裏金疑惑 3ルートを重点的に捜査
✍️記事要約
自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書への不記載など3つのルートを政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載など)の疑いで重点的に捜査していることが12日、関係者への取材で分かった。特捜部は臨時国会が閉会する13日以降、安倍派議員らの聴取などを本格化させるもようだ。
また、岸田文雄首相が7日に離脱するまで会長だった岸田派(宏池会)でもパーティー収入の一部が不記載だった疑いが浮上。数千万円に上るとの情報もあり、特捜部は慎重に確認を進める。
安倍派では所属議員に課したパーティー券販売ノルマの超過分を派閥や議員側の収支報告書に記載せずに議員側にキックバック(還流)していたとされ、不記載額は平成30年~令和4年分で数億円に上る恐れがある。
関係者によると、特捜部が捜査の重点を置いている主なルートは3つ。
①安倍派のノルマ超過分のパーティー収入と所属議員に還流した分の支出が記載されていない派閥としての不記載疑惑②安倍派から還流された分を所属議員の関連団体が記載していない議員側の不記載疑惑③二階派(志帥会)のパーティー収入の一部が記載されていない派閥としての不記載疑惑-だ。
安倍派では還流分を一切記載しないなどの不記載の慣行が長年行われ、不記載額も5年間で数億円を超えるなど、他派閥に比べて突出していた疑いがある。
特捜部は安倍派の会計責任者だけでなく、派閥の事務を議員側で仕切る事務総長経験者が不記載の経緯を知っていた可能性もあるとみて、安倍派幹部らの任意での事情聴取を進めるとみられる。
還流された安倍派の議員側についても、不記載額が総額数千万円以上に上るなど、悪質性が高い事例を中心に捜査。会計責任者だけでなく議員が不記載に関与しなかったか確認する見通しだ。
二階派はパーティー収入の不記載額が5年間で総額1億円を超える恐れがある一方、還流分は記載。特捜部は会計責任者などの事情聴取を進め、収入だけ記載しなかった経緯などを調べている。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
捜査の重点はわかったが、国民が知りたいのは、もう一つこれらのカネが一体何に使われているのか?ということだろう。
特定の企業、団体との強い関係が、国の政策に何らかの影響を及ぼされている可能性ということがあることを予想させるような、贈収賄にも発展することはないだろうか。
あるいは、そのカネが選挙において表に出ない形で、票の取りまとめの依頼に支払われていることはないだろうか。
それが何に使われているかを明らかにすることも必要だ。
✅ パーティー含む政治献金の会計を全て電子マネーでやるようにすれば金の流れが透明化して解決じゃないですか。勿論、それ以外の手段で献金したら関係者は逮捕で。政府としても国民に電子マネーを推奨しているんだから、そのぐらいは当然できますよね?
そもそも巨額の政党助成金を貰ってるのに、政治資金集めにパーティーする必要なんて全くないんですけどね。資金集めのパーティーは禁止にして、今までパーティーを脱税に利用した議員は逮捕及び追徴課税で。最低限このぐらいやらないと政治とカネの問題は今後も何も変わらないですよ。
✅ 問題の本質は日本社会が、論理性や提案力などの能力の評価よりも、個人の優劣を明確にしない集金力を評価軸(誰がお山の大将?)としていること。政治に金が掛かる、とかではありません。
以前の選挙で「排除の論理」を主張した都知事側が惨敗した理由もこれでしょう、国民やマスコミが論理性を拒絶したのです。その一方でオリンピック選手をサラリーマンと比べて差別的に扱う、など反省しない人が大勢である限り、あらゆる場面でこの不毛な「お山の大将」合戦は続くのでしょうね。