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高専生が開発した認知症の兆候が歩き方で分かる装置とは[2022.7.30]

高専生が開発した認知症の兆候が歩き方で分かる装置とは

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✍️記事要約

✅ 認知症の兆候が歩き方で分かる 高専生が開発、付いた評価は10億円

歩き方で認知症になるかどうかが分かる――。そんな装置を一関工業高専(岩手県一関市)の学生3人が開発し、企業評価額を競う全国大会で最優秀賞を受賞した。つけられた評価額は過去最高の10億円で、3人は「早く起業したい」と意気込んでいる。

 大会は、人工知能(AI)が自ら学習する「ディープラーニング(深層学習)」の技術を利用して開発した装置を、技術力やビジネスモデルの面で評価し、つけられた額で競う。

 4月末に東京で開かれ、約50チームが参加。一関工業高専からは、システム創造工学専攻1年で、生態工学を学ぶ石井聖名さん(21)、深層学習について研究する菊地佑太さん(21)と佐藤汰樹さん(20)がチームを組んだ。

 3人が提案したのは、認知症の兆候を早期発見する装置とサービス「D―walk」だ。

 認知症患者に特有の歩行時のすり足やふらつきに着目。一関市の高齢者約100人から集めた歩行データをもとに、インソール型の足圧センサーを入れた靴を履いて歩くと、加速度などから、その人が認知症になる可能性を予測する。

 さらに外部の経営者から指導を受け、この装置を個人や介護施設ではなく、保険会社に売るビジネスモデルを考案。認知症を予防したい契約者と、認知症と診断された人に保険金を支払う保険会社の双方にとって役立つとみたからだ。

 大会では、歩くこと自体が認知症予防につながることに加え、簡単に検査できる仕組みや現実的なビジネスモデルが評価され、企業評価額10億円、投資額5億円をつけられ優勝した。

 菊地さんは「互いの得意分野をバランス良く発揮してつかんだ最優秀賞で、喜びは大きかった」と語る。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ これはあっぱれ。
ネタはあり触れた認知症だし、知名度も抜群だが誰もが「仕方ないね」で諦めているものでもある。
発見や自覚もまた、誰もが日々の中で適当に考えたり気づいたりしているもので、そういう部分で柔軟な才能が「お、これでわかるじゃん」ってのは楽しいね。

世の中はこうでなくては、こういう有象無象の積み重ねが、やがて次の時代の科学や技術や常識になって、未来に生きる人が「今ではそんなの簡単にわかるじゃん」と意識すらせずに恩恵を受けるようになっていけば良いね。

どんどん幸せになりましょう。

認知症も早期発見早期改善で、本人が納得して生き方変えればかなり進行止められるようになってきましたし、「自分はこれで生きる」で改めないにしても兆候があるかどうかは本人の助けになる。

良いね。10億円でも安い。
✅ 素晴らしい!
人生も折り返しにくると、身のまわりで認知症患者が現れるようになり、
「自分もゆくゆくはこうなってしまうのか…」と恐怖を感じるようになります。あとウォーキングとかサプリメントとか健康志向も高くなります。
認知症になる確率は15%ちょっとくらいだったかと思います。そんなロシアンルーレットより歩様で診断がつければ、落ちていくスピードも遅くすることができるかもしれません。
年配者なら「自分も一度診断してもらいたい」と思うでしょうね。
そして素晴らしいアイデアをちゃんとビジネスにまで落としこんだことも素晴らしい。1つを極める研究者も素晴らしいけれど、ビジネスとして良い物を広めていく夢というのもまた素晴らしい。
✅ 今の若者のイメージを根底から覆す開発。まず”認知症”に着目したところに今後の需要を見越している。兆候が歩き方でわかれば予防にもつながるし、それ以上進行しないよう遅らせることもできる。
こういう社会貢献のために”金儲け”を考えることは、医学の発展にも寄与し、正しいビジネスモデルの在り方でもある。
この開発だけでも工科系大学の大学院修了以上の学識と、技術力を備えていると言っても過言ではないだろう。現に10億の評価がつき、5億の投資額が付いたのだから、大学の研究費としても破格だろう。
殺伐とした話題の多い昨今。このような若者が目が飛び出るような頼もしい活躍をしているだけで、日本はまだまだ捨てたもんじゃないと勇気づけられるし、彼らにもまた、イノベーションのトップランナーとして国際社会を席巻してもらいたい。

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