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「専業大家」、裕福で時間もたっぷりのはずが…節約生活・社会復帰不可の「引きこもり」の悲しい実態[2024.3.7]

「専業大家」、裕福で時間もたっぷりのはずが…節約生活・社会復帰不可の「引きこもり」の悲しい実態

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✍️記事要約

✅ ファストフードのバイトにも落ちる。「専業大家」、裕福で時間もたっぷりのはずが…節約生活・社会復帰不可の「引きこもり」の悲しい実態

「大家業」と聞くと、不労所得で高収入を得られるイメージを持つ人は多いでしょう。退職後の資産形成として、専業大家を目指している人もいるかも知れません。しかし実際は、羨ましがられるような生活からは程遠いようで……。本記事では、恵比寿吉之助氏の著書『50代から年収100万円アップできる老後資産構築法』(ごきげんビジネス出版)から、専業大家の実態について解説します。

■ 専業大家の悲しい実態

不動産投資の世界では、たくさん物件を保有する専業大家に憧れる方もいるでしょう。ここからは、専業大家になった後はどのような暮らしが待っているのか、「専業大家の実態」をリアルに語ります。

専業大家のメリットは、家賃収入だけで生活できることです。労働収入が不労所得に変わるので、会社に行く必要はありません。毎日が日曜日。自由な時間がたっぷり。何もしなくてもお金が入ってきます。

「うらやましい!」と思いましたか? でも、実際はそうではないのです。例をあげます。

・毎日ヒマで死にそう。遊ぶのも飽きた。ヒマつぶしのような人生。
・自分はヒマだけど、周りは忙しいので遊び相手がいない。社会との関わりがなく常に孤独。心を病む。
・多額の借金と家賃収入だけで生活するプレッシャーで、ケチケチ節約生活。
・お金が最大の関心事。お金の増減に一喜一憂する。
・リフォーム屋にお金を払うのがもったいないので、DIY(自ら労働)をする。
・お金持ちになったのに、怖くてお金が使えない。
・「贅沢は敵」と思っているので、他人の贅沢が許せない。
・ヒマなので、SNSで愚痴や文句の投稿を連発。人間が腐っていく。
・大家以外の仕事をしたくなっても、引きこもり生活が長すぎて、世の中に順応できない。

あなたは、このような人になりたいですか? ですが、これが専業大家の現実なのです。

■ 不幸な専業大家が続出する理由

当たり前ですが、家賃収入は満室時がMAX。そこから減ることはあっても、決して増えはしません。退去になれば収入が減り、修繕があればお金が出ていきます。そこそこ家賃収入があっても、突然の退去や修繕を恐れるので、お金が使えなくなるでしょう。

家賃収入の額面は大きいのに、生活レベルは会社員以下。はた目には裕福そうに見えるので、うらやましがられますが、多額の借金で家計は火の車のこともあります。

そして何より収入源が1つしかないので、お金の不安は消えることがありません。物件を売れば、借金返済のプレッシャーはなくなりますが、物件を売ると収入が激減しますので、専業大家は物件を売ることに恐怖を感じます。

会社員のときは会社に縛られていたのが、専業大家になったら今度は、「物件や借金に縛られる状態」になるということです。それって自由ではないですよね。

物件の修繕をDIYしている人も多いですが、自らせっせと労働しているので、不労所得ではないです。これでは会社員がリフォーム屋に変わっただけですね。

専業大家はファストフードのバイト面接にも落ちるような生活

お金と時間がたくさんあるのですから、自由になれそうなものですが、お金の不安からお金は使いたくても使えない。時間だけが余る。

でも、誰も相手をしてくれないから、家でひとりゲーム三昧の日々。ファストフードのアルバイトの面接に行って落ちた、という話も聞いたことがあります。

専業大家の暮らしは、「時間もお金もたっぷりあって遊んで暮らせる」イメージがあるかもしれませんが、社会に適応できず、誰からも尊敬されないどころか、「あんな大人になりたくない」という反面教師になりかねません。

お金と自由時間だけにフォーカスすると、方向性を間違えます。

不動産投資は「手段」にすぎません。方向性が変われば、取るべき手段が変わります。大事なのは、「どんな生き方をしたいか」です。

まず、自分にとって理想のライフスタイルをイメージし、そのためにお金はいくら必要なのか、時間はどのように使うのかを明確にしてから不動産投資をはじめましょう。

■英訳

When you hear the term "full-time landlord," many people may envision a lifestyle of passive income and high earnings. Some may even aspire to become full-time landlords as part of their retirement asset building strategy. However, the reality seems far from the envy-inducing life it's perceived to be. In this article, we'll delve into the actual situation of full-time landlords, drawing insights from the book "Retirement Asset Building Method to Increase Annual Income by ¥1 Million from Your 50s" by Yoshinosuke Ebisu (published by Gokigen Business).

**The Sad Reality of Full-Time Landlords**

In the world of real estate investment, there's an allure to becoming a full-time landlord with multiple properties. Let's discuss the real-life experiences of full-time landlords.

The benefit of being a full-time landlord is the ability to live off rental income alone. With labor income replaced by passive income, there's no need to go to the office. Every day feels like Sunday, with plenty of free time and money flowing in effortlessly.

Did you think, "That sounds amazing!"? Well, the reality is quite different. Here are some examples:

- Feeling bored every day, with leisure losing its appeal, leading to a life that feels like killing time.
- Being idle while others are busy, resulting in loneliness and possibly depression due to lack of social interaction.
- Living under pressure to survive solely on rental income and significant debt, leading to a life of penny-pinching.
- Constantly worrying about money and its fluctuations.
- Choosing DIY projects over hiring professionals to save money.
- Feeling scared to spend money despite being wealthy.
- Holding a disdain for luxury and resenting others' indulgences.
- Using social media to vent frustrations and complaints due to excessive free time, leading to personal deterioration.
- Long-term isolation leading to difficulty reintegrating into society, even if one desires to pursue other careers.

Do you aspire to be like this? This is the reality of being a full-time landlord.

**The Reasons Behind the Unhappiness of Full-Time Landlords**

Naturally, rental income is maximized when all properties are occupied. However, income doesn't increase beyond that point and can only decrease due to vacancies or repairs. Even with substantial rental income, the lifestyle may still be below that of a salaried worker. Despite appearing affluent, many full-time landlords struggle with significant debt.

Moreover, relying on a single source of income leads to constant financial insecurity. While selling properties may alleviate debt, it also drastically reduces income, instilling fear in full-time landlords.

Transitioning from being tied to a company as an employee to being tied to properties and debt as a full-time landlord isn't true freedom.

Despite having ample money and time, the fear of financial insecurity prevents spending, leaving only excess time. This often leads to days filled with solitary activities like gaming, and sometimes even unsuccessful attempts at part-time jobs, such as fast-food positions.

The lifestyle of full-time landlords may seem like one with abundant time and money for leisure, but the inability to adapt to society and lack of respect from others can serve as a cautionary tale.

Focusing solely on money and free time leads to a misguided direction.

Real estate investment is merely a means to an end. The approach changes based on the desired lifestyle. What's important is defining the life you want to live.

Start by envisioning your ideal lifestyle and determining how much money and time you need to achieve it before embarking on real estate investment.

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☘️ヤフコメ❗️ピックアップ☘️

✅ 個人で宅建業を営んでます。また同時に自ら買い取った物件で賃貸業もしていますが、こういう業態はいわゆる町の小さな不動産屋さんでは非常に多いと思います。基本的に一般に出回る収益物件はすでに業界内である程度知られてしまいますので、いい物件は不動産屋が買って自分で経営します。つまり一般に出回る物件はプロが買わなかったものです。また管理業は個人でやるのは大変です。緊急時は夜間や早朝、関係なく連絡きますし、何かあるかもとなかなか遠出はできません。休みもはっきりしません。そういう会社に任せるのも手ですが結局はこちらに連絡はきます。お金だけ数えて生活というわけにはなかなかいかないですよ。あと孤独死案件は精神的にこたえますね。私は支払いがおおむね終わったら最低限の軒数を残して売り払うつもりでいます。そこを考慮して投資するのは戸建借家のみです。一般の方が楽そうと安易に投資しないほうが賢明だと思いますね。
✅ 自営だけど、不動産賃貸と株もやってます
先祖からの地主でなく、自力で不動産賃貸の専業で暮らせるなら、大した方です
物件を見つけて、銀行から融資を引っ張り、賃貸業者に入居者を紹介してもらうとか、大家は大変な仕事です
少しでも気を抜くと、変な入居者が入ったり、物件が荒れたりしますからね
一番楽なのは株だなぁ、株は何もしないでも株主というだけで、配当とか来るからなあ
✅ ファストフードのバイトの面接も落ちる・・・驚きですがわかる気がします
社会との接点を持っていれば緊張感もあり、身だしなみや顔つき、言動もそれなりに緊張感のあるものになると思いますが、節約しながら生活できるくらいの収入があり、人と接することを避ける性格だと「身なりも態度も他人の目を気にしない人」もいるのだろうなと思います

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