プロポーカープレイヤーが語る 勝てる人と負ける人の「大きな違い」とは
✍️記事要約
ラスベガス在住のプロポーカープレイヤー、じぇいそるさん(37)は、ポーカーのプロとして生活を始めてからマカオで4年、フィリピンで1年半を過ごし、現在のラスベガスでは7年目になる。
これまでにポーカーで獲得してきた金額は1億円超。今でも月単位の収支が100万円を割り込んだことは一度もないという彼が語る「負けない秘訣」とは。前編に続き、インタビューをお届けする。
■強くなるにはどうすればいいか
獲得金額は1億円超…37歳プロポーカープレイヤーが語る、勝てる人と負ける人の「大きな違い」
じぇいそるさん
それにしても、あくまでもギャンブルである。負けない秘訣はどこにあるのか。
「僕はもう15年近くもやって来て自分の実力を知ってますからまず負けない。大切なのは、慢心にならないこと。自分のやってはいけないレートには手を出さないことかな。僕も昔はスリルを求めて高いレートのゲームに手を出したりしてましたが、今はそんなことはしません。強くなるにはどうすればいいか。まず、勉強することです。僕が始めた頃は、ただただ実戦で学んで強くなるしかなかったけど、今ではオンラインのポーカーもあるから勝率を上げるためのツールもいっぱいある。
あと大切なのは信頼できる仲間を作ることですね。僕もそんな仲間とのコミュニティがあったから、いろいろ勉強もできたし、情報交換もできた。負け続けたりするとメンタルがやられるんですよ、誰でもね。そんな時に仲間がいてくれれば大きな支えになる」
■勝てなくなったときのことは考えない?
獲得金額は1億円超…37歳プロポーカープレイヤーが語る、勝てる人と負ける人の「大きな違い」
写真:現代ビジネス
じぇいそるさんにとって、結婚もプラスになったという。
「結婚したことで、僕はより強くなれたんです。一番大きいのはサクッとポーカールームから帰れるようになったことですね。勝負事に重要なのは引き際ですから。それに、彼女にポーカーを教えるようになってから、メンタルの大切さなどを再認識できるようになったことも大きいでしょうね」
じぇいそるさんは、よく「勝てなくなったときのことを考えないんですか」とか「お金が全部無くなったらどうするんですか」などと聞かれるらしい。
「でも、今やっているレートなら勉強を怠らなければ、それはないんです。僕の目標は、大勝ちすることでも、一か八かの勝負をすることでもない。確実に効率的に稼いで食っていくこと。それが僕の目的ですからね」
ポーカーという勝負に向くのはどんなタイプなのだろうか。
「熱くならない人ですね。温厚でゲーム好き。理論派で理詰めが好きなタイプが向いているでしょうね。『ツいてる、ツいてない』と言っちゃうタイプは向かないんじゃないかな」
■いつか日本でトーナメント戦を
日本では、2018年に総合型リゾート(IR)実施法が成立し、将来日本でもカジノができそうな機運が高まっている。それについてはどう考えているのだろうか。
「僕はラスベガスに住んでいるし、あんまり関係ないな、と思ってました。でも、今ポーカーにこんなに注目が集まるようになってくると、嬉しい気持ちも感じるようになった。『ギャンブル=悪』みたいな偏見はまだあるけど、エンターテインメントやeゲームなどと同じようなみんなが楽しめるスポーツのような感覚でポーカーを広めていきたい――。そんな気持ちは強くなっています。いつか、日本でWSOPみたいなトーナメントができたらいいな。それが夢ですね。テレビなどで中継されて、みんなが熱狂できるようなゲーム。いつかやりたいなぁ」
そうか。トーナメントなら、高額賞金を手にできるとしても、eゲームなどと同じでギャンブルではないから日本で開催できるはずである。
今回、筆者は多くの有名ポーカーYouTuberの動画にハマったおかげで、ポーカーの面白さの虜になってしまった。まずは、ゲーム自体を正しく学ぶところから始めてみようと決心したのであった。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ YouTubeも端折って見たけど、基本的な儲けの構造はパチプロと一緒だね。
少し負ける素人客がたくさんいるおかげで、店にプレイ代を払っても黒字になるという構図が同じ。
ただし、この人の生活は、そこらのパチプロと違って健康的。
ジムに行って、体にいいもので自炊もしてる。
しかし、毎日同じことやって飽きないのかな。
ギャンブラーは、まともな友人もできにくいし。
または、負けてくれる素人客を探すような行動に、疑問を感じたりしないのかな。
✅ ギャンブルが悪か否かは別問題として、そもそも、ポーカーはギャンブルじゃありません。たしかにルーレットやバカラのように運の要素が絡むのは事実ですが、ポーカーに馴染みがない日本人向けに説明すると、むしろ麻雀に近いです。
素人がプロ相手にラッキーパンチで天和を決めてしまうこともあるけれど、膨大な数の試行をすると長期的には結局麻雀プロが勝ってしまうように、最適な判断ができる人が勝つゲームです。