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那須川天心デビュー戦3-0判定勝利[2023.4.9]

那須川天心デビュー戦3-0判定勝利

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 那須川天心デビュー戦3-0判定勝利「ボクシングでも世界を取りたい」新格闘技人生は白星スタート

47戦無敗の人気格闘家でプロボクサーに転向した那須川天心(24=帝拳)が満点の白星デビューを飾った。

 日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)とのスーパーバンタム級6回戦に臨み、2回に右フックでダウンを奪って3-0の判定勝ちを収めた。ジャッジ3人中2人がフルマークをつけて日本ランカーに圧勝。所属ジムの本田明彦会長(75)から100点の高い評価を得た。キック時代と変わらないド派手な入場で会場を盛り上げ、トータルで「天心劇場」を演出した。

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 ボクシングの舞台でも那須川は存在感十分だった。日本ランカー与那覇に対し、余裕を持ってクールに攻めた。「攻撃はほぼ全部見えたかな」。2回、バランスを崩した相手に右フックを合わせてダウンを奪うと、3回は相手の右目上をパンチで切り裂いた。4回には左カウンターから16連打のラッシュ。「終わらせてやろうかと思ったけど」。TKOまでは奪えなかったが見せ場を演出。トリッキーにノーモーションの左で何度も相手顔面を打ち続け「倒したかったというのはあるが、6回を経験できたのは大きい」とうなずいた。

 3分3回(延長1回)が基本となるキックルールでは味わうことのない6回でも充電切れはなかった。「スピード的にも良かった。空間把握もできた。警戒すぎたのが大きかった。もっと倒せるようなパンチを磨きたい」。繊細な準備が“売り”の男らしく、反省も忘れなかった。

 2度の米ラスベガス修行などを含め、この半年間、那須川の指導を続けた所属ジムの本田会長は「私からすると100点満点。6カ月の練習でできることはすべてやった」と褒めちぎった。さらに「3カ月後か4カ月後は分からないが、1年くれれば本物になっている」と太鼓判。これで日本スーパーバンタム級ランク入りは確実となるが、同会長は「1年後には日本でトップになっているはず」と強調した。

 デビュー戦の花道。那須川は炎と火花の演出をバックに姿をみせた。キック時代と同じ矢沢永吉の「止まらないHa~Ha」に乗ってリングイン。米人気リングアナのジミー・レノンJr.氏にコールされる豪華な登場だった。

 「倒せはしなかったが、ダウンを取って勝てた。ボクサー那須川天心として見てくれるのではないか。必ずボクシングでも世界を取ろうと思っている」。

 常に「対世界」を見据える那須川の第2章が、ド派手に始まった。【藤中栄二】

 ◆1R

 開始から与那覇が前に出て右強打を振るうも空振り。その後はサウスポースタイルの那須川が、与那覇を翻弄(ほんろう)した。

 30秒すぎに左ボディーアッパー2連発で会場を沸かせ、1分半すぎにワンツー2連発。さらに残り30秒で左ストレートをカウンターで決める

 【日刊採点】10-9那須川

 ◆2R

 開始早々、那須川が右フックでダウンを奪う。その後は左ストレート、左ボディアッパーを面白いように決める。

 1分50秒すぎに左ストレート連打で与那覇を後退させる。トリッキーな動きで相手を幻惑するパフォーマンスも。

 与那覇は那須川のスピードについていけない。

 【日刊採点】10-8那須川

 ◆3R

 残り1分から那須川がエンジン全開。強烈な左ストレートを次々と決める。残り30秒には右フックも。与那覇は右目尻をカット。

 一方的な那須川のペースに

 【日刊採点】10-9那須川

 ◆4R

 与那覇は開始から前進するもパンチはことごとく空を切る。1分20秒すぎに那須川のワンツー、右から左ボディーブローと次々ヒット。

 2分20秒すぎに強烈な左ストレートを決めると、一気にラッシュ。与那覇をロープにつめてめった打ち。

 与那覇はなんとか倒れずに踏ん張る

 【日刊採点】10-9那須川

 ◆5R

 50秒すぎに那須川の左ストレートが強烈にヒット。与那覇は大振りの左右パンチを振り回すが、那須川はすべて外す。

 2分すぎに与那覇が連打も那須川は堅いガードで1発も食わず。

 【日刊採点】10-9那須川

 ◆6R

 那須川はフットワークをつかって距離を取り、ジャブを突く。無理をしないボクシングに。

 中盤に与那覇の左右ボディーフックがヒット。しかし、残り30秒から左ストレートを皮切りに那須川の連打が次々とヒット。

 与那覇も踏ん張る。そのまま終了のゴングが鳴る。

 那須川が3-0の大差判定勝ちを収めた。

 【日刊採点】10-9

 <那須川天心(なすかわ・てんしん)>

 ◆生まれ 1998年(平10)8月18日、千葉・松戸市生まれ。

 ◆名前の由来 父弘幸さんが「天に心を持て」と命名。天のような大きな心を持ち、感謝の気持ちを持って欲しいと願いが込められている。

 ◆スポーツ歴 父弘幸さんが元サッカー選手で中学時代に全日本制覇の経歴を持つため、最初はサッカーを習うもGK。5歳で極真空手を開始。小学5年でジュニア世界大会優勝。その後、キックに転向。

 ◆キック&総合格闘技 14年7月、15歳でプロデビュー。15年5月にプロ6戦目の16歳でRISEバンタム級王座を獲得。16年12月にRIZINに参戦し、総合格闘技にも挑戦。18年6月、初代RISE世界フェザー級王者に。22年6月、K-1の元3階級制覇王者・武尊に判定勝ち。

 ◆家族、スタイル 両親、妹2人、弟。身長165センチの左ボクサーファイター。体重は61キロ(通常)。

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 那須川天心の注目のデビュー戦。天心は終始ペースを握り、格上の日本ランカーを圧倒した。動きの中でもっとも目を引いたのはスピードだ。2ラウンドでダウンを奪ったパンチは、プロでも分からないレベルだった。左ストレートはジャブのような速さで異次元だった。また、コンビネーションも、バリエーションが豊富で相手からしたら予想しにくかっただろう。与那覇の頑張りもあり、KOすることはできなかったが見ている観客を魅了した。デビュー戦は合格点だっただろう。
✅ 天心、ディフェンスは抜群にいいと改めて感じた。
スピードが違う。ただオフェンスについては
ダウンを奪い取れるパンチはこれからなのかなと。
カウンターとかなら、ハマるイメージはあったけど、
自分から入り込み打ち込むっていうのは、
まだまだかな。

最後に、魅せる演出ボクシングはもっと実績作ってからの方がいいのか、新しい世代のボクシングなのか?
会場もキックの雰囲気と違う、そんな印象でした。
✅ 勝つには勝ったが、相手の与那覇選手の前に出続けるボクシングはカッコよかったです。
最初は那須川天心の一方的な試合になるかと思っていましたが、さすがは日本ランカーですね。
足が止まらない、前に出る、闘志溢れる選手でした。
与那覇選手の方に自分は心打たれましたよ。
素晴らしい選手、天晴れ与那覇選手。

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