東京株4万円突破 官房長官が見解
✍️記事要約
日経平均株価が史上最高値を更新し、4万円台を突破したことを受け、林官房長官は午前の記者会見で“株価の日々の動向にはコメントしない”と前置きしたうえで、「日本経済の変革に向けた取り組みに対して、マーケット関係者を含めて、ポジティブな評価があることは大変心強く思っている」と述べました。
林長官は、デフレからの完全脱却や物価高に負けない賃上げの実現など政府の取り組みを挙げたうえで、「株価の水準に一喜一憂せず、こうした取り組みを着実に進めてまいりたい」と強調しました。
■英訳
Following the Nikkei Stock Average reaching its all-time high and surpassing the 40,000 yen mark, Chief Cabinet Secretary Hayashi, in a morning press conference, prefaced by stating, "I won't comment on the daily movements of the stock market." He then stated, "I am greatly encouraged by the positive evaluations, including from market participants, regarding efforts towards reforming the Japanese economy." Hayashi cited government initiatives such as complete departure from deflation and achieving wage increases that can keep up with price rises, emphasizing, "Without getting overly excited or worried about the level of stock prices, we want to steadily advance these efforts."
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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️
株価が上がっている最大の要因は円安の進展だ。円安は輸出関連企業の国際競争力を強めて業績の伸長をもたらす。また、円安は海外投資家にとって日本株を割安にする効果もあり、海外からの投資マネーの大量流入にもつながっている。
日本株が上がっているもうひとつの理由は、労働分配率の低下だ。
人件費の割合が低く抑えられているため、企業収益がその分拡大することになる。
ただ、最近の株高を演出している2つの要因は国民生活にはマイナスの影響を及ぼす。
円安は輸入物価上昇を通じて物価高を引き起こしており、労働分配率の低下は賃金の伸び悩みにつながっている。
いうなれば、実質賃金の低下という国民生活の犠牲のもとで株価が上がっているようなものだ。
✅ 米国株式市場ではダウ平均、ナスダック、S&P500種が過去最高値を更新し、欧州ではイツのDAX指数は過去最高値を更新するなどしており、出遅れ感のあった日本株もやっと追いついてきたといったところではなかろうか。官房長官は、日本経済の変革に向けた取り組みとおっしゃるが、具体的に示してほしいところでもある。たしかに賃上げなどの動きから、過去とは異なった動きが出ていることもたしかではある。ただし、株価は企業業績そのものに加え期待感から買われることもある。今回の上昇は、その期待感が非常に強い側面もあるのではないかと思う。
✅ 賃金が低下してるのではなく、社会保険料という税が毎年上がってるのが問題なんだと思います。
社会保険料を会社と折半しているのも国がうまく隠れ蓑としてステルス増税になってます。
社会保険料というコストがなければ、その分給与に上乗せできます。
国の赤字を会社に負担させて、会社がどんなに売り上げ上げても税でとられてしまい、労働者に還元できない現状を変えていくべきです。
国としては、株が上がってるのに会社が賃金を上げないとして、会社が悪いように世論を持っていきたいのでしょうが、売り上げが上がっても税のせいで利益が上がらないまま賃上げをしていくと、経済自体が破綻します。
国の社会保険料を含めた増税路線を改めるしか道はないと思います