仕事で一目置かれる人がやっているたった2つのポイント
✍️記事要約
「今の会社で働き続けていいのかな?」「でも、転職するのは怖いな……」。働き方が大きく変わるなか、悩みを抱える人は多いだろう。高卒から、30歳で年収1000万円超という驚きの経歴をもつ山下良輔さんは、そうした「転職迷子」たちから圧倒的な支持を得ている。山下さんは12月に出版した初の著書『転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法』で、自らの転職経験を「再現性のマニュアル」にして全て公開。
その戦略は「外資系やコンサル業界は、学歴エリートでなくても入れる」「職歴に一貫性はなくてもいい」など、これまでの「転職の常識」を塗り替えるものばかりだ。どうしたら人生を変える転職ができるのか、どうしたらいい会社選びができるのか。この連載では本書より一部を特別に公開する。
仕事で清潔感を出すためにはどうすればいいのか。何より大切なのは「サイズ感」です。「ジャストサイズの服」を着る。最初はこれだけを意識してください。大きい服も窮屈な服も、着ている人がだらしなく見えます。
ジャストサイズを徹底するため、僕は、スーツとシャツは、ネットで頼めるイージーオーダーでつくっています。フルオーダーに比べて安いですし、吊るしのスーツよりもフィット感があって、見栄えが圧倒的によくなります。
僕は「FABRIC TOKYO」というお店を利用して、体型が変わってしまった場合は、ジャストサイズに買い替えています。価格はスーツの上下セットで7万円くらいなので、1~2着つくるだけならフルオーダーよりはかなり安いです。
サイズ以外で僕がもうひとつ意識しているのが「仕事では、必ず無地の服を着る」こと。昔の僕がそうだったのですが、おしゃれが「中途半端に」好きな人ほど、柄物を中途半端に取り入れて清潔感が下がっている印象があります。
最近は、オフィスカジュアル化が進んで、仕事で毎日はスーツを着ない人も増えていると思います。オフィスカジュアルが増えれば増えるほど、かえってセンスの悪いことがバレて、マイナス評価になってしまう……そんな事態を防ぐために僕がおすすめしているのが「困ったら、全身ユニクロ」です。ユニクロのなかでも「無地」の「モノトーンに近い服」を選ぶことで、確実に清潔感を手に入れることができます。
なお、時間もかかるし、大変なので優先度は低いですが、「根本的に」見た目の印象を変えたいと思ったら
・やせる
・筋肉をつける
この2つが一番効果があります。
洋服をジャストサイズにするだけで、恰幅がよくてもやせていても合格ラインの清潔感は出ますが、そのレベルをさらに上げたいなら、服を着ている体のほうを鍛えるしかありません。
僕は学生時代にラグビー部に入っていたこともあり、筋トレが大好きで今でもずっとハマっています。基本的に筋トレは(正しい方法でやれば)努力した分だけ、成果としての効果が返ってきます。そして、続けていれば積み上がり、成長していく。しかも、その成果は重量や回数といったわかりやすい指標で測ることができます。
なぜ僕は高卒から30歳年収1000万になれたのか?――『転職が僕らを助けてくれる』に込めたメッセージ
人生を変える最もコスパがいい方法は「転職」。
これが、「やりたい仕事をやりながら、高卒からでも30歳で年収1000万円を超えた」僕の結論です。
転職する人は増えました。
でも、そこに「戦略」がなければ、残念ながら単に職場が変わるだけで終わりです。
「スカウトされる人材になれ」
「社内MVPをアピールせよ」
「どの会社でも役立つスキルを手に入れろ」
今すぐこうした「エリート向けの転職の常識」は捨ててください。
この本で紹介する「5つの戦略」を知るだけで
「新卒採用で落ちたあの会社」
「学歴の基準で手が届かないあの会社」
に受かることができます。
親、学歴、失敗した就職活動……
過去は関係ありません。
僕らは今、この瞬間から
新しい人生を始めることができるのです。
どんな人に役立つの?
・新卒で希望の会社に入れなかった
・憧れの職業はあるが「どうせ無理」とあきらめている
・リスクはとらず、年収を上げたい
・学歴に引け目を感じている
・外資系・コンサルティング業界に興味がある
著者はどんな人?
・偏差値40以下の工業高校卒業
・新卒では地元の自動車部品工場に就職
・SUBARU→コンサルティング・ファームに転職
・そのほかにも外資系コンサル、外資系ITに内定
転職本と何が違う?
・きれいごと、常識は一切無視! 抜け道を全公開
・ジョブチェンジに完全対応。業界知識ゼロでもOK
・「やりたいことない、年収だけ上げたい」にも対応
・意外に手強い「メンタルブロック」の解除法も伝授
本書の主な内容
はじめに 圧倒的にコスパがいいのは出世より「転職」
僕の「わらしべ転職」年表
第1部 転職活動編
序章 新卒で入れなかったあの会社に入社する「5つの戦略」
1 「転職活動」と「転職準備」は車の両輪
戦略①【会社選び】適職を探すより「波」に乗れ
戦略②【書類選考・面接】成果より「思考のプロセス」を語れ
戦略③【転職エージェント】人生相談するより「情報」を聞き出せ
戦略④【実績づくり】出世のためより「転職を前提」に働け
戦略⑤【身だしなみ】生まれつきの容姿より圧倒的な「清潔感」
2 転職のゴールを見失ったら「3択」から選べ
3 「ヘッドハンティング」「リファラル採用」は無視せよ
第1章 会社選び
「会社選び」の戦略─適職を探すより「波」に乗れ
4 人生100年は見据えずまず「2年後」を考えろ
5 【会社選び①】「今の年収」「今の仕事」を基準にしない
6 【会社選び②】日本の「年収ランキング」を知る
7 【会社選び③】「モチベーションチャート」で自分がやりたいことを言語化する
8 【会社選び④】「業界」「職種」「職位」「希望年収」を書き出す
9 企業の「採用条件が緩くなるタイミング」を逃すな
10 【タイミング①】外資系の「年中無休」採用を狙う
11 【タイミング②】「売上急拡大」で人手不足の会社を狙う
12 【タイミング③】スタートアップの「資金調達後」を狙う
13 今すぐ「一発逆転の呪い」を解け
14 【ステップの踏み方①】難関企業社員の「前職」を狙う
15 【ステップの踏み方②】ジョブチェンジを「異動」で試す
16 受けても意味がない「NG企業」を排除せよ
column 転職vs起業vs副業どれが最強か?
会社選びの5カ条
第2章 書類選考・面接
「書類選考・面接」の戦略─成果より「思考のプロセス」を語れ
17 相手のことを徹底的に調べろ
18 【リサーチ①】「求人票100本ノック」で業界に必要な知識がわかる
19 【リサーチ②】企業側の「募集背景」を知る
20 書類を出すのは「受かったら入社する企業」だけ
21 【職務経歴書①】未経験の壁はスキルの「ひも付け」で突破する
22 【職務経歴書②】一貫性は「職種」ではなく「スキル」で通す
23 【職務経歴書③】自己PRには「STAR」を入れる
24 【職務経歴書④】数字は相手が想像しやすい「単位」で書く
25 【職務経歴書⑤】営業ではなくても「数字の実績」はつくれる
26 面接は「自分をPRする場」ではない
27 【面接テクニック①】「質問を誘うエピソード」を話す
28 【面接テクニック②】相手の「課題」をさりげなく聞き出す
29 【面接テクニック③】逆質問は「調べてわかること」を聞くな
30 【面接テクニック④】痛いところを突かれても「盛る」のは禁止
column 学歴は無理に塗り替えなくていい
書類選考・面接の5カ条
第3章 転職エージェント
「転職エージェント」の戦略─人生相談するより「情報」を聞き出せ
31 「あなたには難しいですよ」のアドバイスは完全スルー
32 プロだけが知っている「クローズド情報」を手に入れろ
33 【プロだけが知っている情報①】入社したい業界・企業の採用状況(拡大? 縮小? 中途採用はある?)
34 【プロだけが知っている情報②】入社したい業界・企業へ転職成功した人のスキル、経歴
35 【プロだけが知っている情報③】入社したい企業の面接(質問内容、判断基準)
36 【プロだけが知っている情報④】入社したい企業に受かった人の実際の年収(同じポジションの最高額)
37 給与交渉は、必ずエージェントを挟め
38 【給与交渉①】給与交渉は「現状のまとめ」から始まる
39 【給与交渉②】「もし現職にいたら上がる分」も交渉する
40 内定後も「気楽に連絡できる仲」を継続せよ
転職エージェントの5カ条
第2部 転職準備編
第4章
「実績づくり」の戦略─出世のためより「転職を前提」に働け
41 社内MVPではなく「他の人がやらない仕事」を狙え
42 【他の人がやらない仕事①】社内の評価=転職に役立つ実績ではない
43 【他の人がやらない仕事②】「個人が稼ぐ利益」を意識する
44 【他の人がやらない仕事③】プロジェクトを「少人数で、小さく」立ち上げる
45 【他の人がやらない仕事④】ルーティン業務でも「自分なりの工夫」を言語化する
46 【他の人がやらない仕事⑤】安定して「5段階中4の評価」をとれ
47 社内政治とは違う「人間関係」を重視せよ
48 【実績につながる人間関係①】人望ある「キーパーソン」を攻略せよ
49 【実績につながる人間関係②】顔と名前を売って「声がかかりやすい人」になる
50 【実績につながる人間関係③】「上司を出世させるために自分は何をすべきか」と考える
51 「成長企業」にいると最速で実績が積める
52 退職交渉も「仕事」の一部
column 「社内資料」こそ若手にとっての最強の教材
実績づくりの5カ条
第5章 身だしなみ
「身だしなみ」の戦略─生まれつきの容姿より圧倒的な「清潔感」
53 清潔感は「たった4つの要素」で決まる
54 1000円カットでもセルフでも、髪はこまめに切れ
55 【髪①】仕事と面接では前髪をつくらず「おでこ」を出す
56 【髪②】たどりついた独自のケア「湯シャンと豚毛ブラシ」
57 不潔なスーツと清潔なTシャツ、選ばれるのはどっち?
58 【服①】「ジャストサイズ」なだけでどんな体型でも清潔感が出る
59 【服②】日常の仕事は「無地」の全身ユニクロ
60 見た目改善のコスパ第1位は「眉毛」
61 【眉毛①】清潔感がある眉毛には「輪郭」がある
62 【眉毛②】アートメイクは目力を強める「リターン最強の投資」
63 高い化粧品を買う前に「皮膚科」に行け
64 【肌①】「血色がいい人」は仕事で相手を不安にさせない
65 【肌②】ヒゲ脱毛は「清潔感と時短」が同時にかなう
66 オンライン面接では「照明」対面面接では「細部」に気をつかえ
column 僕が使っている美容グッズ一覧
身だしなみの5カ条
終章 最後の壁、「メンタルブロック」を解く
67 メンタルブロックを解くには「反復練習」が必要
68 【メンタルブロック解除①】「なぜ?」と問いかける練習
69 【メンタルブロック解除②】「応募条件」を無視する練習
70 【メンタルブロック解除③】書類選考で「落ちても気にしない」練習
71 【メンタルブロック解除④】どうしてもダメなら「あきらめる」練習
おわりに 「どうせ無理だよ」という呪い