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40代の住職の言葉が「刺さる」と話題[2023.7.3]

40代の住職の言葉が「刺さる」と話題

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✍️記事要約

✅ 40代の住職の言葉が「刺さる」と話題 大阪にある寺の掲示板が全国から注目

■17年前から毎日執筆 「自分の戒めとして書いている」

お寺の行事などを知らせる掲示板。中には、住職が書いたと思われる“心にしみるひと言”が書かれていることも。SNSでは、大阪の専念寺の住職・籔本正啓さんがコミュニケーションについて書いたある日の言葉が、「ええこと書いてある」「刺さる」「常々正論とはよく切れる刀、使い方を間違えないようにしようと心がけます」など共感が広がっている。6.4万件ものいいねを集めた投稿について、籔本さんに聞いた。

現在41歳の籔本さんが住職を務める一向山 専念寺は1597年(慶長2年)に創建された豊臣家ゆかりの寺。籔本さんは母方の祖父母が守って来た寺を継ぎたいと、小学校6年生の時に叔父に弟子入り。本山で修行を積み、大学卒業後に25代目の住職に任命されたという。

 多くの人の心をとらえた投稿は、寺の公式アカウント「専念寺/ネコ坊主(@yabumoto610)」で発信されたもの。「今日のお寺の掲示板」という一文と共に、掲載した掲示板の写真には「正しい意見でも 思いやりがなければ 言われた人は傷つく。」という文字がしたためられている。

 投稿を目にした人からは「思いやりがなければただの嫌な人だね」「嫌われる最短の方法は正論乱舞ですからねぇ」「正論は必ずしも正解にあらず。うちの上司に見せてやりたい…」と共感が集まったほか、「自分は相手に正論を言うときは、相手から感情的な猛反撃が来るものとして認識しております。面と向かっている場合は暴力で返ってくる場合もあると」というコメントも。「正しい意見でも、それは物事を上手く収めるために使う『道具』であるべきで、ただ単に相手を攻撃する為の『武器』としかしないのはやめといた方がいいですよね。私はストレートに正論言いがちなので、肝に命じます!」と戒めとして受け止めた人の姿も多く見られた。

掲示板にひと言を掲載するようになったのは、籔本さんが住職になってすぐの17年前のこと。「お寺の掲示板に伝道掲示として始めました」と振り返る。若い住職ならではのアイデアで寺内の掲示板だけではなく、インスタグラムにも「ひと言」を記した写真を投稿し、広く発信しているという。

 ふと目にしたときに「ハッ!」とすることが多い掲示板の「ひと言」。籔本さんは「基本は仏教の本筋からそれないように気をつけていますが、今の言葉でできるだけ分かりやすく共感をしてもらえるように文章を考えています。言葉のストックをいつもマメに携帯にためています」と心を尽くして向き合っているよう。

 伝え方について諭した今回の投稿について籔本さんは「基本、自分の戒めで書いています。私自身もまだまだ未熟な部分が多く、書くこと掲載することで自分をコントロールできるようにしています。僧侶といえども家庭があり人間関係も人よりも多いのでなるべくイライラをせず怒りのコントロールができるようにという思いで書きました」と説明。たくさんの反応に「やはり今、すごく人間関係に困っている人がいる印象です。私自身もコメントや引用リツイートを読みながら逆に学ばせていただいています」と明かしてくれた。

 阿弥陀如来を本尊としている同寺。本堂内には上半身は美女、下半身は鳥の姿をしている日本一美しい2体の「迦陵頻伽(がりょうびんが)」を拝観することもできる。月替わりの御朱印も人気で、7月は美しいハスの花が描かれている。郵送での配布も可能。詳細は同寺06-6709-7221で確認を。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ お寺の前を通ると掲示板にはその寺の住職が書かれた言葉が貼ってあるところが多く、読むと心に刺さる言葉が多いです。
もはや宗派は関係ないです。
自信過剰になったり落ち込んだりした時に、お寺の前を通って住職さんの言葉を読むと、心が改まり、穏やかになり、明日からまた頑張ろうという気持ちに自然となります。
✅ 毎日のように注意されていて、げんなりしている側です。
やっていることも多くあるのに、
できていないことばかり言われて疲れてしまう。
あちらが正しいこと言っているの分かっているけれど、
こちらの努力も認めてほしい。

傷ついていることを言うと、
「注意することが苦手なんだね。(成長しないよ)」
と畳みかけてくる。

言っている側への気づきだけでなく、
言われている側が頑張れるアドバイスもぜひいただきたい。
✅ 若い頃、銀行で働いていたとき考えられないような重大なミスをしたことがあります。周りのフォローでなんとか解決したのですが、最後に支店長に呼ばれました。絶対に怒られると思っていたのに支店長はひと言「この失敗を次にいかしなさい」とだけ言いました。私は「ああこの人に迷惑はかけられない、一生懸命に働こう」と素直に思いました。
支店長は私の性格も理解して、叱責するよりこっちのほうが効果があるとわかっていたのだと思います。

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