第7波 バス停や発熱外来に長い列
✍️記事要約
新型コロナウイルスの第7波が夏休みシーズンを直撃。暮らしを支える交通網にも影響が及んでいる。
■ バス停には長い列 そのワケは…
東京・渋谷駅前にあるバス停に張り出されていたのは、このお知らせ。
竹俣紅アナウンサー:
渋谷駅前のバス停です。貼り紙がありますね。「運休のお知らせ」と書いてあります
小田急バスは、渋谷駅発 成城学園前駅西口行の18便など、一部の路線で大幅な運休を余儀なくされていた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、運行に必要な乗務員を確保することができなくなっているためだ。
来るはずのバスが運休ということで、バス停には多くの人が並んでいる。
バス停に並ぶ人:
渋谷にはいつもバスで来ますのでね。運休は考えたこともないけど困りますね
バス停に並ぶ人:
外出する時は結構使うので、急に本数が少なくなるっていうのはやっぱり困りますね
小田急バスによると、感染するか濃厚接触者となった乗務員らは全体で32人。これを受け、7月19日から一部路線で減便するなどして対応に当たっている。
東京都では24日、日曜日としては過去最多となる2万8112人の感染を確認。全国では日曜日としては初めて17万人を超えた。
FNNがこの週末に行った世論調査では、第7波に不安を感じると答えた人は73%に上った。
その不安からか、この夏、帰省や旅行をするという人は30.3%にとどまり、帰省も旅行もしないという人は68.8%、約7割の人が帰省も旅行もしないという。
■抗原検査キットが品切れ、発熱外来に行列も
東京・中野区にある薬局。この薬局では、2週間ほど前から抗原検査キットを求める人が増え始め、この10日間ほど品切れ状態が続いていた。
本町薬局 小山功男薬剤師:
今日入ってくる予定なんですけどね。今回はメーカーが違うんですけど、20個ぐらい来るようになっています
抗原検査をめぐっては、先週、政府が全国の発熱外来に無料配布することを決めた。
静岡・伊豆の国市にある、抗原検査キットの工場では…。
記者リポート:
こちらの抗原検査キットの中に入っているテストプレートを、1分間で40個作る機械がフル稼働しています
この工場では、7月からすべてのラインを稼働させ、24時間体制で抗原検査キットを製造している。
タウンズ 野中雅貴代表取締役社長:
夜間操業の開始によって、2倍以上の生産が可能になりました
東京・八王子市にある清智会記念病院は連日、発熱患者の対応に追われている。この日も、朝から予約が30名ほど入っていて、既に行列になっていた。
病院スタッフ:
熱がいくつですか?36度くらいですね
この病院の場合、発熱外来の受け入れ枠は1日当たり60人。しかし、先週から100人以上の問い合わせが殺到している。
清智会記念病院 横山智仁理事長:
医療の堤防が決壊してしまっているっていうのが、今の状態。救急だとか通常の入院にも影響を及ぼしている
状況の悪化をどう食い止めるのか、各分野でぎりぎりの対応が続いている。 ◇ ◇ ◇
☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
✅ 感染拡大すれば医療はひっ迫するのは当然だし、この状況は最初からずっと変わっていない。
行動制限してもひっ迫度合いは変わるかもしれないが、行動制限するころには感染者が多すぎてひっ迫することに変わりない。
一番いいのは受け入れる病院を強制的に増やすことではないかと思うが、選挙で医師会から支持受けているからそれもできない。
ある意味、国会議員の都合で感染拡大と行動制限を繰り返しているような気がする。
✅ 今一番怖いのは、公共交通機関の運休にとどまらず
感染者の感染爆発で医療関係者側に人的アラートが鳴っている件。
ニュースによると、ベッドは空いているにもかかわらず、
医療提供側の人的不足で発熱外来はおろか、
入院さえも簡単にできにくい状況が発生し始めている。
この夏、例えば事故や熱中症や心筋梗塞や脳梗塞になった場合、
通常なら普通に助かったであろう状況でも
命の覚悟までしないといけない最悪の局面が
国民全員に平等に訪れるかもしれない。