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五輪難しい 予想を覆した池江[2021.4.5]

五輪難しい 予想を覆した池江


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✍️記事要約

✅ 1カ月で2秒短縮 涙の池江璃花子V“神懸かり的”レースに「何が起こったのか…気持ちの整理つかない」

 競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権2日目が4日、東京アクアティクスセンターであり、女子100メートルバタフライ決勝では白血病から復帰した池江璃花子(20)=ルネサンス=が57秒77で優勝。400メートルメドレーリレーの派遣標準記録(57秒92)を突破し、リレーメンバーとしての東京五輪代表入りを決めた。男子100メートル平泳ぎで優勝した佐藤翔馬(20)=東京SC=もメドレーリレーでの代表入りが決定。女子400メートル自由形では優勝した小堀倭加(20)=セントラル戸塚=と2位の難波実夢(18)=MGニッシン=は個人での派遣標準記録を突破し、五輪切符を獲得した。

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 電光掲示板を確認した池江の目にみるみる涙があふれた。「今までのつらかったことが、あの一瞬ですごく思い出された。ここまで戻ってこられたんだと」。感情を整理するように時間を置いてプールサイドへ上がると、また顔を覆った。代表を争ったライバルたちが、悔しさを脇に置いて次々と池江を祝福した。

 2月末の東京都オープンでのタイムは59秒44。バタフライは体力の消耗が激しく、池江自身も「この種目で戦えるようになるのは先のこと」と苦戦を覚悟していた。3日の予選、準決勝と泳ぐたびにタイムは縮めた。それでも五輪切符は難しいのでは、それが大方の見方だった。

 予想を覆したのは天才肌の勝負眼だ。決勝では、準決勝まで苦しんだターンを「スタートからのドルフィンキックの数を変える」ことで調整。後半に向けて体力を温存する策も的中し、残り25メートル付近でトップに立ち、タイムも57秒台まで引き上げた。「何が起こったのか。気持ちの整理がつかない」。神懸かり的なレースだった。

 この2年間の歩みは苦難に満ちていた。女子自由形とバタフライで次々と日本記録を塗り替え、東京五輪の主役と目された天才スイマーが白血病を公表したのは2019年2月。長い闘病生活に入った池江にとって、五輪どころか、人生そのものが根底から揺らいだ。

 20年3月にプールに戻った時点で体重は約15キロ減。スタート台から満足に飛び込むことができず、チームメートと練習すると、「誰にも勝てなかった」と池江は言う。

 東京五輪は1年延期となったが、池江は「これからが第2の競技人生。目標は2024年パリ五輪」と明言。「まず3食をしっかり食べること」(西崎勇コーチ)から始めた地道な復活への歩みが、一度は諦めた東京五輪を現実にした。

 16歳で出場した16年リオデジャネイロ五輪では、100メートルバタフライで5位。2度目の五輪へ、池江は「このタイムでは世界と戦えない。さらに高みを目指す」と貪欲に語る。新型コロナウイルスに揺れる東京五輪に、大病を乗り越えた20歳が目に見えない力を吹き込みそうだ。
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☑️Wikipedia【池江璃花子】

☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅まだ拭っていないプールの水以上の勢いで流れる涙には多くの人がもらい泣きしたと思う。
✅目標に向かう、プロセスが半端ない。20歳で、あの、物事の考え方、行動、尊敬します。
✅信じられない…最初に病気のことを知ったとき東京五輪の出場は100%ないと思ってた。水泳はいいから、まず生きてくれと。

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