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30歳の息子はワクチン接種3日後に突然死した[2022.12.25]

30歳の息子はワクチン接種3日後に突然死した

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✍️記事要約

✅ 30歳の息子はワクチン接種3日後に突然死した、それでも検証は遅々として進まない…憤りに震える父親が語った「国への不信感」

 新型コロナワクチンはこのウイルスによる被害を大きく減じたと言われる。

 その一方で、「副反応疑い死」の被害も少なからず見られる。

 ところが、その被害について詳しい検証が行なわれた例は少なく、被害者や遺族は大きな負担を強いられている。

 『ルポ 副反応疑い死』を上梓したノンフィクション作家の山岡淳一郎が実態をレポートする。

■目を覚さなかった息子

 2021年8月25日の未明、広島県東部の山あいの町で会社員の男性が、突然、30年の短い生涯を閉じた。出勤時間になっても起きてこないので、母親が2階の息子の部屋に見にいくとベッドに突っ伏していた。父親は懸命に心肺蘇生を試みるが、息子は目を覚まさない。救急隊も手の施しようがなかった。間もなく、私服の刑事と検視官がやってくる。

 「触らないで。この部屋から出てください」と検視官に命じられ、両親は階下におりた。自宅での突然死は、刑事事件のように扱われ、検分を終えた遺体は警察に運ばれる。両親は「せめてもう一度、顔をみさせてください」と懇願し、黒いシートに包まれた息子の顔をのぞきこんだ。酒もたばこものまず、電気機器のメンテナンスに飛び回っていた息子、サッカー好きで持病はなく、健康そのものだった息子が、なぜ、あっけなく逝ったのか……。

 国民は「生命、財産が守られている」と感じてこそ、政府に信頼を寄せる。派手な国防論議よりも、むしろ暮らしのなかの生死の問題への対処のほうが切実で、信頼度を左右する。

 たとえば、新型コロナワクチン接種による重篤な副反応への国の対応である。

 拙著『ルポ 副反応疑い死』(ちくま新書)は、すでに2000件ちかい、副反応が疑われる死亡事例に焦点を当て、ご遺族や亡くなった患者の主治医、遺体を解剖した医師、免疫とワクチンに詳しい医学者、制度を運用する厚労省の官僚、法律家、製薬企業の関係者らに当たって事実を掘り下げ、著した。政府が「努力義務」を掲げて国民に推奨するワクチン接種への対応を通して、日本国への信頼を問い直そうと考えた。

 広島のひとりの若者の突然死は、その重要な糸口であった。

■ 死亡原因は「不詳」

 父親には気がかりなことがあった。

 3日前に息子はモデルナ製m(メッセンジャー)RNAワクチンの2回目接種を受けたばかりだった。その夜、高熱が出て翌8月23日は仕事を休む。24日には熱が下がって出勤し、ふだんどおり夕方に帰宅した。午後7時に母親と一緒に食事をとり、9時過ぎに自室に入ったまま起きてこなかったのだ。

 「なぜ、息子は逝ったのか、真実を知りたい」と父親は痛切に思った。

 しかし、2021年8月下旬、遺体を解剖した広島大学法医学研究室が警察に提示した「死体検案書」の死亡原因は「不詳」の二文字だけだった。主要所見には「特記すべき所見はない」。一週間後、解剖医は、国が医療機関や製薬メーカーに課した「副反応疑い報告制度」に基づいて、厚生労働省傘下の独立行政法人「PMDA(医薬品医療機器総合機構)」に、このケースを報告する。「ワクチンと死亡の因果関係」について「情報不足のため評価負不能である」と記した。

 報告を受けたPMDAは、因果関係に「評価不能(γ)」の判定を下し、厚労省の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会に報告を上げる。副反応検討部会は、他の事例と同じく、この事例も匿名で「新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要」というデータベースに載せた上で、国内の接種状況を俯瞰してこう断じた。

 「ワクチン接種によるベネフィットがリスクを上回る」「ワクチンの接種体制に影響を与える重大な懸念は認められず」として接種継続にお墨付きを与えたのだった。

 このように副反応疑い報告制度は、接種状況のモニタリングが主な目的であり、個別の事例の深い探求は期待できそうになかった。

■何としても真実を知りたい

 父親は、憤りで体が震えた。最愛の息子の死に「不詳」「評価不能」とは、いったい人の死をどう考えているのか。苦しい胸のうちを私に吐露した。

 「ワクチン接種は社会を守るために必要でしょう。反ワクチン派の陰謀論には与しません。でも、少数とはいえ重い副反応が生じます。わたしは、息子より1週間早く、同じ職域接種会場で、同じロット番号のワクチンの接種を受けていました。接種後、一気に体温が上がって40度を超え、脇のリンパ節が腫れて腕が上がらなかった。意識朦朧、市販の解熱剤を飲んでどうにかしのぎましたが、帯状疱疹が出て、辛かった。

 わたしは生きて、息子は死んだ。子は親の遺伝子を半々に受け継いでいますよね。わたしと息子の間に共通の免疫反応があって、副反応につながったのではないか。そうした体験、事実を聞き取りもせず、不詳、評価不能で、息子の死がなかったことにされてはたまらない。何としても真実を知りたい」

 父親は、接種と死亡の因果関係を探ろうと「予防接種健康被害救済制度」の救済申請を行なう。こちらは健康被害を受けた本人、もしくは遺族が、「必要な書類」をそろえて自治体の窓口に「医療費」や「医療手当」「死亡一時金」などの補償請求をすることから始まる。申請は都道府県を経由して国に進達され、厚労省の疾病・障害認定審査会の感染症・予防接種審査分科会が1件ずつ因果関係を審議し、認否の結論が下される。

 健康被害救済制度は、「迅速に」被害者を救うしくみだ。厚労省は審査・認定に際し、「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず、接種後の症状が予防接種によって起こることを否定できない場合も対象とする」(2021年12月9日「新型コロナワクチンに係る健康被害救済について」)と示している。因果関係の受けとめ方はやや幅広く、審議のプロセスでそれが明らかになるだろうと父親は期待した。

■ 理不尽な要請

 ところが、「必要な書類」を整える段階で「因果関係の証明」という壁が立ちふさがる。厚労省は「厳密な医学的な因果関係までは必要とせず」と掲げる半面、申請に必要な書類として「予防接種を受けたことにより死亡したことを証明することができる医師の作成した診療録(サマリー、検査結果報告、写真等を含む)の写し」を要求しているのだ。自宅での突然死だから医師の診断など受けておらず、診療録などありはしない。

 もっとも、解剖をした広島大学法医学研究室が、残った組織検体を使って詳しい病理検査を続けていた。その結果が出るのを待つよう自治体の窓口から告げられる。だが、半年経ち、8か月、10か月が過ぎても警察や広島大学からは何の連絡もなかった。一周忌が近づき、父親は我慢の限界に達し、弁護士の支援を受けて警察と広島大学に「情報開示」を求めた。

 そうして、ようやく開示された鑑定書に死因が書かれていた。

 「全身性炎症反応症候群(SIRS)」

 初めて目にする病名だった。これは、本来、ウイルスや細菌への生体防御を担うサイトカイン(免疫系細胞から分泌されるタンパク質)のうち炎症性サイトカインが大量に放出され、過剰な炎症反応「サイトカインストーム(免疫暴走)」が高じて発症したと考えられる。過剰な炎症反応がさまざまな臓器に致命的な障害を与えたのだろう。

 サイトカインストームは、しばしば新型コロナ感染症の重症患者にみられるが、その免疫暴走がワクチン接種後に起きていたのである。広島大学は、並行して学術誌に、この30歳男性のケースを含む、20~50代の男性4人が二度目のワクチン接種後、サイトカインストームを起こして死に至った症例報告を発表した。4人とも死亡時の体温は40℃以上の「異常高温」で、全身性炎症反応症候群を発症していたと推認される。

■長い忍耐を強いられる

 父親は鑑定書と広島大学の症例報告を「必要な書類」に追加した。そして、2022年10月初旬、ようやく死亡一時金の補償申請は自治体から広島県を通して国に進達される。亡くなってから1年2か月もの歳月がかかった。さらに今後、いつ審査会が因果関係を審査し、認否の結論を出すかは、まったく見通せず、遺族は長い忍耐を強いられる。

 この広島のケースは、全国で起きている副反応疑い死のごくごく一部である。

 これまでに医療機関や製薬メーカーから厚生労働省に接種後の「重篤(死亡・障害・入院など)」事例として8025件が報告されている。このうち死亡は1919件(12月16日時点)。なかには28歳の男性が接種3日後、自宅で亡くなり、警察が遺族に解剖を奨めず、病理検査がされないまま荼毘に付された例もある。死因を探る手がかりは消えている。

 一方、健康被害救済制度で遺族からの死亡一時金の補償請求が認められたのは、わずか15件(12月12日時点)。そのうち70~90代が13件を占める。死亡一時金の申請は420件以上も国に進達されている。認否がいかに遅れているかおわかりいただけるだろう。

 背景には、予防接種禍を「特異体質」のひと言で片づけ、死亡例を「無過失予防接種事故」と呼んで放置した歴史や、タテ割りの閉じた薬事行政、巨大製薬企業に振り回される政府とメディアの存在などが横たわる。健康を維持しようと打ったワクチンで命を落とすほど理不尽なことはない。被害救済への国の姿勢が厳しく問われている。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ ワクチンと死との因果関係は本当に難しいと思うし、ワクチンは基本的には強制ではなく自分の裁量で打つものだから基本的には責任は自分自身にあると思う、しかし今回のコロナのように急造したワクチンに対しては副反応や死亡例もしっかりと調べるべきだとは思う、自分は昔ワクチンの副反応で死にかけたことがあるので今回のワクチンも打つことはなかった、亡くなったのは悲しいことだが打つ決定をしたのは自分達であることも思えておいて欲しい、それと政府はワクチンでのこの手の事故などをしっかりと国民に報告する義務があると思う。
✅ はっきりしない部分は多いのだろうけれども、こう言うことは今後も起きるのだと思う。

子宮頚がんワクチンの時にも問題が大きくなって、全体としてはメリットのあるワクチンの接種が不信感のために停止してしまう原因にもなっている。

今回のコロナワクチンでは、それを避けるために、最初からきちんと見てくださいと言う要望が出てきた。
それでもこのようになってしまっていて残念だが、なぜそうなっているのか?どこが問題か?
どうすれば良いのかをしっかり改善して、ワクチンの接種による害が一定数出てもちゃんと対応できるようにしてゆくべきだと思う。

ワクチンで起きる避けがたい死が少数あるのは噂されていたのだけれども、その実態をしっかり見定めて、防げる死を防げるように、接種すべきでない条件をはっきりさせれるように、制度が活用されるようにしてほしい。
✅ 去年末に3回目を打って、副反応として40℃の高熱と脇のリンパ節が腫れて、ワクチンを打ってしばらくしてから変な動悸を何回か感じた。
不整脈ぐらいは起こしてたと思う。
4回目はパスして、今コロナに罹ってるけど、副反応より身体は楽。
熱も初日に38度が数時間出ただけで、平熱に戻り、リンパ節も腫れない。
味覚嗅覚も異常ないし、咳があるぐらい。
健康な人にとっては風邪だと思う。
もちろんこじらせる人もいるだろうけど、それは従来の風邪でも起こり得たわけで。
ワクチンの効果が切れててもこの程度なら私にはワクチンは不要。
リンパを腫らし、動悸を起こす副反応の方がよほど怖い。

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