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コロナ“2類相当”かインフル等の“5類”か 専門家の見解[2022.3.31]

コロナ“2類相当”かインフル等の“5類”か 専門家の見解

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✍️記事要約

✅ 今の“2類相当”かインフル等の“5類”か…感染症法上の分類と『コロナとの共存』 専門家や医師の見解は

新型コロナウイルスが富山県内で初めて確認されてから、30日でちょうど2年です。
2年間での累計の県内感染者数は、県の発表で2万7千人余り。
単純に計算すると、県民の40人に1人が感染したことになります。

私たちの暮らしを一変させたウイルスと今後どう付き合っていけば良いのか、感染症法上の分類をインフルエンザ並みの5類に引き下げる時期はくるのか、県内の専門家や医師に聞きました。

この2年で、幾度と変異を繰り返す新型コロナウイルス。
私たちは、その厄介なウイルスと共存する生活を強いられています。
オミクロン株が拡大した第6波では、特に、子どもやその親への感染が爆発的に増え、社会経済活動をどう維持するかが課題となっています。

その第6波が収束の兆しをみせるなか、議論が始まっているのが感染症法での扱いです。
新型コロナは、結核やSARSなどと同じ「2類相当」に位置づけられ、医療費は全額、国の負担。
感染が拡大すれば、外出自粛などが要請されます。

これを季節性インフルエンザと同じ「5類」に変更すると、通常の保険診療になり、行政は強い行動制限を求めにくくなります。
また、5類になれば、保健所がすべての感染者の把握や入院、自宅療養などの調整、それに濃厚接触者などの調査を行う必要がなくなり、保健所の負担は軽くなります。

県衛生研究所の大石所長は、ワクチンや治療費、入院などの医療費が公費で賄われているのが、2類相当のメリットだとし、「今は5類に引き下げるべきではない」と主張します。

*県衛生研究所 大石和徳所長「保健所の業務は非常にひっ迫するが、国民にとっては非常に手厚い。感染症を制御するために、手配してある。たとえ、オミクロン株で重症化が少なくなったとはいえ、(5類への引き下げは)まだ、難しいと思う。よい良いワクチンや治療薬の開発ができて、保険診療の中でも対応できる状況が(5類引き下げの)条件」

一方、街の人は…
*5類引き下げに賛成 自営業(60代)「薬もできたし、このタイミングで人の心が軽くなるような対応をしてほしい」

*5類引き下げに反対 薬剤師(70代)「治療薬もインフルエンザ並みに出回ってない。しばらく様子を見た方がいいと思う」

*5類引き下げに賛成 飲食業(40代)「2020年4月頃よりコロナのことがわかっているので、5類に引き下げていいと思う。皆さん知識を持って、それぞれで気を付けている」

FNNが先月行った世論調査では、「5類の扱いにするべき」が58.2%で、「2類相当の扱いを維持するべき」(36.9%)を上回りました。

県のコロナ対応医師は…

*県厚生部 小倉憲一医師「5波までのウイルスに比べると、6波のオミクロン株は、風邪、インフルエンザの症状に似ているし、かなり近づいてきている」

こう話すのは、県厚生部の小倉憲一医師です。
この2年間、県内の感染状況を分析し続け、富山医療圏の患者の入院調整や高齢者施設で起きたクラスターの医療方針を決めてきました。
小倉医師は、これらの経験を踏まえ、第6波では入院が必要となるケースが格段に少ないことから、「2類相当」の対応ではなく、社会全体が感染予防をしつつウイルスと共存することが重要だと話します。

*県厚生部 小倉憲一医師「(コロナは)非常にありふれた病気になっているし、医師であれば、どこで出会うかわからないような状態。医療関係者や介護関係者だけではなく、社会全体が感染予防を行っていく。社会を戻していく上では大事。その上で、2類で(感染症専門医など)特殊な人たちに任せておくのではなく、社会全体で感染予防に対応していくことが重要」

3年目に入ったコロナ禍。
感染症法上の扱いをめぐり様々な意見があるなか、今後の国の判断が注目されます。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 結局、5類にすると公費負担にならないって言いますが、税金なので我々が払っているのと広い意味では一緒。

世の中経済を回し、元の世界に戻さないと、自殺者やワクチン後遺症、出生率の低下など課題が山積み。

後の世代が背負ってしまうことになる。
✅ 5類にすれば医療費がどうのこうのではなく、5類にすれば行政が介入できる余地が大きく減少する、という点が重要で、普通に考えればとてもそこまでの段階には至っていない。

そもそも2類では無く、2類相当という意味は、2類と同じレベルで行政が介入することを「許す」という部分においてであり、しかもそれは必須では無い。「~できる」という部分だ。

医療費の問題など、法改正を行えば良いだけの話だという意見を出す人もいるが、それは今も同じで、現在の新型インフルエンザ等感染症という分類で、更に法改正して運用するのと同じ事だ。

行政を担う首長や政治家においても、この分類について正確に把握出来ていない人が多く、関係各省の役人がこの分類について恣意的な運用の仕方に利用している側面も見られる為、非常に複雑な事になってしまいいている様に見える。

一度、正確に法的な部分を整理し、国民に説明した方が良い。
✅ 治療薬が普通に処方されるようになれば5類にしてもいいと思うけど、今はまだちょっと無理じゃないかな。だからといって2類もやりすぎ。
そもそも2類のままじゃ保健所が捌ききれずに自宅療養者だらけになり、結局2類本来の医療対応もできなくなってしまう。2類であれば国民に手厚いという意見が記事にあるけど、実態は手厚いどころか大半の患者は完全な放置。
2とか5とかいう議論より、とにかく感染者が安心して治療を受けられる体制を作ってほしい。第7波がきたらまた蔓延防止措置を繰り返すようでは何の進歩もない。

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