コロナで加速 缶コーヒー離れ
記事要約
缶コーヒーが“消える”!? 「クラフトボス・ショック」から3年、市場で起きた異変とは
缶コーヒーは50年以上の長きに渡り、各社が注力してきたカテゴリー。他の飲料に比べて単価が高く、定価販売の自動販売機とも相性が良かった。
その缶コーヒーがペットボトルコーヒーの勢いに押されており、容器別の構成比の実績にも表れている。
清涼飲料市場全体の容器構成比は、液量ベースでペットボトルが75.2%となり、缶容器の11.9%を大きく上回っている(2019年、全国清涼飲料連合会調べ)
コーヒー飲料に注目してみると、缶容器が48.0%でペットボトルの43.9%を上回るが、10年前は缶容器が70.8%でペットボトルが16.5%と圧倒的な差があった。
縮小傾向の缶コーヒーだが、飲みきりサイズにより短時間で気分転換ができ、寒い冬には手を温められ、誰かとの会話のきっかけにもなっていた“仕事の相棒”であることは間違いないことで、これからも存在し続けるだろう。