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英国の五輪外交ボイコット表明[2021.12.9]

英国の五輪外交ボイコット表明

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✍️記事要約

✅ 英豪も北京五輪外交ボイコット 米国含む3カ国に、中国反発

オーストラリアのモリソン首相は8日、来年2月の北京冬季五輪に選手団以外の政府関係者を派遣しない方針を示した。

 中国外務省の汪文斌副報道局長は8日の記者会見で「強烈な不満と断固とした反対を表明する」と反発し、豪州側に抗議したと明らかにした。ジョンソン英首相も8日、下院で、北京五輪へ閣僚を派遣しないと述べた。中国の人権侵害などを理由とする「外交ボイコット」の表明は米国を含めて3カ国となった。

 モリソン氏は、豪州が「新疆ウイグル自治区の人権侵害や他の多くの問題」を提起したにもかかわらず、中国側は取り合わなかったと指摘。「豪政府当局者が五輪のために中国に行かないのは驚きではない」と語った。ジョンソン氏は「冬季五輪に閣僚や当局者が出席する計画はない」と言明し、「実質的な外交ボイコットだ」と述べた。

 中国は、外交ボイコットの各国への拡大を警戒する。汪氏は「豪州は個別の国にただ追随している」と非難し、「冬季五輪は政治的パフォーマンスの舞台ではない」とけん制。中国は豪政府当局者を招待していないと述べた上で「彼らが来ようが来まいが誰も気に留めない」と突っぱねた。

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✅ 習近平国家主席が異例の3期目に入るということもあり、中国当局には北京冬季五輪を成功させて国威発揚につなげたいという思惑がある。しかし、米国やオーストラリア、英国など北京冬季五輪を外交ボイコットする国が相次ぐ事態になれば、せっかくの国威発揚の舞台にケチが付くことになり、中国は外交ボイコットをした国々に対して通商上の報復措置をとってくる可能性がある。実際、中国はこれまで何度も自分の意に沿わない行動をした貿易相手国に対して圧力をかけてきた。ただ、最近では欧米諸国、アジア太平洋諸国も知的財産権の保護が不十分な中国とのデカップリングを望むようになっており、貿易関係の多角化によって中国抜きでも不利益は生じなくなっている。欧米諸国やアジア太平洋諸国との貿易関係縮小で不利益を被るのはむしろ中国のほうだろう。
✅ リトマス試験紙のようになってきました。中国にらんで軍事協力を強めたばかりの米英豪(AUKUS)の三国は外交ボイコット。NZもコロナ理由に閣僚派遣なし。日本も閣僚を送るのは見送るのではないでしょうか。
 EU諸国が足並みをそろえるのは難しいと思います。ドイツの新外相ベーアボック氏は外交ボイコットを否定しませんでしたが、新首相のショルツ氏は乗り気ではなさそうです。加えて、2024年に夏季五輪が開催されるフランス、26年に冬季五輪が開催されるイタリアは、意趣返しを恐れて、及び腰でしょう。欧州議会は政府代表の招待辞退をEUや加盟国に求めていますので、一定の綱引きはあるでしょうが、ハンガリーなどの国がそうした声を聴くとも思えません。
✅ イギリス、素晴らしい決断だ。日本は、様子見だけ長くて、ダラダラと私からはイライラ感が増すばかりだ。…結局、優柔不断だから参加するかもな。高市が強気な事言ってるのだから、この際ボイコットしたら…優柔不断の岸田さん。

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