英検準1級に合格した高校1年生の「独学勉強法」とは[2021.12.26]
英検準1級に合格した高校1年生の「独学勉強法」とは
✍️記事要約
私は高校1年の7月、独学で英検準一級(大学中級レベル)に合格することができました。小さい頃から英才教育を受けていたわけではなく、インターナショナルスクールに通っているわけでもない「純ジャパ」、海外経験なしの普通の高校1年生です。どんな勉強法をしたのか、紹介します。(高校生記者・あおりんご=1年)
【1】通学時間に単語を覚える
英検準1級に合格した高校1年生が教える「独学勉強法」5つのコツ
使用していた単語帳。速いスピードで何周も確認していた
英検の大問1は単語問題なので、詰め込んでしまえば8割は安定して獲得できるパートです。私はペンの色を変えて、何周も何周もチェックを続けていました。
青ペンでひたすら殴り書きをしていたときもあったのですが、時間がもったいないし、意外と頭に入っていなかったです。なので、単語帳を1つ決め、通学時間の往復30分ほどでペン片手にひたすら単語とにらみ合っていました(笑)
【2】長文読解は間違った原因を分析
長文の場合は、隅から隅まで単語を覚えるのに時間を割くよりも、「設問」と「文章」の照らし合わせや復習に何倍も時間をかけました。
具体的には、まず丸付けをしたら、段落ごとに単語をつなぎ合わせたような簡単な要約を作ります。それから、「正解の選択肢」と、本文中にある「その選択肢が正解である根拠」となる部分を照らし合わせ、まとめます。「文法的に言い換えがあるのか」「単語がそもそも類義語で置き換えられてるか」などを確認すると、より良い復習になります。
難しい級になるほどパラフレーズに惑わされることも多いです。間違った原因が、文章の理解不足だったのか、それとも設問を勘違いして読み取ったのかを、一通りノートにまとめてみるのがおすすめです。
そしていろんな分野の内容に触れることも大切なので、もし時間があるなら、片っ端からいろんな年度の過去問を解いてみるといいです。全てではなくても、自分で一から和訳してみたりするのもオススメです。
【3】日本語でネタ帳を作る
英検準1級に合格した高校1年生が教える「独学勉強法」5つのコツ
自分だけのネタ帳。幅広い分野に対する意見を用意する
難しい級になると、英語力に加え、トピックに対してわかりやすい話題を思いつけるかも重要です。私は日本語でネタ帳を作成して、これをなんとなく頭に入れて英語で声を出してみる、というのを繰り返しました。
スピーキング力は、「独り言英会話」や「DMM英会話」などのオンライン英会話で、英語を話すことに対する「慣れ」をきわめました。
英検対策というよりは、とっさに考えて口に出す練習です。趣味や文化の違い、話が広がれば環境問題などの話題を通して、世界中の先生と楽しく会話していた、という感じです。
【4】洋画でモチベUP
もし試験まで時間があるなら、洋画や海外ドラマ、シットコム(登場人物や舞台がほぼ固定され、一話完結で連続放映されるドラマ)などを見るのをお勧めします。英語学習の一番の難点、「モチベが続かない」が防ぎやすいです。シットコムのうち「ビッグバン・セオリー」は、私が何度も繰り返し見ているもので、時間も20分弱と見やすいのでおすすめです。
字幕を外したりせずに「とりあえず英語の音声を飽きずにコンスタントに聞こう!」と思うと気楽です。
【5】過去問の音源をリピート
あまり時間がないときや英検直前は、英検の過去問の中からいくつか選んで速度を変えて聞きます。文を見なくてもその音源が脳内再生されちゃうくらいまで、繰り返し聞いていました。
英検は学校の勉強や受験勉強とも重なってしまうため、なかなかたくさんの時間を割きにくいです。ぜひ自分なりの勉強法を確立してください。今回紹介した勉強法が参考になればうれしいです!
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ 今の一流私大の英語の問題見ると、英検準1級~1級の間くらいの知識量と、高い論理的思考力と国語力(むしろこれがないと英語の知識だけでは解けない)が求められる問題が多く、明らかにひと昔前よりもレベルが高い。最後はやっぱり国語力なんだろうなと思う。
✅ 私も高校の時に準1取りました。私もただの日本人ですが、学校の勉強だけやりました。準1の問題は単語が割と難しい割に、設問はあまり難しくありません。だから、たとえトピックが聞いたこともないようなものであっても、問題は解けます。
語彙の難しさに惑わされずに。語彙は知らないなと思ったものは次に出てきた時はわかるように片っ端から覚えます。