Yahooニュース

米中首脳 関係の改善に意欲を示す[2022.11.15]

米中首脳 関係の改善に意欲を示す

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 初の対面での米中首脳会談 両首脳“関係の改善”意欲示す

アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席による初の対面の首脳会談が14日、インドネシアのバリ島で行われ、両首脳は冒頭、米中関係の改善に意欲を示しました。

会談の冒頭、バイデン大統領と習主席は歩み寄って握手を交わし、双方に笑顔も見られました。

バイデン大統領「我々は、米中両国の違いを乗り越え、競争が衝突に発展することを避ける責任を共有している」

バイデン大統領は、「両国の意思疎通の手段を維持する」と述べ、今後も米中両国の対話を続けていく考えを示しました。

その上で、気候変動や食料安全保障などの問題で、中国に協力を呼びかけました。

これに対し習主席も米中関係の改善に取り組む考えを示しました。

習近平国家主席「我々は中米関係の正しい発展の方向を見つけ、中米関係の向上を推進すべきだ」

習主席は、「現在の中米関係の状況は、両国と国民の利益に合致しておらず、国際社会の期待にも応えていない」と指摘し、「我々は二つの大国のリーダーとして、かじ取りの役割を果たすべきだ」と応じました。

会談では台湾情勢をめぐり、台湾統一に意欲を見せる習主席にバイデン大統領がどのように緊張緩和を求めるかが焦点です。

  ◇   ◇   ◇

☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ バイデン大統領と習近平国家主席による初の対面での米中首脳会談。バイデン氏はこれに先立ち、日韓とそれぞれ首脳会談を開催して意見を集約した。

また、バイデン氏も習氏も国内的に権力を固めたうえでの米中首脳会談となった。バイデン氏はアメリカ中間選挙で自らの民主党が上院で多数派を維持した。一方、習氏は先月の中国共産党大会で異例の3期目を決めるとともに指導部を自らのイエスマンで固めた。アメリカ当局者は米中外交交渉で、下位役職の中国当局者がトップの習氏の代わりに発言できないと不満を表明してきた。これは習氏に権力が集中しすぎているために起きている。このため、バイデン氏が対面で直接トップレベルで習氏に台湾問題などでの米国のレッドライン(越えてはならない一線)を強く示し、理解させることは意義がある。米中トップ会談は、両国の対立の中、ミスカルキュレーション(計算違い)による不測の事態を回避するためにも重要だ。
✅ 国際政治軍事面を観ると、米中の対立は危なっかしい。
幸い、2人の対峙は、笑顔で始まった。
伏線があった。

11月11日、イエレン米国財務長官が、ロイターとのインタビューで、今回のG20サミットで、中国の中央銀行、中国人民銀行の易綱総裁と会談し、世界経済や中国の不動産市場の状況について協議する、と明らかにした、ことが、大きかったと、アメリカからは、見える。

なぜ、イエレン米財務長官が舞台裏のキーパーソンとなったかと言えば、米国財務省が、伝統的に、広報と無縁な存在だから、である。

習近平国家主席は、かってハリウッド映画界に湯水のように投資した中国バブル資金の流れを事実上ストップさせたことで、アメリカでは、知られる。

地道な積み重ねの道を示さないと、習近平国家主席は、アメリカの派手な広報戦略には、絶対に心を開かない。
米財務省には限らないものの、イエレンの舞台裏の地道な努力は効いた。
✅ 今の事態の整理をし互いの論点を提示しただけで、その意味では関係悪化を示唆していないが、かといって改善の兆しがあるとも見えない。

特に台湾については中共が一党独裁である以上昔から敵と位置付ける旧国民党政府を台湾として同一視し、国内問題という。

しかし台湾は一党独裁ではないし民進党という対立政党もあり民主化されていて、中国共産党の考える台湾=国民党国家=国内問題という論理には大きな矛盾がある。

両国の考えはこの見解の対立を現状維持させつつ、相互に利を傷つけないよう中国が傾き始めたようには見える。軍事転用を防ぐための先端半導体等の規制が影響があるのではないか。ぜひ日本も追随しないと日本が中国の高度武装化をアシストしてしまう。

ウクライナ戦争状況も中国を押し留める要因になっているだろう。ロシアとの関係から得るものでは西側から貿易規制されれば中国が得ている利益は総体としてより大きく傷つく。

-Yahooニュース
-, ,

© 2024 News HACK By Powered by AFFINGER5