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16歳で東大合格者の誰でも“勝ち組”になれる一発逆転思考とは[2022.2.12]

16歳で東大合格者の誰でも“勝ち組”になれる一発逆転思考とは

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 16歳で東大合格のカリスさん「負け組は他人の枠組みに従い、勝ち組は自分で枠組みを作る」

―[誰でも“勝ち組”になれる一発逆転思考]―

■誰でも勝ち組になれる

 世の中には、勝ち組と負け組という二種類の人間がいる。たとえば、以下のような「社会的成功」を得た人は、形は違えど、勝ち組と言えよう。

・SNSで豪華な生活を自慢するお金持ち
・昇進街道まっしぐらの上司
・頭のキレる東大卒のエリート
・誰からも好かれる陽気な人気者
・異性にモテモテの美男美女

 そんな勝ち組の人間と自分を比較し、「生きるのがしんどい」と感じる人は多いだろう。僕自身もまさにそうで、長年苦しんできた。

「たまたま持って生まれた外見」「たまたま育った環境」「たまたま目覚めた才能」で全てが決すると思い込んできた。

 そこから僕が心機一転し、勝ち組に成り上がれたのは、全て「一発逆転思考」のおかげである。

 勝ち組と負け組を分ける、決定的な思考の違いは「要領の良さ」にある。負け組は既存の枠組みに疑問を抱かず従おうとするが、勝ち組は自らが勝てる枠組みを築こうとする。当然ながら、自分が苦手なことで評価されたら、誰もが負け組になる。

 裏をかけば、自分が得意なことで評価してもらえば、誰でも勝ち組になれるのだ。

 たとえば、お金を稼ぎたいのであれば、他の人と同じ場所で戦ってはいけない。自分が希少価値を発揮できる、澄み切ったブルーオーシャンを見つけるべきだろう。同じ能力を持っていても、業界や職種、企業によって得られる報酬は大きく異なるから。
自分の強みだけに集中して、人とは違う道を要領良く歩む

 その良い例として、メタルダンス・ユニットのBABYMETALが挙げられる。彼女たちが世界中の音楽ファンを魅了し続けているのは、単に歌やダンス、ビジュアルのレベルが高いからではない。

「アイドルとメタルの融合」という独自の枠組みを築き、その中でオンリーワンかつナンバーワンになったからだ。

 同様に、ずっといじめや虐待を受けて育った僕が16歳で東大に合格できたのも、頭が良いからではない。高校に進学せず、ありったけの時間を全て過去問対策に費やすという、逆張り的な「一発逆転思考」を取り入れたからに他ならない。

 与えられたレールの上を、不満を抱きながらも、なんとなく歩き続けるのは辞めよう。弱みが強みに変わる日は、永遠に来ない。弱みではなく強みだけに集中して、人とは違う道を要領良く歩んでいこう。

 後ろではなく、前を向いて歩き続ければ、運命は微笑む。旅の始まりは自分で決められないが、レールからはみ出せば、旅の終わりは自分で決められる。

■失敗なんて存在しない

 合理的な挑戦がいかに重要であるかは、十分伝わったはずだ。挑戦し続けて、一度でも成功すれば、誰でも勝ち組になれる。

 しかし残念ながら、多くの日本人は失敗を過度に恐れている。「失敗したら取り返しがつかないんじゃないか」と不安になっている。リスク回避。安定志向。空気読み。

 つまり、現状に不満を持ちつつも、未来に怯え、一歩踏み出す勇気が持てないのだ。

 でも大丈夫。案ずるな。そもそも失敗なんて、存在しないんだから。

 世の中には、「成功」か「失敗」があるのではなく、「成功」か「試行」があるだけだ。「失敗」なんていうのは、単なる主観の問題に過ぎない。

 上手くいかなくても、そこから学びを得て、「失敗」ではなく「Nice Try!」と捉えればいいだけだ。そうやって挑戦を重ねていけば、気づけば成功者になっているはず。

 僕は韓国・イギリス・ドイツ・イタリアに住んだことがあるが、日本より海外の方が遥かに「挑戦を重ね、人生を一発逆転させる」人が多いように感じる。その一番の理由は、挑戦して上手く行かなかったときでも「Nice Try!」と応援し合う文化があるからだろう。

 だからみんな、何者でもなくても、根拠なんてなくても、ハッタリで「人生勝利宣言」を続けていられる。
諦めたらそこで試合終了

 僕はこれまで、ほとんどのことに成功してきた。16歳で東大に合格できたし、学生で初めて研究業績だけで日本の永住権を得て、韓国の兵役も免除された。医療AI分野では若手の中だと日本一の研究業績も上げられた。

 これらはすべて「失敗は存在しない」という信念が創り出した結果だ。つまづきながらもハッタリをかまして、いついかなる時も諦めずに挑戦し続けてきたから、今の私がいる。

 漫画『SLAM DUNK』の登場人物、安西光義のセリフにこういうものがある。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
「失敗」は、諦めたときにだけ確定する。

 どうしても不安になりやすい人は、わざとバカをやらかすと良い。やらかしても少し笑われるだけで、大して問題ないと実感できれば、過度な不安は感じなくなるから。たとえば、僕は以下の粗相をわざとやらかしたことがある。

・コンビニで「アイス温めてください」と⾔う
・マックで「スマイルください」と⾔う
・帰り道で美⼈をナンパする
・道端で派⼿にコケるふりをする
・知らない関西人に銃を撃ったふりをする

■人は人、自分は自分。比べる必要はない

 お金持ちや高学歴、美男美女といった勝ち組の人間に嫉妬してしまう人は多い。でも勝ち組は、納税や能力発揮といった形で、普通の人よりも多く社会に貢献している。

 だから勝ち組を妬むのではなく、素直に応援して、自分もその一人になれるように頑張り過ぎずにがんばるのが良いだろう。それに、勝ち組の形なんてたくさんある。リスクの先にある、自分が掴みたい未来を勝手に手にしていけばいいだけだ。

 同様に、自分が負け組と感じる理由も十人十色だから、主観的な劣等感を勝手に解消していけばいいだけ。人と自分を比べる必要なんてない。自分の現状を受け入れたうえで、好きに生きよう。

 僕たちは、他者の期待を満たすために、褒められるために、生きているわけではない。人と自分を同一視し、人の課題まで抱え込むには、人生は短すぎる。だから、自分の眼で視て、自分の心で感じて、自分の思考で考えて、自分で決定していこう。

 たとえば、独身や専業主婦、ホステスなどは、見方によっては、勝ち組とも負け組とも言えるだろう。結局は、当の本人たちの感じ方次第なので、「独身貴族」「家庭を支えるママ」「美人で華やか」などと自分が満足していれば勝ち組。

 逆に「孤独な独身」「退屈な専業主婦」「偏見をもたれる水商売」などと、自分が不満に思っているなら負け組なんだろう。
不完全な生き方で構わない

 人生には、客観的な意味はない。客観的に見れば、単なる原子と分子の再配置をしているだけ。他人ではなく自分を生きて、主観的な幸せを感じているときにこそ、人生に意味は生じるだろう。

「世の中には幸も不幸もない。解釈があるだけ」(シェークスピア『ハムレット』より)

 どのみち、この世に完全な人間など存在しない。なのに、完全であろうとするから苦しくなる。僕たちは、自分が喜ぶ不完全な生き方をして構わないのだ。

 今、いかなる状況にあっても、前に進んで大丈夫。人生なんて常に準備不足の連続だ。ありったけの自分をぶつけて、前へ進もう。

文/東大AI博士・カリス

―[誰でも“勝ち組”になれる一発逆転思考]―

【東大AI博士・カリス】
1993年、韓国生まれ。16歳で東京大学に合格。日本政府から天才認定(学生としては初めて、研究業績だけで永住権を取得)を受ける。博士(情報理工学/東京大学)。英・ケンブリッジ大学/独・ミュンヘン工科大学/伊・ミラノビコッカ大学で訪問研究。⽇本トップレベルの医療AI研究者であり、「みんな健康かつ笑顔で暮らせる社会」を実現すべく起業準備中。YouTubeチャンネル『カリス 東大AI博士』にて、科学的勉強法・科学的思考法・AIなどについて配信中

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ いや、絶対的な資質や能力差が存在することは認めないとね。北京五輪で羽生選手が「報われない努力もある」って言ったのは、現実を直視し、ビジョンを現実化するために、多くのものを捨てて努力してきた羽生選手が言ったからこそ、すごく重い言葉として受け止めています。
簡単に「努力すれば夢はかなう」と言うのではなく、「無駄に終わる努力もあるが、それが嫌で努力しなければ夢はかなわない。もっと言うならば、叶う可能性のある夢を見つけて努力するのが望ましい」ぐらいのことは言うべきなんでしょうね。
✅ 自分が勝ち組と思っているなら勝ち組、負け組と思うなら負け組、という点はすごく共感できた。大した仕事もしてないし豪勢な生活を送っているわけでもないけど自分が負け組だとは思ってない人は大勢いると思うし。なにも人の上に立つような仕事やら時勢を決定づける立場にいることが必ずしも勝ち組とは言えないわけだし。東大に入ってもくすぶり続ける人もいれば高校卒業してなくても楽しい家庭を築けてる人もいるんだしね。人の幸せなんてそれこそ人それぞれ。自分が満足できる生き方ができてれはば勝ち組ってことです。
✅ 勝ち組負け組という概念を持っている時点でダメだと思う。こんな論点無意味だし、日本社会においてとても強い概念だと思う。どんな場合でもリトライできる環境がある社会を構築することが大切。その為には、全てにおいて寛容な意識を広めていくことと、生きていくための経済的地盤が必要。前者は、我々日本国民一人ひとりが意識する必要があり、後者は政府の役割。差別意識が強い日本人自身が如何にこの考えを払拭できるかが、国際社会で活躍する1つのキーパーソンだと私は考える。後者に関しては、今の首相では到底なし得ないと思う…

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