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5~11歳の新型コロナワクチン接種の注意点は?[2022.3.15]

5~11歳の新型コロナワクチン接種の注意点は?

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✍️記事要約

✅ 「副反応、大人と変わらない」 5~11歳の新型コロナワクチン接種の注意点は?

新型コロナウイルスへの対策として、5~11歳向けのワクチン接種が兵庫県姫路市でも始まりました。第6波では、子どもにも感染が拡大し、学校園では学級閉鎖が相次いでいます。12歳以上の1、2回目の接種とは異なり、「努力義務」ではありません。各自の判断が重要ですが、保護者はどのような点に気を付ければいいのでしょうか。医師で公衆衛生が専門の毛利好孝・姫路市保健所長(59)に聞きました。

■接種は自由、医師とも相談を

 -どのような効果が期待できますか。

 「ワクチンには、感染と重症化を予防する二つの効果があります。小児用の米ファイザー製ワクチンは、デルタ株では高い感染予防効果が確認されています。オミクロン株の有効性についてのデータはまだありませんが、重症化の予防効果は高いと考えています。先天性の心疾患やぜんそくなどの基礎疾患がある場合、重症化のリスクがあるので、ぜひ受けてほしい」

 -12歳以上の接種とどう違うのですか。

 「12歳以上の接種は法律上、対象者が受けるよう努める『努力義務』が適用されています。5~11歳向けは、オミクロン株での予防効果が十分に確認されていないので適用されていません。保護者がよく考えて、接種するかどうかを決めないといけません」

 -どのような副反応がありますか。

 「大人とあまり変わりません。注射した部分の痛みやだるさ、頭痛や寒気などです。受けた日の夜や翌日に症状が出ることが多いので、子どもがしんどそうなら学校や保育所、幼稚園を休ませてください」

 -予約方法は。

 「接種券を各家庭に順次発送しています。病院やクリニックでの個別接種が中心で、医療機関に直接申し込みます。市のホームページに対象の医療機関一覧を掲載しています」

 -保護者が気を付けることは?

 「オミクロン株では、子どもは軽症がほとんどで、重症化することはごくまれです。ワクチンの感染予防効果も限定的とされています。接種は自由で、絶対に受けないといけないものではありません。重症化を防ぐメリットと、副反応のデメリットをよく考え、かかりつけ医とも相談して決めてください」

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