那須川天心、帝拳会長が大絶賛「60年以上やってあんな選手見たことない」
✍️記事要約
■那須川天心がプロテスト合格、帝拳ジム・本田会長「凄い宝物を預かった」
キックボクシング界の“神童”那須川天心が9日、東京・後楽園ホールで日本ボクシングコミッション(JBC)のプロテストに合格した。プロ格闘家としての実績を評価され、B級(6回戦以下)で実施。スパーリング、シャドー、筆記試験などを終えた。所属する帝拳ジムの本田明彦会長は「60年以上(プロモーターを)やっていますが、あんな選手は見たことがないです」と大絶賛した。
那須川はヘッドキャップと14オンスのグローブを着け、3月20日に日本バンタム級タイトルマッチを控えている同級1位・南出とスパーを実施。3ラウンドでジャブの差し合いやボディーワークなどキレのある動きを披露した。スピードで相手を翻弄し、クリーンヒットを許さず。潜在能力の高さを見せた。
数々の世界王者や名ボクサーを生んだ名門・帝拳ジムに所属。見守った本田会長は「考えられないくらいの学習能力があります。60年以上(プロモーターを)やっていますが、あんな選手は見たことがないです。スパーだけで1試合分くらい学習する」と潜在能力に太鼓判を押した。
「スパーでもまともにパンチをもらったところを見たことがない。期待している早さより3倍どころじゃなく、10倍くらい早く学習する。凄い宝物を預かったと思います。若い人にも人気。ボクシング界が期待する存在だと思います」
今後はバンタム級かスーパーバンタム級を主戦場とし、4月に6回戦でボクシングデビューする予定。勝てば8回戦を用意するという本田会長は「地道に行きたいけど、今の時代はそうはいかない」とファンなどの期待について語り、「理想は1年以内に日本タイトルにいきたいと思います。成長具合を見ながら相手を探していく」とプランを明かした。
昨年6月の格闘技イベント「THE MATCH 2022」(東京ドーム)でK-1王者・武尊に5-0の判定勝ち。格闘技47戦無敗(キックボクシングは42戦)のままプロボクシングに転向する。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
天才というなら、井上もそうだけど、2人とも素直で、相手に対して戦術をすぐに変えられる選手でもあり、適応能力が高いんだろうね。
天才レベルなら、辰吉の方が上だったと今でも思うが、あんなチンパンジーみたいな長いリーチで目も良いのに、トレーナーの指示を一切聞かない、ガードを絶対に上げない偏屈さで目を怪我して、それでもノーガードで打ち合うという頑固さで自滅してしまった。本当に残念だったが、彼らは逆にあらゆる情報の中からベストなものを選ぶ選択眼とモノにする適応力がある。実力以上のものを発揮するのだから、才能以上の期待が持てる。まだまだあの2人は伸びるだろう。
✅ 自分はキック時代から応援してましたが、空手とアマのキックで99戦、そしてプロで40戦以上やってるのだから、実績は充分。天性の才能に加えて努力を惜しまず、相手の攻撃を喰らわず自分の攻撃だけを当てるファイトスタイル(性格がビビりだからと、体重差のある相手に勝つ為に編み出したらしい)。日本チャンピオンにはすぐなれるでしょう。かと言って、階級が同じなら井上選手に勝てるかといえば、さすがに難しいでしょう。まだデビュー戦すらして無いのだから、過剰に期待し過ぎるのは違うのでは? 今後に期待という事で。
✅ 帝拳の本田会長がこれまでの60年で出会った選手は数知れないだろうが、会長がこれほど新人を絶賛するのは聞いたことがない。那須川を新人とみなすかは疑問だが。
自分はアマチュアボクシングをしていたので、最初はボクシング舐めるなとか思っていたが、彼のキックの試合をいくつか見たら、むしろボクシングの方が向いてる気がした。あの反応の速さと動きの正確さは、キックだとむしろ持て余していた。他のボクサーには見えないものが見えているようで、打たれるイメージがない。近い階級には日本人史上最強とか言われてる人もいるので近い将来、世紀の一戦を期待します。