全漁連会長 処理水放水に断固拒否
✍️記事要約
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出をめぐり、萩生田光一経済産業相と全国漁業協同組合連合会(全漁連)の岸宏会長が5日、東京都内で会談した。
不安払拭(ふっしょく)を求める全漁連への回答書を手渡した萩生田氏に対し、岸氏は「国民、全国の漁業者の理解を得られない処理水の海洋放出には断固反対で、いささかも変わらない」と表明した。
回答書には、放出による風評被害に政府が全責任を持つことや、政府が既に組成した300億円規模の基金活用を通じ、安心して漁業が継続できる対策を講じることなどを盛り込んだ。政府が地元漁業者と2015年に交わした「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」との約束を順守することも明記した。
萩生田氏は会談後、「距離感は縮まっていると思う。福島にとどまらず、漁業をどうしていくか考えたい」と述べ、漁業後継者の育成などでも支援していく考えを示したが、海洋放出への理解を得るのは難しい状況が続く。
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ 原発処理水は測定基準値以下を科学的に検証済みであり、また世界の原子力専門組織の検証も行う予定、何ら自然界には影響がないので放出は認めるべきと思う。全漁連は漁業を守ることが使命でしょうが、漁連自らの組織存続でダダこねることは止めにして、もっと視野を広げどうすれば漁業を維持発展できるか前向きな協力意見があってもよいのではないか。全漁連としてどのように対応できるか考えてほしい。
✅ 全漁連の気持ちは分からなくも無いが、現実的にその他の選択肢が無ければ無駄な引き延ばしでしかないと思う。
穿った見方をすれば、少しでも多くの保証を引き出そうという意図が透けて見える。
百歩譲って反対の理由が、線量などの数値が信用できないというのであれば、政府は調査方法やその信頼性を高める努力をすべきで、理解を得るかどうかという問題ではない。