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高校卒から年収1000万の僕が発見した「転職で成功する人」とは[2021.12.15]

高校卒から年収1000万になっ僕が発見した「転職で成功する人」とは

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 工業高校卒から年収1000万になった僕が発見した「転職で成功する人」と「今の会社にいた方がいい人」の決定的な違い

「今の会社で働き続けていいのかな?」「でも、転職するのは怖いな……」。働き方が大きく変わるなか、悩みを抱える人は多いだろう。高卒から、30歳で年収1000万円超という驚きの経歴をもつ山下良輔さんは、そうした「転職迷子」たちから圧倒的な支持を得ている。山下さんは12月に出版した初の著書『転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法』で、自らの転職経験を「再現性のあるマニュアル」にして全て公開している。その戦略は「外資系やコンサル業界は、学歴エリートでなくても入れる」「職歴に一貫性はなくてもいい」など、これまでの「転職の常識」を塗り替えるものばかりだ。どうしたら人生を変える転職ができるのか、どうしたらいい会社選びができるのか。この連載では本書より一部を特別に公開する。

「転職のために実績づくりをしよう!」「転職のために市場価値を上げよう!」

 そう煽る人はたくさんいますが、結局のところ日々の仕事で何をすべきなのか、具体的に教えてくれている人は存在しません。「デキる人になれ」みたいなことが、ふわっと伝えられるだけ。

 結果的に、「実力で勝負したい」と考えているやる気のある若い人ほど、このテーマについて勘違いをしていることが多いなあ、もったいないなあといつも感じます。

 典型的な勘違いの例が「社内MVP」です。

 実際、職務経歴書や面接の場で「自分は何々期MVPで~」とか「営業部で売上ナンバーワンをコンスタントに獲得している」といったアピールをする人はよくいます。

 僕は社内MVPを否定する気持ちは全くありません。1位をとるためには、圧倒的な努力が必要で、成し遂げた人を尊敬しています。実際社内MVPは、「1社で勤め上げ、出世していく」これまでのサラリーマンの王道コースを歩むためには、とても重要な称号でした。

 それでも僕自身が、転職活動で社内MVPを重視していない理由は2つあります。

 ひとつは、圧倒的にコスパが悪いからです。僕を含めこの本を読んでいるのは、学生時代の学歴レースでも、そして新卒採用というレースでも「1位」をとっていない人だと思います(単刀直入な書き方ですみません……)。長い間「1位ではなかった人生」に失望し、苦しめられてきたのに、なぜまた仕事のレースでも1位を目指してしまうのでしょうか。僕からすると、結果が見えているレースのために、大量の時間とリソースを投じることは、かなりムダに思えます。

 もうひとつの理由は、転職市場に出た途端、「MVP」はそんなに希少価値ではなくなってしまうからです。

 MVPとは、言い換えれば「社内のコンテストで1位をとった人」。転職市場に視野を広げれば、ナンバーワンは各社に一人ずつはいるわけです。スポーツの試合で、予選である県大会では1位でも本選である全国大会に行けばいくらでもライバルがいるのと同じ。結局限られた世界での実績として評価されてしまいます。実現するのが大変な割に、評価されない。「1位を狙う仕事術」は、社内で出世するためには必須ですが、わらしべ転職にはそれほど向いていないのです。

 では、僕らが身につけるべき「実績」とは何か。僕は悩み相談を受けるたびに「他の人がやらない仕事を狙おう」とアドバイスしています。「ナンバーワンではなくオンリーワンを狙え」と言い換えることもできます。

 サラリーマンとしてある程度の期間働いていると、社内の「花形部署」「出世コース」がだいたい決まっていることに気づきます。そしてそこから少しでも自分が外れると、劣等感や無力感を抱いてしまいがちです。

 特に、ピラミッド型の組織や成果至上主義の環境にいる人ほど、自分に自信を持てずに苦しんでいるかもしれません。優秀な成績を収める同僚と自分を比較し、「MVPになれない辛さやストレス」を感じているのではないでしょうか。

 しかし僕は、誰もが異動したがる「社内のエース部署」や誰もがやりたがる「人気のプロジェクト」にはほとんど興味がありません。PwCでもデロイトでも、前職の製造業の経験を生かせる、評価されやすいプロジェクトだけを選んで参加していました。

 スバル時代も、本業の仕事はこなしつつも、その他に、自分で交流会を立ち上げていました。

「他の人がやらない仕事」を狙う。この戦略なら、社内で「横並び」の熾烈な競争をする必要はありませんし、ライバルがいないので成果にもつながりやすい。僕らが転職でPRする実績をつくるには、うってつけなのです。

なぜ僕は高卒から30歳年収1000万になれたのか?――『転職が僕らを助けてくれる』に込めたメッセージ
人生を変える最もコスパがいい方法は「転職」。
これが、「やりたい仕事をやりながら、高卒からでも30歳で年収1000万円を超えた」僕の結論です。

転職する人は増えました。
でも、そこに「戦略」がなければ、残念ながら単に職場が変わるだけで終わりです。

「スカウトされる人材になれ」
「社内MVPをアピールせよ」
「どの会社でも役立つスキルを手に入れろ」

今すぐこうした「エリート向けの転職の常識」は捨ててください。

この本で紹介する「5つの戦略」を知るだけで
「新卒採用で落ちたあの会社」
「学歴の基準で手が届かないあの会社」
に受かることができます。

親、学歴、失敗した就職活動……
過去は関係ありません。

僕らは今、この瞬間から
新しい人生を始めることができるのです。

■どんな人に役立つの?
・新卒で希望の会社に入れなかった
・憧れの職業はあるが「どうせ無理」とあきらめている
・リスクはとらず、年収を上げたい
・学歴に引け目を感じている
・外資系・コンサルティング業界に興味がある

■著者はどんな人?
・偏差値40以下の工業高校卒業
・新卒では地元の自動車部品工場に就職
・SUBARU→コンサルティング・ファームに転職
・そのほかにも外資系コンサル、外資系ITに内定

■転職本と何が違う?
・きれいごと、常識は一切無視! 抜け道を全公開
・ジョブチェンジに完全対応。業界知識ゼロでもOK
・「やりたいことない、年収だけ上げたい」にも対応
・意外に手強い「メンタルブロック」の解除法も伝授

■本書の主な内容

はじめに 圧倒的にコスパがいいのは出世より「転職」
僕の「わらしべ転職」年表

第1部 転職活動編

序章 新卒で入れなかったあの会社に入社する「5つの戦略」

1 「転職活動」と「転職準備」は車の両輪
戦略①【会社選び】適職を探すより「波」に乗れ
戦略②【書類選考・面接】成果より「思考のプロセス」を語れ
戦略③【転職エージェント】人生相談するより「情報」を聞き出せ
戦略④【実績づくり】出世のためより「転職を前提」に働け
戦略⑤【身だしなみ】生まれつきの容姿より圧倒的な「清潔感」
2 転職のゴールを見失ったら「3択」から選べ
3 「ヘッドハンティング」「リファラル採用」は無視せよ

第1章 会社選び
「会社選び」の戦略─適職を探すより「波」に乗れ

4 人生100年は見据えずまず「2年後」を考えろ
5 【会社選び①】「今の年収」「今の仕事」を基準にしない
6 【会社選び②】日本の「年収ランキング」を知る
7 【会社選び③】「モチベーションチャート」で自分がやりたいことを言語化する
8 【会社選び④】「業界」「職種」「職位」「希望年収」を書き出す
9 企業の「採用条件が緩くなるタイミング」を逃すな
10 【タイミング①】外資系の「年中無休」採用を狙う
11 【タイミング②】「売上急拡大」で人手不足の会社を狙う
12 【タイミング③】スタートアップの「資金調達後」を狙う
13 今すぐ「一発逆転の呪い」を解け
14 【ステップの踏み方①】難関企業社員の「前職」を狙う
15 【ステップの踏み方②】ジョブチェンジを「異動」で試す
16 受けても意味がない「NG企業」を排除せよ
column 転職vs起業vs副業どれが最強か?
会社選びの5カ条

第2章 書類選考・面接
「書類選考・面接」の戦略─成果より「思考のプロセス」を語れ

17 相手のことを徹底的に調べろ
18 【リサーチ①】「求人票100本ノック」で業界に必要な知識がわかる
19 【リサーチ②】企業側の「募集背景」を知る
20 書類を出すのは「受かったら入社する企業」だけ
21 【職務経歴書①】未経験の壁はスキルの「ひも付け」で突破する
22 【職務経歴書②】一貫性は「職種」ではなく「スキル」で通す
23 【職務経歴書③】自己PRには「STAR」を入れる
24 【職務経歴書④】数字は相手が想像しやすい「単位」で書く
25 【職務経歴書⑤】営業ではなくても「数字の実績」はつくれる
26 面接は「自分をPRする場」ではない
27 【面接テクニック①】「質問を誘うエピソード」を話す
28 【面接テクニック②】相手の「課題」をさりげなく聞き出す
29 【面接テクニック③】逆質問は「調べてわかること」を聞くな
30 【面接テクニック④】痛いところを突かれても「盛る」のは禁止
column 学歴は無理に塗り替えなくていい
書類選考・面接の5カ条

第3章 転職エージェント
「転職エージェント」の戦略─人生相談するより「情報」を聞き出せ

31 「あなたには難しいですよ」のアドバイスは完全スルー
32 プロだけが知っている「クローズド情報」を手に入れろ
33 【プロだけが知っている情報①】入社したい業界・企業の採用状況(拡大? 縮小? 中途採用はある?)
34 【プロだけが知っている情報②】入社したい業界・企業へ転職成功した人のスキル、経歴
35 【プロだけが知っている情報③】入社したい企業の面接(質問内容、判断基準)
36 【プロだけが知っている情報④】入社したい企業に受かった人の実際の年収(同じポジションの最高額)
37 給与交渉は、必ずエージェントを挟め
38 【給与交渉①】給与交渉は「現状のまとめ」から始まる
39 【給与交渉②】「もし現職にいたら上がる分」も交渉する
40 内定後も「気楽に連絡できる仲」を継続せよ
転職エージェントの5カ条

第2部 転職準備編

第4章
「実績づくり」の戦略─出世のためより「転職を前提」に働け

41 社内MVPではなく「他の人がやらない仕事」を狙え
42 【他の人がやらない仕事①】社内の評価=転職に役立つ実績ではない
43 【他の人がやらない仕事②】「個人が稼ぐ利益」を意識する
44 【他の人がやらない仕事③】プロジェクトを「少人数で、小さく」立ち上げる
45 【他の人がやらない仕事④】ルーティン業務でも「自分なりの工夫」を言語化する
46 【他の人がやらない仕事⑤】安定して「5段階中4の評価」をとれ
47 社内政治とは違う「人間関係」を重視せよ
48 【実績につながる人間関係①】人望ある「キーパーソン」を攻略せよ
49 【実績につながる人間関係②】顔と名前を売って「声がかかりやすい人」になる
50 【実績につながる人間関係③】「上司を出世させるために自分は何をすべきか」と考える
51 「成長企業」にいると最速で実績が積める
52 退職交渉も「仕事」の一部
column 「社内資料」こそ若手にとっての最強の教材
実績づくりの5カ条

第5章 身だしなみ
「身だしなみ」の戦略─生まれつきの容姿より圧倒的な「清潔感」

53 清潔感は「たった4つの要素」で決まる
54 1000円カットでもセルフでも、髪はこまめに切れ
55 【髪①】仕事と面接では前髪をつくらず「おでこ」を出す
56 【髪②】たどりついた独自のケア「湯シャンと豚毛ブラシ」
57 不潔なスーツと清潔なTシャツ、選ばれるのはどっち?
58 【服①】「ジャストサイズ」なだけでどんな体型でも清潔感が出る
59 【服②】日常の仕事は「無地」の全身ユニクロ
60 見た目改善のコスパ第1位は「眉毛」
61 【眉毛①】清潔感がある眉毛には「輪郭」がある
62 【眉毛②】アートメイクは目力を強める「リターン最強の投資」
63 高い化粧品を買う前に「皮膚科」に行け
64 【肌①】「血色がいい人」は仕事で相手を不安にさせない
65 【肌②】ヒゲ脱毛は「清潔感と時短」が同時にかなう
66 オンライン面接では「照明」対面面接では「細部」に気をつかえ
column 僕が使っている美容グッズ一覧
身だしなみの5カ条

終章 最後の壁、「メンタルブロック」を解く

67 メンタルブロックを解くには「反復練習」が必要
68 【メンタルブロック解除①】「なぜ?」と問いかける練習
69 【メンタルブロック解除②】「応募条件」を無視する練習
70 【メンタルブロック解除③】書類選考で「落ちても気にしない」練習
71 【メンタルブロック解除④】どうしてもダメなら「あきらめる」練習

おわりに 「どうせ無理だよ」という呪い

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   その買うを、もっとハッピーに。|ハピタス

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