岡田彰布監督、復帰1年目でのリーグV
✍️記事要約
阪神・岡田彰布監督(65)が「名将」の称号を奪い返した。優勝マジック1としていた阪神は14日、本拠地・甲子園で巨人に4―3で勝利。岡田監督が指揮した05年以来、18年ぶり10度目(1リーグ時代4度を含む)のリーグ優勝を決めた。9月1日から11連勝で、10連勝以上での優勝決定は59年の西鉄(13連勝)以来、史上2度目。
03年の9月15日を1日上回る球団の最速V決定となった。08年に大逆転V逸の責任をとり辞任してから15年。猛虎復活を託されて復帰した岡田監督は、合言葉にした「アレ」を1年で成し遂げた。阪神は14年以来の日本シリーズ進出をかけ、10月18日からCS最終ステージに臨む。
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―本拠地・甲子園で胴上げ
「甲子園で、たくさんのファンの前で、絶対に今日決めようと、みんながそういう気持ちだった」
―9回は1点差。最後の心境は
「1点でも勝ちは勝ち。それを岩崎が一番分かっていると思うんで、ベンチで安心して見ていました」
―投手中心の守りの野球
「最初は西勇と青柳でいっぱい勝てると思ったけど(笑い)。でも、勝負の8月から帳尻合わせてくれて、さすが。若い村上、大竹が本当によく頑張って10勝ですから。ブルペン陣のみんながすごいんですよ。まだJFKまではいかないけどね」
―打線は
「開幕からあまり打順を変えないで、優勝の瞬間までこの打順でいけたということは、適材適所というか、役割、打順で仕事をしたと」
―ポストシーズンに向け
「これだけいっぱい入ると、もう球場には入れないんで。しょうがないけど。阪神ファンのみなさんは全国にたくさんいるので、テレビとかラジオでも応援してもらって。僕らは応援に応えることしかないので、最後まで頑張ります」
―シーズンで苦しかった時期は
「別に。しんどい時期はなかったよ。(負け越した交流戦も)チームの流れが悪いということはない。(抑えの)湯浅や岩崎がやられたとかな、そういうのはダメージないよ。原因が明確で、チームが変なことをしたわけじゃないから。相手がこっちを上回る時はあるよ」
―シーズン前半は選手に伝えることや考えることも多かった
「まあ、やることは多かったわな。ゲーム中もな」
―一番伝えていたことは
「ゲームの中で気づいたこと。打ち方とか、ボールの見極め方とか。ああいうケースはこうしたらええとか、あかんとか」
―チームの成長を感じた時期は
「5月は出来すぎ、勝ちすぎと言うたけど、ちょっとびっくりしたな。ハッパかけたわけでもないし、みんなを酷使したわけでもない。力つけてきてるなと思ったよ」
―選手が監督の野球を理解してくれた
「理解したから、こういう成績なんやろ」
―前半戦はスタメンを外したこともある佐藤輝が後半戦は活躍
「使わなあかん選手とは思ってるよ。でも今はそこまで期待してない、はっきり言って。別に期待する必要もないわな。たまに打つんやったら打ったらええし。打ったら3点が5、6点になる。でも、その3点でも勝てるからな」
―ベンチでの監督の笑顔やガッツポーズは以前はなかった
「いや、そんなことないと思うけどなあ」
―自然に出るのか
「自然や、自然。まあ、前は勝たなあかんチームやったけど、今は絶対勝たなあかんという感じでやってないから。(就任した)去年のオフ、周りは、俺が監督だったら勝てるみたいな雰囲気になってたけど、『17年も優勝してないのに、そんな簡単に勝てるか。何、そんな簡単に言うとんねん』って思ったよ。『本当に俺が勝つなら、もっとはよしとけ、こんな年いってからやらんと』って、俺はそう思ったよ」
―評論家として阪神が優勝ができないのが歯がゆかった
「そら、歯がゆいよ。優勝できないチームじゃないって言うてたやんか。あと5年早くしといてくれたらのう。もうちょっと体力残ってたのに(笑い)」
―体力的には苦しかった
「移動とかがしんどいわ、ホンマ」
―グラウンドでは
「そんなん、何も。ベンチで座ってるだけ、頭で考えたらええだけや。オリックス(退任)からも11年か、やっぱ長いな。そら、体力落ちるやろ。阪神からは15年ってすごいで」
(続けて)
「でもな、昭和の野球とか言われる時もあるけど、昔のことでもええことは継続したらええ。知ったかぶりが今の野球は昔と全然違うとか言うけど、そんな違わへんて。ベースの大きさも距離も一緒やし」
―生え抜き選手が多いチームを率いての優勝
「そら、理想よ。(全球団)外国人ナシにしてほしいくらいや。外国人抜きなら、阪神もっと強いで、はっきり言うて。外国人なしの日本野球にならんかな。それ、外交問題になるな(笑い)」
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
18年ぶりのリーグ制覇おめでとうございます。まさか優勝の瞬間に生で立ち会えるとは夢にも思ってませんでした。
岡田監督は、
思えば就任以来掲げてきたことを尽く有限実行してきたなと思います。
振り返れば野手の入れ替えはシーズン通してほとんどなく、よく戦い抜いてきたなという印象です。
とにかく優勝という最高の結果を出したことが素直にすごいですし、本当にうれしい。
感動をありがとうございます。
ポストシーズンも頑張って下さい。
✅ 2005年度の阪神は、終盤でのリードした場面では、藤川…ジェフ,ウィリアムス…久保田(JFK)のフル回転でしたが、今季は特定の方程式を創らなかったのは、恐らくどの投手にも比べ様が出来ない程の安定さがあったからだろう︎と思う。
其れに投手陣の戦力も豊富と言う事で、特定の投手に負担を欠けたくないからでしょうね。
3連投以上は、させずに投手陣を回した結果だと思います。
勝負処ろでは、1イニングを1人の投手に任せず、1ポイントでも継投で繋いだ結果ですね。
攻撃では、出塁率に拘り、打つ事よりも先ずは四死球でも出塁する事を頭に叩き込んだ成果。
終盤1点差と負けてる試合でも、先ずは得点圏に走者を進める策に徹したこと。
他省の変動はあったが、守備位置と打順の固定に徹したこと。
私は下位に10ゲーム差以上、離しての優勝なのでCSは不要だと思うが、一度勝敗がリセットされるので、怖さもありますね
✅ リリーフを休ませながら使い、かつ育てるなんて働き方改革を体現したような起用方法でした。
それが出来たのは選手各々の才能と頑張り、岡田監督の手腕なのでしょう。目指す野球のスタイルがチームに浸透した、見事なシーズンだったと思います。ポストシーズンでも采配の妙が見たいです。