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習近平やめろ 中国デモに識者驚く[2022.11.29]

習近平やめろ 中国デモに識者驚く

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 「習近平やめろ!」「共産党退陣!」 専門家が「天安門事件以来見たことない」と驚く中国のデモ活動 “ゼロコロナ政策”への不満の先にあるものは

厳しい「ゼロコロナ政策」が続く中国で、国民の不満が爆発しています。
 各地でデモが行われ、“白紙を掲げる”抗議も。政権を揺るがす事態となるのでしょうか。

首都・北京で、27日夜から28日未明にかけて集まった、数百人の市民。“表現の自由”を象徴する白い紙を持ち、「PCR検査はいらない。自由がほしい」などと訴えました。

 こうした市民の“不満”の背景にあるとみられているのが、11月24日に新疆(しんきょう)ウイグル自治区のウルムチのマンションで10人が死亡した火事。死者が出たのは過度なコロナ対策によって消火や救助が遅れたためと、ネット上で指摘する声が広がっていました。

 半年前、餓死する人が出かねないほどの危険な行動制限を経験した上海市民も、この火事に反応。上海の「ウルムチ」という名がついた通りで、新疆ウイグル自治区の犠牲者を追悼しました。
 “コロナ対策によって犠牲者が出る”という本末転倒の政策に悲しみが広がり、26日の夜には、「習近平は退陣しろ!」と異例の政権批判まで飛び出す事態になりました。

 27日の夜にも集まった人々が歌ったのは、中国の国歌。「民族最大の危機」「最後の雄たけび」といった歌詞が含まれています。

 彼らが掲げていた紙には、「あなたたちがたとえオスの鶏を殺しても、やはり夜明けはやって来る」といった内容が。朝になると鳴き声を上げる「オスの鶏」が、「政府に抗議の声を上げる人たち」を意味するとすれば、「それでもやってくる夜明け」とは、どのような未来を指すのでしょうか。

中国政治に詳しいジャーナリストの近藤大介氏も、「『習近平やめろ!』『共産党退陣!』といった表現を中国国民が使うのは、天安門事件以来見たことがない」と話すほどの事態になっている中国。

 27日に、上海の抗議の様子を取材した関西テレビの特派員に、詳しく話を聞きます。

――Q:抗議を間近で取材した感想は?

【森雅章 上海支局長】
「26日の夜に抗議活動が行われたので、27日も、また人が集まっているかもしれないと思い現地へ向かいました。地下鉄の駅から地上に上がるとすぐに抗議の声が聞こえたので、そのまま取材しました。私は2年以上上海にいますが、ここまでの抗議活動は初めて見たので、非常に驚いています」

――Q:BBCの記者が暴行を受けて拘束されたという話も…最新情報は?
「つい先ほど、中国側の反応が入りました。中国側はBBCの見解に違いがあると指摘しています。具体的には、取材記者が外国の記者であることを示していなかった、また現場で退避を勧告したものの記者が拒否したため、退避させたまでだと主張しています」

――Q:抗議の参加者はどんな人たち?
「私が見た感じでは、若い人たちが多かったです。上海市民は春先に60日以上の封鎖生活を余儀なくされたので、その不満もあって、今回気持ちが爆発したような印象です」

――Q:不満は市民全体に広がっている?
「はい、普段、上海市民はこういった荒々しい行動をあまりしません。今回これが具体的な動きとなったということは、市民の間で広く“ゼロコロナ政策”に対する反発心が広がっているように感じます」

――Q:“ゼロコロナ政策”だけではなく、政権や共産党への批判の声も上がっている?
「1日目の抗議の様子とされる動画には、『習近平国家主席』や『共産党』の退陣を求める声も記録されていました。私が取材した現場では、“無言の抗議”を示す白紙を掲げる人の姿が多く見られました。また、特に印象的だったのは、『自由』と書かれた紙をうつむきながら掲げていた若者の表情でした」

――Q:この抗議は今後も続きそう?
「その辺りははっきり分かりません。ただ、今日28日の朝も現場を見に行きましたが、周辺にはかなり多くの警察車両が配備されていました。また警察官も立っていたので、今後は抑止力がかなり強まりそうな予感がしています」
“ゼロコロナ政策”への抗議の先にあるものは

 中国政治に詳しい近藤大介氏は、すでに「習近平国家主席vs.14億の市民の構図」になりつつあると指摘します。今は“ゼロコロナ政策”に向いている怒りの矛先を当局がこのまま放置すると、「自由」や「民主主義」、政権転覆を求める動きにもつながりかねないということです。

 それを避けるため、中国政府が“ゼロコロナ政策”を転換することもあり得るのではと、近藤氏はみています。

 習近平国家主席が政策を転換する可能性について、関西テレビの神崎デスクは…

【神崎デスク】
「中国としてはこのまま全土に抗議の声が広がって、それに耐えきれなくなるというのを恐れると思います。習政権は『間違いだった』と認めたくないと思いますが、たとえば専門家会議などの科学的データを示して、新しい形に。『間違いではなかったけど新しい形に変えますよ』と“ゼロコロナ政策”を軟着陸させる可能性はあるのかなと思います」

  ◇   ◇   ◇

☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 多くの経験豊富なチャイナウォッチャーたちが、「信じられない光景」と指摘しています。専門家の間では、21世紀の天安門事件に波及する恐れも指摘されつつあります。監視社会と言われる中国であるにもかかわらず、多くの人がデモをしていると言うところにこれまでとは違う変化を指摘する声も聞かれています。国の治安を維持するために、習近平政権が経済を度外視するほどの強権的な対応を取るリスクが高まっています。習近平主席の権力が強まるほど、習近平主席の責任を問う声が共産党内で高まるとみられます。習近平主席は、これまで毛沢東のような振る舞いをしてきましたが、文化大革命のような混乱になるのか、今後が注目されます。不動産バブルの崩壊が中国経済のリスクと言われて来ましたが、そこに、中国の政治の混乱と言う新たな要因が加わりました。中国から撤退する企業はこれから増えていく可能性があります。
✅ 今の時代、いろいろ規制しているとはいえ、世界からの情報は入るだろう。この人たちは本当に命懸けで運動しているのはすごいことだ。
ただ、習近平も出方を間違えれば天安門事件の時のように、情報を遮断しても、あの時より遥かに一般民に情報が流れて危うくなる可能性はある。
ただ、世界中の国家を見ても独裁国家は必ず市民運動で存続は出来なくなる。特に中国は共産党と言う名を借りた、今では3期も継続した習近平の個人主義独裁国家。とうとうこの時が来たのは考えてみれば当たり前のような気がする。
これに影響され北朝鮮、ロシアも同じような動きが出るような気がする。
✅ 「1日目の抗議の様子とされる動画には、『習近平国家主席』や『共産党』の退陣を求める声も記録されていました。私が取材した現場では、“無言の抗議”を示す白紙を掲げる人の姿が多く見られました。また、特に印象的だったのは、『自由』と書かれた紙をうつむきながら掲げていた若者の表情でした」

この抗議は、独裁国家の中国では、すごいことだと思う。これらは命懸けの行動だ。当局が厳しく取り締まる可能性も高いのに、勇気ある行動であり、中国国民の不満は止まることはないかもしれない。時代はあきらにかに変化している。

中国が4分割されると予言めいたことを言っている人もいるのだが、どうなることだろうか。これは、日本の防衛力強化における今の増税議論(私は、今の物価高などの生活苦が多くの国民にある中で、増税などあり得ないと、強く政府与党を非難したいと思う)にも関係ある話なので、中国国民の動向には目が離せない。

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