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追加利上げ観測 長期金利高水準に[2024.5.21]

追加利上げ観測 長期金利高水準に

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 長期金利 一時0.980%まで上昇 11年ぶりの高水準に 2日連続上昇 背景にあるのは“日銀の追加利上げ”観測

住宅ローンの固定金利などに影響を与える長期金利が一時0.980%と11年ぶりの高い水準まで上昇しました。

背景にあるのは、“日銀の追加利上げ”観測です。

午前の東京債券市場で、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが、0.980%まで上昇しました。2013年5月以来、11年ぶりの高い水準です。きのう0.975%をつけたばかりで2日連続の上昇です。

これは日米の金利差が要因になっている歴史的な円安への対応策として、「日銀が来月、国債買い入れの減額や追加の利上げをするのではないか」という観測が市場で広がっているためです。

長期金利の上昇は住宅ローンの固定金利の上昇につながりますが、日銀の植田総裁は、円安による物価高について「リスクが高まれば金融政策上の対応が必要になる」と発言していて、日銀が円安阻止のためどのような対応策を打ち出すのか市場は次の一手に注目しています。

■英訳

Long-term interest rates, which affect fixed mortgage rates, briefly rose to 0.980%, the highest level in 11 years.

The backdrop to this rise is speculation about an “additional rate hike by the Bank of Japan.”

In the Tokyo bond market this morning, the yield on 10-year government bonds, a key indicator of long-term interest rates, climbed to 0.980%. This marks the highest level since May 2013 and follows an increase to 0.975% yesterday, making it the second consecutive day of rising rates.

This increase is driven by market speculation that the Bank of Japan might reduce its bond purchases or implement additional rate hikes next month as a measure to address the historically weak yen, which is influenced by the interest rate gap between Japan and the U.S.

Rising long-term interest rates lead to higher fixed mortgage rates. Bank of Japan Governor Ueda has stated that the central bank would need to respond with monetary policy adjustments if the risks of inflation due to yen depreciation increase. The market is closely watching the Bank of Japan's next moves to counter the weakening yen.

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 長期金利は10年固定金利などの住宅ローン金利の基準になります。長期金利が上昇すると、プラスの側面では定期預金や保険の利率が上昇する可能性があります。マイナスの側面では住宅ローン金利が上昇することで、これから家を買おうとする人にとっては返済額の増加につながります。個人的には今の金利上昇局面では変動金利で住宅ローンを借りるよりも、10年固定金利で住宅ローンを借りる方が安全だと考えていたのですが、今後10年固定金利も上昇すると、改めて変動金利と10年固定金利のどちらで住宅ローンを借りるべきか悩みが深くなりそうです。私なら、10年固定金利で借りるかなぁ。悩ましいですね。
✅ 日銀の年内追加利上げがより強く意識されるようになってきました。5月入り後、米長期金利が低下傾向にある中で円金利が上昇したということは、日本(日銀)側の要因が強く効いていることを意味します。もっとも、日本の景気は弱いままで、米国のように強い個人消費(需要)が物価を押し上げる構図にはなっていませんから、インフレの持続性という点においては疑問が残ります。今後、個人消費が回復の兆候を強めれば更なる金利上昇が考えられます。
✅ インフレ傾向になるときは金利だけ上がるのではなく、物価も上がるし、賃金も上がります。住宅ローンが・・という話がすぐに出てきますが、現状の賃金水準のままで住宅ローン金利だけが上がっていくというわけではないです。

現在の円安は異常な水準と思います。住宅購入も考えられない層の生活にエネルギーや食糧、飼料など輸入価格の高騰が影響を与えています。その要因の一つが世界の中で異常な水準の日本の低金利であるとしたら、是正したほうが良いと思います。

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