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[Y!ニュースTop] ANA 5100億円の赤字見通し[2020.10.27_15:51]

記事要約

ANAの2021年3月期決算(業績予想)での純損益が5100億円の赤字の見込みと発表。
これまでの最大の赤字額は、リーマン・ショック後の2010年3月期の573億円。

【原 因】

新型コロナウイルスの感染拡大で、上半期の旅客数は激減。

⇒ 4、5月に国内線、国際線ともに前年同月比で9割減

  現在、国内線は徐々に回復しつつあるが、例年通りの需要にはまだ遠い

  国際線はまだ大きく回復していない。

【対 策】

業績を立て直すための構造改革策を実施

(1) 人件費削減のため、外部企業約10社に12月までに約100人を出向

⇒ 出向先はホテルのコンシェルジュや企業の受け付け業務

  来春には400人以上の出向を見込む

(2) 20年度末の機体数を、大型機を中心に当初予定から33機減らす。

⇒ 20年度に1500億円、21年度に2500億円のコスト削減をめざす

(3) 新たな格安航空会社(LCC)のブランドを立ち上げ(傘下のエアージャパンが母体)

⇒ アジアやオーストラリアなどへの観光需要※を見込む(22年度をめどに運航を開始)

  ※ 中距離路線を主に扱い、同じく傘下のLCCピーチ・アビエーションと差別化する。

(4) ピーチとの連携強化

⇒ ① ANAマイルをピーチのポイントに交換できるようにする

  ② 全日空で受けた貨物の運搬をピーチの機体でできるようにする。

(運航コストが安く、観光客の利用が多いLCCを有効活用する狙い)

(5) 新たな事業の育成(将来的に飛行機が飛ばせなくても収益をあげることを目指す)。

⇒ 保険事業に力を入れる

(のべ3600万人いるマイレージ会員の購買データなどを生かす)

ヤフコメ!ピックアップ

・ANAとJAL以外にもほとんどの会社が赤字では。2社だけお涙頂戴的な状況ではない
・ANAとJALは、国としても破綻させるわけにはいかない。経団連、金融庁などと
 何かしらの形で支援すると思う。
・これだけ自粛すれば赤字になるのは当たり前。この状態がいつまで続くのかが
 分からないのが問題。

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