ガザで国連職員100人超が死亡［2023.11.11］

✅ 国連職員が100人超も殺されることは、過去のイスラエル軍によるガザ攻撃ではありませんでした。今回の空爆がいかに無差別で大規模なものかを物語っていると言えましょう。イスラエル軍は「南部に避難しろ」と呼びかけていますが、南部にも猛空爆が行われています。「ハマスが住民を盾にしている」と主張しますが、その根拠は乏しい上、例え軍事目標がそこにあったとしても民間人の巻き添え被害が最小限になるよう国際人道法に定められており、今回の一連の空爆での民間人被害の大きさは「もはや『巻き添え』と言えるものではない」と国連パレスチナ難民救済事業機関のフィリップ・ラザリーニ事務局長は強く批難しています。ハマスへの報復が目的であっても、イスラエルが国連加盟の法治国家である以上、国際人道法は遵守すべきです。あくまで無視する姿勢を貫くのであれば、イスラエルに対する制裁も検討されるべき段階に来ていると思われます。
✅ 有識者がいうように国連職員といっても現地人がおおいとのこと。
考えてみれば当たり前のことで国連が現地人に教えるという基本姿勢がここにも表れている。
日本が各国に高速列車やインフラを輸出する場合、日本人が大挙して現地で作り上げて終わりというわけではないことも同じ理由である。
現地の人が自主的に維持できてこそ職務は完結するんだという国際常識に習っているわけである。
とはいえ国連職員が１００人も亡くなったということは国連軍が出動してもおかしくないという案件である。もっとも最近の国際組織は安易にそんなことはしないだろうが。
最も深刻なのは今日の時点でガザの子供が約５０００人亡くなっているということである。
害悪をまき散らす大人は即刻いなくなれば良いが、子供はそうはいかない。パレスチナの未来を担うはずだった５０００人の子供の命を奪ったことは彼らにとって大きな損失である。
子供を殺めた代償は大きい。
✅ ハードパワーが、そもそも国連には無く、イスラエルの支援をしている米国とアラブ諸国が支援しているハマスは、パワーゲームをしてハードパワーが強いほうが、優位に進み、どれだけ犠牲者がでようが、相手が白旗上げるまで、この戦いは続く、ロシアにしろイスラエルにしろ核兵器をもっていれば、国連は手も足も出せない現実は、核保有国が侵略戦争をしても、世界は留め立てできる事はできるのであろか。ますます不安定な社会の秩序を保つためには、絶対的正義のハードパワーを持っ機構（組織）が絶対必要だ。