またも撤回 酒提供停止巡り迷走
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✍️記事要約
今度は「酒の取引停止要請」を撤回しました。酒の提供を続ける店への金融機関からの“圧力発言”に続く方針の撤回です。西村大臣には閣内や与党からも批判が続出。現場には怒りと困惑が広がっています。
記者の前に神妙な面持ちで現れた西村大臣。
「私の発言で混乱を招き、また飲食店の皆様に、特にですね、不安を与えてしまう、与えることになってしまいました。趣旨を十分に伝えきれず、反省しているところであります」(西村康稔経済再生相)
酒の提供停止に応じない飲食店に対し、金融機関から働きかけを行う方針を打ち出すなどとした自らの発言について改めて釈明、撤回しましたが、閣僚や与野党からの批判は収まりません。
「こっちは融資してくださいと言ってるのに、融資止めてろって話をしてるわけだろ。だから普通に考えておかしいと思わなきゃおかしいだろ」(麻生太郎財務相)
「西村大臣の発言は、協力をお願いしている飲食店の皆様との信頼を若干、裏切っているのではないか」(自民党 佐藤勉総務会長)
「西村大臣個人の問題ということにとどまらない、政権全体の体質の問題がある」(立憲民主党 枝野幸男代表)
経済界からも・・・
「あの発言自体が大きな混乱を生んだことは間違いないし、翌日にそれが撤回されるという現象自体は、さらに信頼を失うことにつながった」(経済同友会 櫻田謙悟代表幹事)
そして夕方、事態は更に動きました。
「西村大臣、すみません。酒類の取引停止要請を撤回されたということですが、その方針でいいのでしょうか」(記者)
政府は、酒の販売事業者に対し、酒の提供を続ける飲食店との取引停止要請を撤回しました。相次ぐ撤回。西村大臣は記者の問いかけに応じず、役所を後にしました。
西村大臣の発言に翻弄された人たちがいます。13日夜、都内の酒卸店を訪ねると・・・
「呆れているというところが本音。世論におされたというか、やっとその発言の間違いに気づいたのかな」
店主の秋山さんは、撤回されても酒の販売量は変わらないと話します。
「明日になれば昨日と変わらないぐらいのお酒の販売量。もちろん創意工夫はさせていただいているが、それには限界がある。大きく変わることはない。ただ、やれることだけをやって少しでも赤字を減らしていく」
都内のこちらのイタリア料理店。協力金が入ってこないなど店の存続が危ういとして、緊急事態宣言下でもお酒を提供するなどやむをえず通常営業を続けています。
「これで休業したら、この店なくなるので、自分の生活のため、スタッフの生活のため、やらざるを得ない状態」
夕方の営業中、酒の販売事業者への取引停止要請を撤回するという一報がもたらされました。
Q.(政府が)撤回したみたい
「酒店とも話していて、あれがあると、もしかしたら(商売を)止めないといけない」
オーナーシェフは憤りを隠せません。
「飲食店とか酒店とか、ばかにしているのかな。飲食店、飲食店言っていても、うちらやることやっているし、これ以上何するのというところまできているので。今回ばかりはやり過ぎだな。やり過ぎというか、言いたいことは分かるけど、やり方が完全に間違っている」
相次ぐ政府の方針転換に、現場には怒りと戸惑いが広がっています。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
そして内々の通達であることを聡く理解して公にする事は少ないでしょう。国民が知らないうちに政府の意に沿わない法人、個人への融資が止まっていったのかもしれません。
✅ ご発言の意図は分からなくもないですが、協力金や補助金が申請後3カ月近く経ってから支給されるって現状を改善せず、卸元や金融機関を締め付けるなどもっての外。ただ、世の中飲食店業界ばかりを悲惨な状況とフォーカスしているけど、他業種でも辛酸をなめながら頑張っている人達がいるわけで、この手の政策にはいつも不公平感が拭えない。
✅ 内閣官房で検討され出てきた方針であって西村氏個人が牽引していたとは思い難い。