Yahooニュース

中国への直接投資82%減 外資離れ[2024.2.19]

中国への直接投資82%減 外資離れ

【記事詳細】Yahooニュース

✍️記事要約

✅ 中国への直接投資82%減 外資離れ、30年ぶり低水準

中国国家外貨管理局が18日公表した2023年の国際収支統計によると、外資企業による直接投資は前年比82%減の330億ドル(約4兆9千億円)だった。新規投資が落ち込んだ上、撤退や事業縮小による資金回収の動きもあったとみられ、30年ぶりの低水準となった。地政学的リスクの高まりや改正反スパイ法の施行を受け、外資企業の投資意欲が減退していることが鮮明となった。

23年7~9月期は資金の流出額が流入額を上回り、統計を確認できる1998年以降で初のマイナスとなった。10~12月期は175億ドルのプラスに転じ、通年でもプラスを確保したものの、ピークの21年と比べると約1割の水準まで落ち込んだ。

 半導体などの先端技術を巡り、米国主導の対中輸出規制が強化されているほか、中国国内では国家安全を重視する観点から経済活動への締め付けが厳しくなっている。長引く不動産不況を背景に中国市場の成長力にも陰りがみられ、外資企業は中国への投資に慎重になっているとみられる。

■英訳

According to the 2023 international balance of payments statistics released by the State Administration of Foreign Exchange of China on the 18th, foreign direct investment by foreign companies decreased by 82% from the previous year to $33 billion (approximately 49 trillion yen). The decline in new investments, coupled with movements to withdraw or shrink businesses for capital recovery, contributed to the lowest level in 30 years. The increase in geopolitical risks and the enforcement of amended anti-spy laws have clearly led to a decrease in the investment appetite of foreign enterprises.

In the July-September quarter of 2023, the outflow of funds exceeded the inflow for the first time since 1998 when statistics were available. The October-December quarter turned positive with a surplus of $17.5 billion, ensuring an overall positive balance for the year. However, compared to the peak in 2021, the level dropped by approximately 10%.

The tightening of US-led export controls to China, particularly concerning advanced technologies like semiconductors, and stricter regulations on economic activities within China from a national security standpoint have contributed to the cautious approach of foreign companies towards investing in China. With the prolonged real estate downturn casting shadows over the growth potential of the Chinese market, foreign enterprises are believed to be increasingly cautious about investing in China.

  ◇   ◇   ◇

☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 中国は昨年7月に反スパイ法を改正し恣意性を拡大。外国企業は自社の社員の身柄拘束等への不安から、中国でのビジネスを見直しています。米国は先端半導体やAIの分野で対中輸出規制を強化し、世界の供給網からの中国排除を志向。チャイナリスクを嫌って諸外国も脱中国依存を急いでいます。その象徴が対中直接投資の激減です。こうした動きは先進国に技術移転を強要してきた中国の技術進歩を遅らせることでしょう。なお、かつて連動していた日中株価は今やワニの口のように上下に乖離。経済よりも権威を重視する習政権への失望が市場の動きに表れています。中国人も本土市場で中国株を売って日本株ETFを爆買い。中国人までもが脱中国を急ぎ、それが日本株押し上げに働いています。また、中国は外貨準備を米国債から金へと切り替えています。このことは台湾有事や米中対立激化への備えにも見え、そうした不穏な動きが脱中国を一層加速させています。
✅ これまで香港からの投資分を海外分に入れ込んでいたが、それも含めて大きく減っていることである。つまり、香港と中国が一体化したことで、香港への投資も減り、香港を通じた投資も減ってきている。

まあ、一般的にみて、誰も投資したくない状態であることに変わりはない。
✅ 中国からの資金流出は1000兆円とも言われる。今の時点ではその資金の多くがアメリカと日本の市場に流れてきて一時的なバブルみたいになってるけど、海外のファンドは普通結構なリスクをとってもギリギリまで儲けようとする。それを思うと中国の現在の状況はかなりヤバいのではないのか?富を国民に与えることで一党独裁を維持してきた中国共産党にとってそれができなくなった時暴発するリスクがかなり近づいているのかもしれない。その辺をマスコミはしっかり取材して欲しいのに。

-Yahooニュース
-,

© 2024 News HACK By Powered by AFFINGER5