫力も上がりますし、温活は今のご時世にぴったりですね。
✅ 文中にもある通りこれが古来よりの統計に基づいた真の健康法なんだよね。皆に健康になられては稼げなくなる現代横行の西洋医学にとっては不都合な真実なんだよね。古来の日本人は平熱37℃以上であったそうだが昨今の体温が高い人を警戒する風潮や健康常識とされている減塩、飲大量水は体温を下げる。さらに全国の食材が当たり前に食せる為、南国食材で体温を下げてしまう。感染対策?をたてまえに外出ふれあい自粛で自然免疫に異常を来せる等、西洋医学会のビッグメディアを傘下にして流布し続けたマッチポンプビジネスが健康意識の高い自分には手に取るように判明してしまう。藤原紀香も当然分かっていると思うが影響力のある存在としてハッキリと現代医療を否定できない。このような意見から世界の闇を読み解く能力が命を護る為には必要である。