村田諒太 タオル投入知らなかった
✍️記事要約
<ボクシングWBA、IBF世界ミドル級王座統一戦12回戦>◇9日◇さいたまスーパーアリーナ
WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(36=帝拳)が同級最強の「頂」に屈し、2団体の世界王座統一に失敗した。
世界的スターとなる元3団体統一同級王者で現IBF世界同級王者のゲンナジー・ゴロフキン(40=カザフスタン)に9回TKO負けを喫した。プロデビューから9年、17年の世界王座初奪取から5年、常に目標としてきた現役レジェンドから勝利できなかった。
村田の主な一問一答は次の通り
◇ ◇ ◇
-試合後の感情
村田 「まだ感情はわかない。ゴロフキン選手のイメージは『強い』『無理やりにでも倒してしまう』というものだったが、実際にやってみたら強さよりもうまさ。ボクシングの完成度の高さの違いを改めて感じました」
-効かせる場面もあった
村田 「ボディーはよかったんですけど、右ストレートを前で殺すというか、打ってるが距離がずれる。そこが打たれ強いと言われるゆえんなのかと。右の感覚が合わなくて、途中で左フックに変えたりした。対応力のうまさ、僕より1枚も2枚も上手だった。僕にはない経験。強い選手とやってきた経験の差が出たのかなと思います」
-どこがすごかった
村田 「ダメージの蓄積。パンチ力自体は、『これならどうにかなる』という感じだったが、角度を変えて入れられた。技術の幅。それはすごく感じた。こんなにうまいんだと思いました」
-メンタルの保ち方
村田 「36の年になって、まだ続けていて、何ができるのかいろいろ考えていて、いろんなことで自分の強さを証明したかった。強さとは何か。中学校の時はすぐに逃げ出す弱い自分がいた。高校生の時の全日本選手権決勝、北京五輪でのふがいない。そういったものを乗り越えて、自分を律して、自分自身を乗り越えたいと思ってやってきた。モチベーションがなくなるというのは防げた。メンタルはしっかりとできた」
-TKO負けの瞬間
村田 「タオルを投入したのは知らなかった。今知った。でも、僕自身もきついと思っていた時期。当然のタイミングだと思う。一番にやらなければいけないのは無事にリングを降りること。ゴロフキン選手は大丈夫だと思いますけど、無事でカザフスタンに戻れるように」
-終わってみて
村田 「言葉にしちゃうと残る。後で回収しないといけなくなるので、今の時点で言えることはない。負けた。それだけです」
-ゴロフキンのすごさ
村田 「2ラウンド3ラウンドの入りはよかった。ただ、総合力。めちゃくちゃパンチ力はありましたけど、自分のブロッキングでなんとかなった。ただ、種類の少ないパンチになってしまったので、一発のパンチ力とかスタミナとか、数値的なことではなくて、技術的なところで彼の方が上だった」
-試合中の笑顔
村田 「会場に向かうときに、会長に『楽しんでこい』と言われて、そうだよなと。プロに来て憧れの選手と試合ができて、この場を作ってくれたのでしっかり…。…楽しくなかったですけど(笑い)。でも、楽しい場面もありました。どこまで行ってもボクシングファン。海外の試合を見てきて、憧れの選手とやっていることがうれしかったですし、何よりも『楽しんでこい』って言われたのが一番うれしかった。プロに入ってプレッシャーを感じることが多くて…。楽しくなかったですけどね(笑い)? でも、ちょっと楽しい瞬間っていうのがあったかもしれないです」
-自己評価
村田 「『よくやった』とか、『全てを出し切りました』とかって、試合後に時間がたってからじゃないと…。今、この時点で言えることはない。客観的に捉えることができない。でも、拍手をいただけた。その事実に対して少しは、ほんの少しくらいは、自分のことを評価してあげてもいいかな」
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ 村田よくやった。前半はポイント完全に有利だった。GGGにはボデーも結構効いていて丸まってきてたけどあとちょっと、惜しかった。GGGのハンドスピードが落ちてきて膝も柔らかさがなくなってきてたけど村田の消耗も激しかった。マウスピースが外れたとき危ないなと思ったがよく耐えた。最後は残念だったけどセコンドの判断は正しかった。あのまま滅多打ちだと後遺症が出てもおかしくない。素晴らしい打ち合いだった。
✅ 序盤までは互角で、中盤以降は実力差があらわれてきたのですね。
ゴロフキンは一見すると弱そうなので序盤では勝てそうと思えるんだけど、徐々に形勢が変わっていていつの間にかゴロフキンが相手を圧倒している。そんな試合を何度か観たことがあります。